ショトカを使って、セルの扱いをすばやく!
「セル」とはExcelの格子状のマスのこと。縦の「列」と横の「行」で構成され、このセルに文字や数字、数式などを入力して、表を作成するのが基本的なExcelの使い方です。そのため、セルを移動したり選択したりという動作は、かなり頻繁に使われます。
[Excel活用術 第1回]でご紹介したショートカットキーの一つに「セルの範囲を選択する」方法がありましたね。この記事では、「セルのジャンプ」「セルの選択範囲の拡張」「セルの全選択」についてご紹介します。ぜひ覚えておきましょう!
ワークシートの先頭・最後のセルにジャンプする
Excelで入力作業をしていると、一気にワークシートの先頭や末尾のセルに移動したい場面が出てくると思います。データが大量にある場合、カーソルで1セルずつ移動したり、マウスでスクロールしたりするのは大変です。
そんなときに使えるショートカットはこちら!
・ワークシートの先頭のセルにジャンプ
Ctrl+Home ※Macの場合はcontrol+Fn+【←】
・ワークシートのデータが入力されている最後のセルにジャンプ
Ctrl+End ※Macの場合はcontrol+Fn+【→】
ワークシート内の任意のセルから、Ctrl+Home(Windowsの場合・以下同)を押下するとワークシートの先頭のセルに、Ctrl+Endを押下すると末尾のデータセルにジャンプします。
同じ行や列の端のセルにジャンプする
同じくセルをジャンプする場面でも、「同じ列にあるデータの上端や下端、または同じ行の左端や右端に移動したい!」という場合にはどうしたら良いのでしょうか?
そんなときに使えるショートカットはこちら!
・現在のデータ範囲内の行の上端(下端・左端・右端)のセルにジャンプ
Ctrl+【↑】(【↓】・【←】・【→】)
※Macの場合はcommand +【↑】(【↓】・【←】・【→】)
ワークシート内の任意のセルから、Ctrlキーと矢印キーを押下すると、矢印方向にある一番端のデータセルにジャンプします。
セルの選択範囲を拡張する
[Excel活用術 第1回]では、Shift+矢印キー(Macの場合は⇧+矢印キー)で、1セルずつ選択する範囲を広げていくやり方をお伝えしました。ではもっと一気にセルの選択範囲を広げたい!という場合にはどうすれば良いのでしょうか?
そんなときに使えるショートカットはこちら!
・現在のセルと同じ列(または同じ行)の最後のセル(空白以外)まで選択範囲を拡張する
Ctrl+Shift+【↑】(【↓】・【←】・【→】)
※Macの場合はcommand +⇧+【↑】(【↓】・【←】・【→】)
1.C2セル「都道府県」の下にあるデータを一気に選択したい場合、C2セルにカーソルを置いてアクティブセルにし、Ctrl+Shift+【↓】を押下します
2.C2セル「都道府県」の下にあるデータが一気に選択されました
ここでのポイントは、選択範囲が拡張されるのは、データが入っているセルのところまで、ということです。空白のセルは選択されないことを覚えておきましょう。
例えば以下のような場合です。
1.F9セル「福島市」にカーソルを置いてアクティブセルにし、Ctrl+Shift+【←】を押下します
2.F9セル「福島市」の左側にデータが入っているC9セルまでが一気に選択されました。データが空白のA9・B9セルは、同じ行でも選択範囲に含まれません。
セルを全選択する
シート内のセルを部分的に範囲指定するのではなく、シート全体を一気に選択したい!という場合もあるでしょう。
そんなときに使えるショートカットはこちら!
・シート内のセルを全選択する
Ctrl+【A】
※Macの場合はcommand + 【A】
1.最初にカーソルのあるセル(アクティブセル)がどこにあっても大丈夫! 上の図では、G15セルがアクティブセルになっています。この状態でCtrl+【A】を押下します。
2.G15を含む、シートのすべてのセルが選択されました。
この状態でさらにCtrl+【C】(Macの場合はcommand+【C】)を押下すればすべてのセルのデータをコピー、Ctrl+【X】(Macの場合はcommand+【X】)を押下すればすべてのセルのデータを切り取ることができます。
まとめ
今回は、セルを大きく移動したり、選択したりできるショートカットキー操作について解説しました。一度覚えておけばExcel作業の際、かなり頻繁に使うこと間違いなし!の技なので、ぜひ実践してみてくださいね。