会話のコツ、ここだけ意識すると楽になる!

デート中にスマホを見ながら会話する男女

恋愛において会話はとても大切です。会話が盛り上がらないと「なんか合わないな」と思われて関係が終了することも……。逆に、自分が頑張りすぎても、ただ疲れるだけで関係は発展しません。会話はある程度、経験も大切ですが、覚えておくだけで、さらに会話が楽しくなる2つのポイントを紹介します。

(1)「会話はキャッチボール」の落とし穴

一般的に、「会話はキャッチボール」と表現されることがあります。しかしこれには落とし穴があるので要注意。会話をキャッチボールのように「投げて」「受け取って」と言葉通りに繰り返すと、会話が深まらないという落とし穴があります。具体例で見ていきましょう。

彼女:最近、忙しい?
彼:うん、仕事が繁忙期で
彼女:そっか。今度の休みはどこへ行くの?
彼:友達と飲む予定だよ。〇〇さんは?
彼女:私は旅行に行くよ。好きな食べ物なんだっけ?
彼:焼肉かな。

このように、会話をキャッチボール形式で進めると、一問一答形式になりがちです。相手のことはある程度知ることはできますが、「盛り上がっている」とか「気が合う」といった深い理解には至りません。

覚えておいてほしいのが、会話はキャッチボールではなく「餅つき」をイメージすることです。餅つきは、つけばつくほどおいしくなる(盛り上がる)のがポイント。では、具体的に会話のやり方を見ていきましょう。

彼女:最近は忙しいの?
彼:うん、仕事が繁忙期で
彼女:何時頃帰ってる?
彼:最近は終電近いよ。〇〇さんは?
彼女:終電とは言わないけど、残業は多いかも。ゆっくり休めている?
彼:あんまり。サウナとかも行けてなくて
彼女:サウナが好きなの?

このような感じで、「仕事が忙しい」という話題を深掘りすることで、「疲れている」「サウナが好き」という、相手の重要キーワードを知ることができました。餅つきのように、テンポよくお互いが1つのテーマを色んな角度から深掘りすることで、自然と会話が発展していくのが分かります。

キャッチボールを意識すると、人は質問を投げることに意識が向きがちです。そうではなく、相手の会話をいかに拾うか、いかに深めるかを意識してみましょう。

(2)言葉以外も意識して会話をしてみる

会話では、発する言葉だけでなく、表情や身振り手振りなど、ノンバーバル(非言語)のやり取りも大切です。「楽しい」と言いながら、表情が真顔だったら説得力がありませんよね。
初デートのようなシーンでは、緊張からつい会話(言葉)に意識が向きすぎてしまい、表情や振る舞いが後回しになりがちです。

デート中に退屈そうに外を見る女性

その結果、下を向きっぱなしになったり、表情が乏しかったり、場を持たせるために飲み物を飲みすぎたり、食べ物を余計に食べすぎたり(まったく食べなかったり)といった、アンバランスな振る舞いになることがあります。

ある程度は仕方がないことですが、デート中にこうした緊張状態になったら、ぜひ試してみてほしいことがあります。それは会話に向いた意識を、頑張って相手に向けてみるのです。

具体的には「何を聞こう」「なんて答えよう」といった思考を手放し、深い呼吸を意識しながら、相手の姿をじっと見るのです。彼はどんな表情か、どんな仕草をしているか、どんな気持ちに見えるのか、ゆっくり観察してみましょう。

意識を相手に向けることで自意識が薄れ、緊張がほぐれることにも繋がります。会話の最中で頭がいっぱいになったら、ぜひやってみてください。

男性との初デートで避けた方がいいNG会話

バーでグラスを傾けながら会話する女性

次は、男性との初デートで意識的に避けた方が良い会話について解説します。

(1)条件確認かな?と思われる質問

バーでグラスを傾けながら会話する男女

恋愛の先に結婚など将来を見据えている女性ほど、相手の“スペック”や“将来性”について確認を急いでしまう傾向があります。しかし、初デートの際にさりげなくでもこうした情報を積極的に聞き出そうとすると、男性からは品定めされているように感じられ、ドン引きされる恐れも。

・年収
・結婚願望
・将来の希望
・出世や転職の希望

こうしたデリケートなテーマほど、初デートでは聞かないようにするのがおすすめです。

(2)話すだけで精一杯の会話

会話とは、片方が一方的にしゃべっていたり、質問し続けていたりしては楽しいものにはなりません。例えば、男性がたくさん質問してくれて、あなたが必死に答えていたデートの場合。あなたは質問にも答えて「たくさんしゃべれて盛り上がった」と感じるかもしれませんが、男性からしたら「疲れた」なんて印象になることもあります。

リード上手な男性とのデートでは、こうした状況になりがちです。自分が楽しく話しをしたら、相手の話しも楽しく聞くといった心持ちで会話を楽しみましょう。

(3)ネガティブな空気を感じさせる会話

会話が盛り上がると、弱音や愚痴など、本音に近い部分がポロッと出てしまうことがあります。絶対ダメとは言いませんが、好印象を残したいなら、極力ネガティブトークは避けましょう。ネガティブトークとは、悪口や相手の否定、悲観的な持論、自己卑下など、多岐に渡ります。こうした話は口に出すとすっきりしますが、その分聞く方は少し疲れてしまうこともあります。「ネガティブな女性」といった印象にも繋がりかねませんので、初デートでは避けましょう。

まとめ 会話のポイントは緊張をいかに手放すか

肩を並べてグラスを傾ける男女

会話を楽しみ、相手に好印象を残すには、自分の緊張をやわらげ、場を楽しみながら相手を気遣うことが大切です。今回ご紹介したポイントを思い出しながら、初デートで彼との会話を楽しんでみてください。応援しています!


編集・田村恵美(PASSERBY GRAFFICS)+type-e

文・おおしまりえ