20代の自動車保険料の相場は?

前提として、自動車保険の保険料はリスク条件や補償内容によって異なるため、明確な保険料相場を提示することは困難です。そこで、ここでは損保ジャパンの自動車保険サクっと見積りを利用し、保険料を試算してみました。

22歳ブルー免許Aさんの場合

保険料(車両保険なし) 保険料(車両保険あり)
9,117円/月 21,105円/月
保険料試算条件

●保険種類:THE クルマの保険(個人用自動車保険) ●ご契約期間:2026年1月1日から1年間 ●等級:6(S)事故有係数適用期間:0年 ●記名被保険者の運転免許証の色:ブルー ●使用目的:日常・レジャー使用 ●用途車種:自家用小型乗用車(料率クラス 車両:9 対人:6 対物:7 傷害:7) ●運転者限定:本人のみ ●年齢条件:21歳以上補償 ●記名被保険者年齢:22歳 ●自動車の初度登録年月:2026年1月 ●車齢別割引:あり ●エコカー割引:あり ●Web証券割引:あり ●払込方法:クレジットカード払(分割払) ●対人賠償・対物賠償:無制限(自己負担額なし) ●人身傷害:7,000万円(自動車・交通乗用具事故補償)●入通院定額給付金:10万円 ●車両保険:一般条件(車両保険金額:265万円・自己負担額5-10万円 )

同じ20代であっても年齢や等級、特約の有無などの諸条件が異なれば保険料も変動するため、自分のケースに当てはめてきちんとシミュレーションをするようにしましょう。

20代の自動車保険料が高い2つの理由

自動車保険料は、特に「事故率」と「等級」が大きく影響します。20代の保険料が高くなる最大の理由のひとつが、事故を起こすリスクの高さです。保険会社は年齢別に事故リスクを評価して保険料を設定しているため、結果として20代の保険料は高くなります。

また、自動車保険には「型式別料率クラス」という仕組みがあり、車の型式によっても保険料が変わることが特徴です。
一般的に「型式別料率クラス」が高く設定されている車種を選んだ場合、保険料は高くなる傾向があります。さらに、20代の方は保険加入歴が短いため等級が低く、割引が適用されにくいことも保険料が高くなる要因です。等級とは、自動車保険の保険料を決めるためのランクのことで、一般的には1等級~20等級まであります。初めて自動車保険に入るときは6(S)等級からスタートし、等級による保険料の設定は高めの傾向にあります。

これらの理由から、20代は保険料が高くなる傾向があります。ここでは、保険料に影響する2つの要素について詳しく解説します。

1.事故率が高く保険料が高い区分だから

20代の自動車保険料が高くなる主な理由は、事故を起こすリスクが統計的に高いためです。自動車保険は、過去の膨大なデータをもとに、年齢や補償条件ごとに事故の発生率や損害率を分析し、それに基づいて保険料を設定しています。

20代の運転者は、まだ運転経験が浅く、危険予測や適切な判断が難しい傾向にあるため、保険料が高い区分に分類されます。特に、10代後半から20代前半にかけての若年層は、自動車の操作や交通ルールに慣れていないことが多く、事故を起こしやすい傾向です。

保険会社はこうした年代別のリスクを年齢別料率として反映しており、20代は他の年代に比べて高い保険料となっています。そのため、同じ車種・補償内容であっても、40代や50代の運転者と比べて20代の保険料は高額になることが一般的です。

逆に、年代が上がると事故のリスクが低下するため、保険料は徐々に下がっていく傾向にあります。

つまり、20代の自動車保険料が高いのは、統計的な事故率に基づいて年齢別に保険料が算出されているからです。これは、事故リスクの高い契約では、保険料が高くなるという保険の基本原則に則った仕組みが反映されています。

2.等級が低くなりやすいから

20代の自動車保険料が高くなるもう一つの大きな理由として、「ノンフリート等級制度」における等級の低さが挙げられます。

この制度は、被保険者の無事故・有事故の実績に応じて等級が上下し、それに連動して保険料が割引または割増される仕組みです。等級は一般的に1等級から20等級まであり、数字が大きいほど割引率が高くなり、保険料が安くなります。

しかし、20代の多くは自動車保険の加入歴が短いことが一般的です。初めて加入する場合は原則として6(S)等級からのスタートとなり、保険料の負担は大きくなります。一方で、30代や40代のドライバーで長年無事故を継続している人は等級が上がり、等級による割引率が大きくなる傾向にあります。

ノンフリート等級制度は「継続して安全運転をしている人に対して、保険料の面で優遇する」という考え方に基づいた仕組みです。そのため、保険加入歴の短い20代は、たとえ事故歴がなくても等級がまだ低いことから、結果として保険料が高くなってしまいます。

つまり、年齢そのものというよりも、「等級」と「事故歴」が保険料に影響しているといえるでしょう。

20代の保険料を安く抑えるためのポイント

保険料を安く抑えるコツについて、お伝えします。

1.ネット型自動車保険を選ぶ

代理店型と比較し、ネット型(ダイレクト型)の自動車保険は保険料が安くなる傾向にあります。ネット型の自動車保険は補償内容を自身で決める必要があるため、補償内容を十分に理解したうえで必要な補償を設計する必要がありますが、保険料を抑えたいのであれば比較検討してみることをおすすめします。ネット型自動車保険と代理店型自動車保険、どちらがあなたに適しているか、診断してみましょう。

2.運転者の範囲や年齢条件を見直す

補償の対象となる運転者の範囲(運転者限定)や年齢条件の設定を見直すことで、保険料を抑えられる場合があります。運転者の範囲として「記名被保険者本人のみ」「本人と配偶者のみ」「限定なし」といった区分があり、このうち「記名被保険者本人のみ」を選択した場合がもっとも保険料が安くなります。

年齢条件は「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」「35歳以上(または30歳以上)」などの区分があり、一般的に事故を起こすリスクが高いとされる「全年齢」や「21歳以上」の保険料は高く設定されています。以前に加入した自動車保険の補償内容が見直されずにそのままになっている場合、適切な年齢条件に変更することで保険料を節約できるかもしれません。

3.家族の等級を引き継ぐ

原則として新規で自動車保険に加入した場合、6(S)等級からのスタートとなりますが、等級は同居している家族から引き継ぐことができます。たとえば自分の両親が20等級という高い等級を持っていた場合、子どもはその等級を引き継ぐことが可能です。ただし、いくつかの諸条件を満たす必要があるため、前もってきちんと確認しておきましょう。

等級の引き継ぎについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
自動車保険の等級は引き継ぎOK!引き継ぎの方法や注意点を解説します

4.保険料を一括で支払う

自動車保険料は分割払(月払)と一括払から選べますが、所定の手数料が発生しない一括払のほうが少し安くなります。

例えば、損保ジャパンの「THE クルマの保険」では、口座振替・クレジットカード・請求書のいずれの支払い方法でも一括払のほうが3~5%安くなります。ただし、一度に払う金額が大きくなるため、家計と相談しながら無理のない支払い方法を選びましょう。

自動車保険を変更する際の注意点とは?

自動車保険は、万が一の事故やトラブルに対する重要な備えですが、加入時のまま見直しをしていない方もいるのではないでしょうか。

引っ越しや通勤手段の変更、家族構成の変化、あるいは車の買い替えなど、生活環境が変われば、必要な補償内容も変わってきます。保険を見直すことで、無駄な出費を抑えつつ、より自分に合った補償にすることが可能です。

ただし、自動車保険の変更にはいくつかの注意点があり、それを知らずに手続きを進めると、思わぬ損をすることもあります。ここでは、保険変更の際に特に気をつけたいポイントを3つに絞ってわかりやすく解説します。

補償内容が自分に適しているか再確認する

自動車保険を切り替える際には、新しい保険の補償内容が自分のカーライフに合っているかを丁寧に見直すことが大切です。保険料が安いプランは補償範囲が狭かったり、必要な特約がセットされていなかったりすることがあります。

特に見落としがちなのが、運転者の限定条件です。「本人限定」や「本人・配偶者限定」に設定すれば保険料は抑えられますが、友人や家族が運転する可能性があるなら適していない場合もあります。

また、弁護士費用特約や個人賠償責任特約など、交通事故以外の場面でも役立つ特約の有無も要チェックです。

現在の補償内容と新しいプランを比較しながら、運転頻度や走行距離、自己負担の許容範囲なども踏まえ、ご自身にとって過不足のない補償にしましょう。

等級の引き継ぎは空白期間が7日以内になるように合わせる

自動車保険を他社へ乗り換える際でも、現在のノンフリート等級は新しく加入する保険への引き継ぎが可能です。ただし、等級を引き継ぐためには、現在の保険契約の「満期日」または「解約日」の翌日から7日以内に、新しい保険契約を開始しなければなりません。

もし、この期間を過ぎてしまうと等級はリセットされ、原則的に6等級からの再スタートとなってしまいます。つまり、長年無事故で築いてきた割引が無効になり、保険料が大幅に上昇する可能性があるということです。

そのため、保険会社を変更する際は、必ず現在の保険証券を確認し、満期日(解約日)から逆算してスムーズに手続きが進められるよう、スケジュールを立てる必要があります。また、変更の際には補償の切れ目がないように、前の保険の満期日(解約日)と新たな保険の始期日は同日にしましょう。

乗り換えをする際の等級の維持は、保険料の節約にも直結する大事なポイントです。

車両に対する補償の選び方を見直す

自動車保険の中でも大きな負担となるのが、自分の車に対する損害をカバーする「車両保険」です。車両保険の補償内容を見直すことで、保険料を無理なく抑えることが可能になります。

車両保険には、幅広いリスクをカバーする「一般条件」と、補償対象を車同士の事故などに限定することで保険料を抑えた「車対車・限定危険」があります。運転に不慣れで、事故リスクが高いと感じる場合は一般条件が安心ですが、事故リスクが低いと感じるなら車対車・限定危険も現実的な選択肢です。

また、「自己負担額(免責金額)」を設定することで、保険料を抑えることも可能です。例えば、自己負担額を5万円に設定すれば、その分の自己負担は発生しますが、保険料の節約につながります。車の使用頻度や価値、運転環境に応じて、無理のない範囲で補償を見直すことが重要です。

自動車保険における自己負担額(免責金額)とは?仕組みや考え方について解説
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まとめ

20代の自動車保険料は、事故率の高さや等級の低さなどから、他の年代に比べて高くなる傾向があります。しかし、年齢条件の見直し、家族からの等級引き継ぎ、支払方法の工夫などによって、保険料を抑えることが可能です。

また、生活環境の変化に応じて補償内容を定期的に見直すことで、無駄な支出を防ぎ、自分に合った補償内容にすることができます。保険料の節約だけでなく、万が一のトラブルにも備えられるよう、賢く自動車保険を選びましょう。

損保ジャパンの「自動車保険サクっと見積り」はカンタン30秒で保険料の概算見積りができ、そのまま代理店へ相談することができます。自動車保険選びに役立ててみてはいかがでしょうか。

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最短30秒!自動車保険サクっと見積り|【公式】損保ジャパン
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※本コラムの記載内容は、特段の記載がない限り、損保ジャパンの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明としています。
※損保ジャパンの保険商品に関する内容は、2026年1月1日以降始期契約における補償内容等の概要をご説明したものです。詳しい内容については取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。

SJ25-57030(2025.10.16)
引受保険会社:損害保険ジャパン株式会社
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