グラフの基本的な要素の名称

まずはExcelで作成するグラフの、主な要素の名称を覚えましょう!

グラフの各要素の名称

グラフの各要素の名称 ① グラフエリア ② グラフタイトル ③ 縦軸 ④ 縦軸目盛線 ⑤ 横軸 ⑥ 凡例 ⑦ 系列 ⑧ グラフ要素ボタン ⑨ グラフスタイルボタン ⑩ グラフフィルターボタン

① グラフエリア
② グラフタイトル
③ 縦軸
④ 縦軸目盛線
⑤ 横軸
⑥ 凡例
⑦ 系列
⑧ グラフ要素ボタン
⑨ グラフスタイルボタン
⑩ グラフフィルターボタン

グラフ要素の編集方法

要素やその編集方法はたくさんありますが、グラフの見やすさを整えるためによく行う以下の場合について、具体的にやり方を解説していきます。

a:グラフタイトルを編集する
b:縦軸の目盛を調整する
c:グラフの横軸と凡例を入れ替える
d:グラフの軸ラベルやデータラベルを表示させる
e:マイナスがあるグラフで横軸ラベルの位置を変える
f: 軸の目盛の単位を変更する

a:グラフタイトルを編集する

グラフを作成した直後は「グラフ タイトル」と表示されているので、その箇所をクリックしてグラフのタイトルとなる任意の文字を入力します。タイトルを表示したくない場合は、マウスを右クリックして「削除」を選ぶとグラフタイトル枠が消去されます。

グラフタイトルを編集

b:縦軸の目盛を調整する

縦軸の目盛間隔を変更してみましょう。例えば、下のようなグラフの目盛間隔を50から25に変更するとします。

縦軸の目盛りを調整

グラフ要素ボタンをクリック→グラフ要素一覧の項目から「軸」の右側にある「>」をクリック→「その他のオプション」をクリックすると「軸の書式設定」の画面が表示されます

軸の書式設定

「軸のオプション」の「▼(プルダウンマーク)」をクリックし「縦(値)軸」を選択すると、縦軸のさまざまなオプション項目を設定できる画面が表示されます。
※縦軸のエリアを選択してから右クリックして表示された一覧から「軸の書式設定」を選ぶ、または縦軸のエリアをダブルクリックしても、同じように縦軸の書式設定の画面を表示させることができます。

軸のオプション

「軸のオプション」の単位「主」で目盛の間隔を設定できます。50.0から25.0に変更することで、グラフの目盛間隔の表示が変わりました。

このほかにも「軸の書式設定」では、目盛の最大値や最小値を変更したり、表示形式を変えたり(\マークをつけるなど)することもできます。目盛の間隔や最大値などを変更することで、グラフの印象は大きく変わります。設定を変えてみながら、見やすいグラフに整えましょう!

c:グラフの横軸と凡例を入れ替える

例えば以下のような表があった場合、グラフのように月別にまとめた棒グラフにするか、もしくは野菜の種類別にまとめるか、2通りの見せ方があります。
どちらの見せ方にするか、横軸と凡例を入れ替える操作をすることで簡単に切り替えることができます。

横軸と凡例を入れ替え設定

横軸と凡例を入れ替えるには、まずグラフエリアを選択します。「グラフのデザイン」タブが表示されるので、「行/列の切り替え」をクリックすると、横軸と凡例が入れ替わったグラフが表示されます。

横軸と凡例の入れ替え完了

d:グラフの軸ラベルやデータラベルを表示させる

グラフエリアを選択して「グラフ要素ボタン」をクリックすると、各要素の表示・非表示を選択できます。
「軸ラベル」は縦軸・横軸が何を表しているか、「データラベル」はそのグラフの値がいくつなのかをわかりやすく補足できる要素です。どちらもデフォルト(初期設定)では非表示となっており、グラフ要素のチェックボックスにチェックを入れることで表示できるので覚えておきましょう。

グラフの軸ラベルやデータラベルを表示させる

⑪ 軸ラベル
⑫ データラベル

表示されたときは縦・横とも「軸ラベル」とテキスト表示されているので、グラフタイトル同様にその箇所をクリックして、任意のテキストを入力します。軸ラベルを表示したくない場合は、マウスを右クリックして「削除」を選ぶと軸ラベル枠が消去されます。

上のグラフの縦軸のラベル「売上金額」は、デフォルトでは90度左に回転した状態になっていますが、縦書きに変えることもできます。
縦軸ラベルを選択した状態で「軸ラベルの書式設定」を開きます。文字のオプション→テキストボックス→文字列の方向の「▼」をクリックすると、文字の向きを選ぶことができます。ここでは「縦書き」を選択しました。

軸ラベルの編集

縦軸ラベルの「売上金額」が縦書きで表示されました。

e:マイナスがあるグラフで横軸ラベルの位置を変える

マイナスの数字を含む表を棒グラフにした場合、以下のように横軸ラベルが縦軸の「0」の位置に表示されてしまい、見づらく感じる場合があります。

マイナスがあるグラフで横軸ラベルの位置を変更

そんなときは、横軸ラベルの位置を変えるとスッキリ見えます。
横軸ラベルを選択した状態で右クリックし、「軸の書式設定」を開いてみましょう。ラベルの位置の「▼」をクリックすると、どの位置に表示するか選ぶことができます。ここでは「下端/左端」を選択しました。

横軸ラベルの位置を変更後

横軸ラベルの位置がグラフの下端に表示され、見やすくなりました。

f:軸の目盛の単位を変更する

元データの数字の桁数が多い場合、グラフの軸に表示された数字が見づらくなります。

軸目盛の値を変更

そんなときは、目盛を千単位や万単位で表示させるとスッキリ見えます。
縦軸のエリアを選択した状態で「軸の書式設定」を開きます。表示単位の「▼」をクリックすると、目盛をどの単位にするか選ぶことができます。ここでは「万」を選択しました。

変更させる部分を選択し、単位を選ぶ

縦軸の数字が万単位になり、グラフが見やすくなりました。

単位を挿入

さらに縦軸の数字が万単位であることがわかりやすいよう、縦軸ラベルを表示させて「万円」と入力します。文字列の方向を横書きにして、任意の場所に配置したら完成です!

まとめ

今回は基本的なグラフの要素の紹介や、グラフを見やすく整える編集方法をいくつかお伝えしました。たくさんの編集可能な項目があり複雑に感じるかもしれませんが、見やすいと思ったグラフをお手本にしたりしながら、実際にグラフを作成して、試してみてくださいね。