オレンジの食べごろ、保存方法とは？

まずは箱から出し、水気はふき取っておくことが大切です。水気が少しでもあるとカビが発生し、カビはどんどん増殖してしまいます。そして風通しのよい冷暗所で保存してください。果汁をたっぷり含んだ果物なので乾燥するとどんどんジューシー感がなくなりパサパサになってしまいます。

1～2週間の間には食べた方がよいのですが、もし食べきれない場合は果汁を絞り密閉容器や製氷皿に入れ冷凍するのがお勧めです。オレンジジュースはもちろん、野菜ジュース等を飲む時に果汁で作った氷を使用すると、溶けても水っぽく薄まりません。

■美味しいオレンジの選び方

・ヘタは鮮やかな青色

・ヘタが小さ目のもの

・オレンジ色が濃く均一

■オレンジの美味しい時期

・国産ネーブルオレンジは12月～3月

・輸入ネーブルオレンジは6月～10月

・輸入バレンシアオレンジは11月～5月

日本のスーパーに並ぶ代表的なオレンジはネーブルオレンジとバレンシアオレンジの2品種です。ネーブルとは英語で「へそ」という意味で、おしり部分にへそのようなくぼみがあります。皮がむきやすく種が少なくそのまま食べるのに向いています。一方バレンシアオレンジは果汁の量がとても多く、甘味と酸味のバランスがよくジュース向きです。ぜひそれぞれの美味しい時期に味わってみて下さい。

そしてオレンジにたっぷり含まれる栄養がビタミンC。オレンジの皮をむくとあらわれる実をひとつひとつ包んでいる袋や白い筋にはビタミンCの吸収率を高めてくれるビタミンPが含まれています。毛細血管を強くして動脈硬化の予防等にもつながりますので、ぜひ丸ごと食べて栄養も丸ごといただきましょう。