痴漢の予防方法・対処方法とは?
先日、友人が満員電車の中で痴漢被害に遭ったそうです。その時は怖くて、何も言えずに次の駅で降りたそうなのですが、実際に痴漢に遭った時にはどのように対処すればいいでしょうか?また痴漢に遭わないための予防策についても教えてください。
周囲に視線を回し、触れられたくないを表現しましょう。
■痴漢の予防
痴漢を防止するための策として、電車に乗らない、ラッシュ時間や混雑する車両を避ける、誰かと一緒に乗車するなどがあげられますが、実際には難しいことが多いと思います。その場合は、次のような点について意識しましょう。
●電車への乗降時、男性が近くにいる際には周囲に視線を送りましょう。痴漢に対して警戒していることが分かるだけでも抑止力となります。
●乗車したら、自分の体の周りを見渡してください。痴漢は偶然を装って触れてきますから、自分の体に触れられる位置に誰かの手が無いかを確認してください。
●おかしな位置に手があることが分かったら、その手を見つめたり、また体の位置をずらすなどして手から離れてください。意識されていることが分かると、痴漢も行動を起こしづらくなります。
■痴漢にあった際の対処法
痴漢にあった場合、とにかく行為を止めさせたいのか、それとも犯人を捕まえたいのか、どのように対処したいかをあらかじめ考えておけると、実際の行動が取りやすくなります。
●痴漢であるかどうかの確信がとれない場合は、手を払いのける、姿勢を変える、手を一度つかんで離してみる、などを行ってみて、行為を止めて欲しいという意思表示をしましょう。万が一偶然であった場合には、これで男性側が手や体の位置を変更してくれます。
●痴漢と確信できる行為が止まらない場合、行為を止めさせたければ「止めてください!」と声を出します。声を出すことが難しければ、携帯電話のアラームでも構いませんから、とにかく周囲に助けが伝わるように音で意思表示しましょう。
●痴漢を取り押さえたければ、指でも袖口でも構いませんから、自分の体に触れている手を捕まえて、その上で声を出すなどしてください。手を捕まれた状態では犯人も言い逃れができなくなります。その後は駅員か警察に痴漢行為者を引きわたしましょう。
備え・防災アドバイザー 高荷智也
身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。
「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。
【URL】 | http://sonaeru.jp/ |
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【経歴】 | 2007年に本業のかたわらで始めた防災ブログが反響を呼び、2011年より防災をテーマとしたセミナー・執筆・メディア出演を開始。2015年に、屋号をソナエルワークスと定め、以来インターネットメディアや講演会などを中心に活躍中。1982年、静岡県生まれ。 |
【メディア】 | テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。著書に「中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド(2015年)」、他。 |
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