相手からの好意を判断するには!ここを見よ

カフェで横を向いている男性を見つめる女性

いわゆる“脈あり”と判断するポイントはいくつか存在します。恋愛当事者の場合、冷静な判断をするのは難しいですが、相手からの好意を判断する際のポイントは3つです。逆に「いい雰囲気だと思っていたらそんなことなかった」という間違いが起きがちなパターンもあります。彼とあなたの関係に置き換えて、振り返ってみてください。

(1)LINEの頻度やテンションを確認

スマホでメッセージをチェックする女性

まずは「合う」というフィーリングの一致をお互いが感じられているかを確かめるポイントについて。

LINEのやり取りがマメかどうかは人によって異なりますが、一般的に好意を抱く相手には、頻度やテンションが高まるやり取りが続くことが多いもの。

例えば1日に何回もLINEのやり取りがある場合。挨拶程度のやり取りだけでなく、趣味や自分の考えなど、少し深い話をするやり取りなどがあったりすると、彼の中でもあなたとの関係が特別で楽しいものになっていることが考えられます。

文章量やスタンプのテンションが一致しているかも、判断していくには大切な要素です。こちらが長文の内容を送ったのに「そっかー」「了解」と一言くらいで終わるなら、それはやり取りの頻度が多くても彼の中で盛り上がっていないでしょう。

こうした温度感が自分では判断できない場合は、信頼できる友達など、第三者にLINEを見てもらい、意見を聞いてみるのもよいでしょう。

(2)少し先の未来を感じるか確認

「いい感じ」の先にあるのは恋愛関係の始まりです。脈がある関係であれば、今はまだ付き合っていなくても、少し先の未来である「恋人関係になったら」が想起されるようなやり取りが発生することがよくあります。具体的には、以下のようなやり取りです。

・今度の夏は一緒にこういう事がしたい
→今一緒にやりたい事ではなく、少し先の未来でやりたい事が共有される

・◯◯ちゃんといたら、毎日楽しそう
→今が楽しいに加え、未来も楽しいのではというポジティブな未来予想が共有される

こうした少し先の未来を自然と語り合う仲になっていれば、それは脈ありの度合いも高いかもしれません。

(3)本音がチラホラ漏れ聞こえる

恋愛相手として大事な要素の1つに、「素が出せるか」があります。男性の場合、愚痴や弱音、本当に思っていることやちょっとした甘えなどが該当します。男性は女性よりも、一般的に外から見える自分を気にする部分が強く、男友達や同僚といった近しい関係にも、本音やプライベートを漏らさない人も多いものです。そういうタイプの人ほど、付き合う女性には自分の素が自然と出せるかどうかを重視します。

カフェでカップを持ちながら彼女の話を聞く男性

彼とのやり取りの中で、今悩んでいることやちょっと弱った姿をあなたに見せるような素振りがあれば、それは間違いなく心を許している証拠です。ただし、もとから愚痴っぽかったり依存的であったりする男性は、この限りではありません。普段は明るく普通だけど、時折本音が見えるなら、それはあなたに心を許し、恋愛相手としても見られている可能性が高いです。

勘違いがよく起きる「いい雰囲気」の見極め失敗例

続いては、「脈ありだと思っていたら違った!」といった見誤りが起きがちな例を3つ紹介します。そもそも、恋愛モードの女性というのは、妄想や想像が高まり、視点も自分本位になりがちです。だからこそ、少し深呼吸し、彼の態度はどうなのか、温度はどうなのか、もし友達から同じ質問をされたらどう判断するかなど、なるべく冷静になって振り返ってみましょう。

(1)会話もお誘いも片方が押して盛り上がっている

カフェでは楽しそうに会話する男女

「盛り上がっている」とは、当然お互いが楽しみ、お互いのテンションが高まっている状態のことです。中には、あなただけが盛り上がってしまい、その結果見誤りが発生するケースもあります。

例えば、デートは常にこちらから誘っているし、会話も女性側が基本的に話している(質問している)などの場合、相手はただ受け身になっているだけのことがあります。女性からしたら、自分の誘いが受け入れられて、自分の話を聞いてもらえるので、脈ありと判断しがちですが、独りよがりな場合もあります。あくまでも、自分の温度と相手の温度が一致しているかを見定めるのが大切です。

(2)仕事や趣味の話オンリー

恋愛に発展するには、当然フィーリングの一致が大切です。でもこの「合う」というのが少し厄介。時にそれは、「仕事」や「趣味」といった、1つだけが合ってしまうことがあり、これを片方が恋愛と勘違いしてしまうと、見誤りが発生します。

1つでも話題が合う関係は、会話は盛り上がることも多いです。しかし、人間同士が合っているわけではないので、相手の中で恋愛感情が芽生えていないこともよくあります。例えば、好きな漫画が同じため話自体は盛り上がるとか、お互い同業種に務めているので仕事の話や愚痴は盛り上がるし楽しいと感じるなどです。

この場合、会話自体は心地良く感じられるはずです。でも、双方がそれ以上の関係を望んでいるかは、もう少し確認した方がいいでしょう。具体的には、別の話題を積極的にしてみるとか、もう少しその人の考え(価値観)に関係する話題を振ってみるなどです。
こうしたいろんな側面を見ることで、自分の気持ちも確認できますし、脈があるかないかを見誤る可能性も低くなります。

(3)手を繋ぐなどカップルらしいスキンシップがある

水族館で手をつなぐカップル

デート中にいい雰囲気になると、その勢いに乗って、手を繋いだりハグをしたりするなど、恋人らしいスキンシップをするケースもあります。これは当然ながら、男性の中でも「脈なし」ではないサインです。でもだからといって、「恋愛関係になりたい」状態かというと、そうとも言い切れません。

なぜなら人は勢いや流れに任せ、こうしたドキドキの体験だけを楽しむケースもよくあるからです。
筆者の知人男性から聞いたこんな腹立たしいエピソードもあります。手を繋いでよいかを、初期のデートであえて相手に相談するそうです。

その理由は、「自分の好意を伝えるため」と「相手のリアクション次第で、恋愛へのスタンスを見極めるため」と言っていました。恋愛へのスタンスとは、例えばノリノリで女性側も手を繋ぐようなら、本気の対象ではなく、遊び相手の可能性も考えるということです。

こうしたあざとい発想の可能性もあるため、手を繋いだりハグといったドキドキする行為があるからといって、脈ありかどうかを判断するのは要注意。まずは冷静になり、それがなくても恋愛関係としてありかなしかを、女性側が主体的に考えてみましょう。彼がこのような軽はずみな行動をしてきたら、流されるのではなく、「どういう意味でしているの?」と、真正面から聞いてみるのもおすすめです。

まとめ ポイントを参考に冷静な判断を

観覧車の下で見つめあうカップル

彼の脈ありサインと、間違えそうなサインを3つずつ解説しました。該当するサインはあったでしょうか。恋は実ることもあれば、実らないこともあります。

自分から行動するのは勇気が必要ですが、一歩を踏み出すことで、関係を早く発展させるチャンスが得られるとも考えられます。どうするかはあなたの自由です。ぜひ深呼吸し、冷静な判断のもと、行動を起こしてみましょう。

文・おおしまりえ 編集・田村恵美(PASSERBY GRAFFICS)+type-e