いかに簡単で失敗する可能性が低いものを作るか!
料理に苦手意識がある方は、実は料理を作ることだけじゃなく、レパートリーの少なさから「作るものを決める」ことが苦手だったりもします。
そこで今回は、工程も簡単で材料も最小限のもので済み、しかも美味しいレシピをご紹介します。まずは、前菜のおつまみ2種です。
(1)とろとろチーズが簡単絶品カマンベールチーズのアヒージョ
おつまみの定番、アヒージョ。お店で食べるもの……と思ってしまいますが、実は自宅で簡単に作れます。火傷に気をつけながら、本格的なチーズアヒージョを楽しみましょう。
【レシピ紹介】
オリーブオイル 100ml(1/2カップ)
にんにく 1かけ
カマンベールチーズ 1個
ウインナー 2~3本
ミニトマト 1~2個
塩 2つまみ
パセリのみじん切り 適量
①カマンベールチーズを常温でもどし、好みの大きさにカット。ウインナーやトマトなども適当な大きさにカットします。
②ニンニクは芯を取り薄切りにします。
③スキレット(鍋)にオリーブオイルとニンニクを入れ、ニンニクに色がつくまで中火で温めます。
④スキレットの中心に①を入れ、周りにウインナー、ミニトマトなどを散らします。
⑤塩をチーズの周りにふり火を止め、パセリをかけてできあがり。
お好みでバゲットを添えれば、さらに本格的な味わいが楽しめます。スキレットはアヒージョ用の鍋で、アウトドアで活躍するアイテムです。お持ちでない方も多いかもしれませんが、そんなときは小さめのフライパンでも代用OK。ぜひ自宅で本格的なアヒージョを楽しんでみてください。
(2)炒めるだけの枝豆ペペロンチーノ
おつまみの定番である枝豆ですが、せっかくなら茹でるだけでなく、ひと手間かけると、ぐっとおうちデートを盛り上げるおつまみに変身します。
【レシピ紹介】
枝豆 100g
ニンニク みじん切りを小さじ1
赤唐辛子 1本
オリーブオイル 大さじ1
ブラックペッパー 適量
①生の枝豆は塩ゆでします。冷凍枝豆ならレンジで解凍しておきます。
②オリーブオイルをフライパンに引き、みじん切りにしたニンニク、輪切りの赤唐辛子を入れ、焦がさないよう炒めます。
③②に火が通ったら枝豆を入れ、さっと和えます。
④仕上げにブラックペッパーをふったら完成です。
相手が辛党なら、赤唐辛子やニンニクをちょっと多めにしておくと、さらに大人の風味に仕上がります。
パスタは具材にこだわれば簡単でも本格的に!
前菜で楽しい雰囲気が出てきたら、メインディッシュが気になるところでしょう。今回は簡単だけど、本格的に見えるペスカトーレを紹介します。
(3)簡単だけど美味しくて本格的!ペスカトーレ
パスタの良いところは、パスタソースを事前に作り、麺を茹でるタイミングを調整すれば、慌てることなく出来立て料理を用意できることです。ペスカトーレは魚介のパスタなので、とても凝っているように感じますが、冷凍シーフードを使えば、意外と簡単につくれます。
【レシピ紹介】※3人分
パスタ300g
冷凍シーフードミックス250g
ニンニク 1片
トマト缶 2/3缶
白ワイン 大さじ3
オリーブオイル 大さじ2
①シーフードミックスは事前に自然解凍しておき、ニンニクは包丁で潰しておきます。
②ニンニクとオリーブオイルをフライパンに入れ中火で炒め、色がついたらシーフードミックスを入れ強火にして炒めます。
③具材に火が通ったら白ワインを入れ沸騰させます。30秒ほど煮てアルコールを飛ばします。
④トマト缶を入れ沸騰させ、中弱火に火を弱め、2分煮ます。
⑤塩コショウを適量入れて味の調整をおこない、最後に茹でたパスタを入れます。
⑥ソースとパスタを和えたら、最後にオリーブオイル(分量外)を回しがけ完成です。
シーフードは冷凍のミックスを使うことで、色々買い揃える手間が省けます。また調味料もシンプルなレシピを今回は紹介しているので、色んなアイテムを買い揃える必要はありません。シンプルなトマトソースと魚介の旨味を味わってみてください。
(4)翌朝の料理まで準備できると株も上がる!?楽ちんとうもろこしご飯
おうちデートがそのままお泊りになったら、考えておきたいのが翌日の朝ごはんです。朝ごはんって、1人だと適当にあるもので済ませがちですが、そこを少し頑張って準備できると好印象ですよね。とはいえ、凝ったものは難しいでしょう。そんなときオススメなのが、簡単炊き込みご飯です。今回はとうもろこしを1本まるごと使った、とうもろこしご飯を紹介します。
【レシピ紹介】
米 2合
とうもろこし 1本
料理酒 大さじ1
塩 小さじ1
お好みでゆで枝豆
①とうもろこしの皮をむき、半分に切り、身を削ぎ落とします。
②お米を研ぎ、2合の分量の水を入れたら、料理酒と塩を入れ混ぜます。
③最後にとうもろこしの身と芯を入れ、軽く混ぜたら炊飯を行います。
④おつまみの枝豆が余っていたら、最後に彩りとして和えましょう。
芯を一緒に炊くことで、とうもろこしのダシがしっかり出て、甘みがアップします。
炊きあがったらそのままシャキシャキ感を楽しんでもいいですし、食べる際バターと醤油を回しがけるのもオススメです。
お料理が苦手な人でも、ササッとできて美味しいレシピを4つご紹介しました。
せっかく恋人にふるまうのだから「凝った料理を」と思うかもしれませんが、手軽に作れる料理で全く問題ありません。むしろ慣れないことをして、失敗したり時間がかかり過ぎたりして気まずい空気になる方が問題です。
それでも不安な方は、事前に1回練習することをオススメしますが、きっと恋人もあなたの頑張りに喜んでくれるはずです。すてきなおうちデートを過ごしてください!
編集・田村恵美(PASSERBY GRAFFICS)+type-e
文・おおしまりえ