電車の中に忘れ物をしてしまった時の対処方法とは?
先日、電車の中に携帯電話を忘れそうになりました。降りる際に、他の乗客の方に声をかけていただき、携帯電話を忘れずに済みましたが、もし忘れていた場合は連絡手段がなく困っていたと思います。もし、電車の中で携帯電話を置き忘れてしまった場合はどのように対処すればいいのでしょうか?
電車での忘れ物は鉄道会社に問い合わせをしましょう。警察へ「遺失届」も早めに。
携帯電話の忘れ物は非常に多く、機種等によっては見つからないこともあります。まずは利用した鉄道会社へ、遺失物の問い合わせをしましょう。電車の中に忘れた場合、利用した鉄道会社や列車種別、管区等で問い合わせる先が異なります。下車直後であれば、駅係員に伝えるようにしましょう。
■忘れ物の問い合わせ先を調べる
問い合わせ先は、インターネットで容易に調べることが可能です。またJR東日本・JR東海では、遺失物の管理システムを導入しています。テレフォンセンターに問い合わせて、データベースに集約された遺失物から確認してもらうことができます。なお、終電近くの遅い時間帯に忘れ物をした時、翌朝以降にならないと確認できないのが一般的です。
主要駅には忘れ物取扱い所が設置されています。また、早い段階では各駅に保管されることも。まずは電話で問い合わせて、その時点で見つからなくても、後日、あらためて連絡をして見つかるケースもあります。
■携帯電話会社へ連絡
また、二次使用や犯罪を防ぐため、利用中断の手続きを携帯電話会社へとることも検討しましょう。機種や携帯電話会社によっては、位置情報を取得できるサービスや、勝手に使用されないための遠隔ロックのサービスがあります。
■警察への連絡
さらに、警察への「遺失届」(落し物をした届出)も検討します。電子申請・届出システムを利用すれば、深夜でも自宅から届け出ることができます。遺失届を警察に出すことで、すみやかに見つけ出すこともできます。
携帯電話を失くした時、まずは電話をかけてみる(鳴らしてみる)ことで、どこにあるかを確認しようと、誰もが試みることでしょう。注意しなくてはならないのは、拾い主(拾得者)が電話口に出た場合です。中には悪意ある人の手に渡ってしまった可能性もあります。まずは丁重に、「お手数ですがお近くの警察か、今、駅の構内でしたら駅員の方に届けてくださいませんでしょうか」とお願いしてみましょう。届出を拒否された場合、トラブルに発展しそうな気配がしたら、「また、連絡をします」と、いったん電話を切り、警察に相談するようにしましょう。
観光ジャーナリスト 千葉千枝子
日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。
旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。
【URL】 | http://www.longstaystyle.com/ |
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【経歴】 | 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。 |
【著書】 | 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。 |
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