料理で好感度アップ!その狙いが外れるとき
おうちデートで振る舞う手料理。料理に不慣れな方にとっては悩みの種だと思います。自分のご飯はパパっと適当に作ることはあっても、人に振る舞う料理はやっぱり特別。だからこそ、「ハズしたらどうしよう…」「マズいと思われたらどうしよう」「何を作ったら正解?」と迷う人も多いのではないでしょうか。
そんな方に、まずは「手料理の間違った思い込み」からお伝えします。
(1)凝った料理&オシャレな料理じゃなくても大丈夫
「料理が上手な人は、おいしくてオシャレな料理をパパっと作れる」
確かに料理上手な人は、こうしたスキルがあるでしょう。でも恋人とのおうちデートでは、必ずしも料理上手である必要はありません。相手が求めているものは2人で過ごす楽しい空間と時間、そこに温かいお料理があればOKです。
無理して凝った料理や品数の多い料理を用意する必要はありません。この点はまず、知っておきましょう。
(2)料理上手アピールはすごく難しい
皆さんの中で「料理上手」の基準はどんな人ですか? ひと昔前は「女性は料理上手がいい」という価値観もありました。でも、今は時代が違います。
料理上手をアピールする必要はなく、先ほども少し書きましたが、一緒に過ごす楽しい空間と時間、そこにちょっとしたお料理が添えられているだけでOKなのです。
(3)料理を作る時間&食べる時間が考慮されていない
料理は出来ないわけではないけれど、普段はあまり料理をしないから不安…こうした声もあるでしょう。頑張る気持ちは素敵ですが、背伸びして作り慣れない料理をふるまおうとすろと、意外なところで失敗をするケースもあります。
その代表が、作る時間や食べる時間が抜けてしまうこと。
例えば、相手が好きな唐揚げを作ろうと思ったとします。唐揚げのレシピはそこまで複雑ではありませんが、慣れていないと下味をつける時間の用意が抜けており、想定以上に時間がかかってしまうことも。
また、事前にお料理を作っておくようにした場合、出来立てのおいしいタイミングと食べる時間がずれてしまうこともあるでしょう。こうした失敗を重ねて料理は上手くなっていくのですが、いかんせん最初のおうちデートで失敗しては落ち込んでしまいますよね。だからこそ、無理のないメニューのチョイスをおすすめします。
料理の正解は、実はメニューより雰囲気だったりする
無理のないメニューについて、具体的にどんなメニューをどの様な視点で選べばいいのかを紹介していきます。ご自身のお料理スキルと照らしながら、考えていきましょう。
(1)一品料理も十分素敵なお料理
男性の多くは、ガッツリ系料理が大好きです。カレーやハンバーグ、餃子などがこれに当たります。このようなメニューだと事前にある程度準備しておくことも可能ですし、デート時に焼くだけならそんなに時間もかかりません。個人的には、焼く時の失敗を考慮し、お料理が苦手ならカレーがおすすめ。ルーをちょっと高価な物にしたり、カレーに添えるアイテムをいくつか用意するだけで、おもてなし感が増すのでお家デートにピッタリです。
(2)しっかり作るよりしっかり盛る
手料理を用意するとなったら、何を作るかに意識が向くと思います。でも、出した時のインパクトを高めるなら、何を作るかよりも、どう盛るかが大切です。お皿がちょっとオシャレだったり、小ネギや三つ葉などの薬味がちゃんと用意されていたりするだけで、見た目のインパクトが変わります。
以前フードコーディネーターの方に話しを聞いたことがありますが、おいしそうに見せるコツは、パスタなどは高さが出るよう盛ること(メニューによります)、そしてお皿に余白を持たせることだそうです。
味も大切ですが、盛り付けも少し意識してみてください。
(3)簡単おつまみで品数を増やす
「ご飯は一汁三菜」という昔ながらのセオリーがありますが、4品も作るのはとても大変です。でも、品数が多いだけでテーブルが豪勢に見えるのは間違いありません。
たくさん作っておもてなししたいと思う方は、凝った料理をいくつも考えるよりも、パパっと食べられるおつまみ系のお料理を事前に用意しておくと、負担が少なく済み、品数も増やすことができます。
具体的には、ナムルや和え物などは事前に作ることで美味しさが増し、お酒のとの相性もいいので、お酒との相性がいいのでおすすめです。品数が足りるか不安な方は、パテとクラッカーやパンを用意しておくだけで、お腹の空き具合によって品数を調整できたりもします。
(4)翌朝の朝食について考えるのが賢い選択
最後は、翌朝のご飯を準備するというテクニックです。おうちデートが夜の場合、急遽お泊まりになるケースもあるでしょう。そんな時のために、翌日の朝ごはんも事前に準備しておくと、相手も嬉しいし、家庭的なイメージを持たれやすくなるかもしれません。
しかも朝食なら、お味噌汁や目玉焼きがあればいいのでお料理のハードルは下がります。買い物をしておく段階で、万が一を考え、パンやお味噌汁の具材などを買っておくのもいいでしょう。
まとめ 事前準備と少しの工夫で彼の心をつかもう
おうちデートでおもてなしする際のメニューを選ぶポイントをご紹介しました。毎日料理を作っている人でも「おもてなし料理」はどうしようか迷うもの。ましてや手料理を恋人に披露するシチュエーションは緊張するのも無理ありません。目指すのはお互いが負担にならないような、楽しいおうちデートになることです。ぜひ今回のポイントを参考に準備してみてください!
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【恋愛ジャーナリストのお悩み相談室】おうちデートで彼に手料理を振る舞おう!料理が苦手な人でも大丈夫!簡単レシピ4選
編集・田村恵美(PASSERBY GRAFFICS)+type-e
文・おおしまりえ