生米の上手な保存方法とは?
先日、友人からお米をプレゼントでいただきました!まだしばらくは食べる予定はないのですが、お米はどこにどのような形で保存すればいいのでしょうか?
密閉容器に移し替えて、野菜室で保存しましょう
市販の米袋(ビニール製)には、流通の都合で小さな穴が開いています。そのため、袋のまま置いておくと湿気が入りやすいので保存には向いていません。下記の保存方法を守っておいしくいただきましょう。
●常温保存する時は
お米は、米びつや密閉容器に移し替えましょう。容器に乾燥させた唐辛子やにんにく、ローリエなどを入れておくと、虫が出にくくなります。
排水パイプが通るシンク下は、温度変化が激しく湿気がこもりやすいので食品の保存には向きません。直射日光の当たらない場所や、湿気や温度変化が少ない場所に保存してください。カビなどの嫌なにおいが吸着することもあるので、床下収納庫も避けましょう。また、気温や湿度が高くなる梅雨から夏にかけては、冷蔵室で保存するとよいでしょう。
●冷蔵保存する時は
お米の保存場所としてお勧めなのが、暗くて、湿度・温度が一定の冷蔵室。冷やすことでおいしさいが保たれるお米は、2Lのペットボトルやマチのある保存用袋に入れて野菜室に入れれば、コンパクトに収納できます。
●そのほかのポイント
<お米の継ぎ足しは厳禁>
そして、ついやってしまうのが、お米の継ぎ足しです。容器にお米が残っているのにも関わらず、新しいお米を入れてしまうと虫が出やすくなってしまいます。お米を入れ替える際は、面倒でも容器を1度空にし、中をきれいにふき取ってから入れましょう。
<食べきれるサイズを買いましょう>
大きなサイズがどんなにお得でも、精米したお米は酸化しやすく、おいしさも失われやすいので、2週間~1か月で食べきれるサイズを購入するように心がけてください。
●古いお米をおいしく炊く裏ワザ
古いお米や安いお米を炊く時に、お酒・みりん・はちみつのいずれかを少量加えると、お米のひと粒ひと粒がつやつやとして、新米のような炊き上がりになります。糖分が加わることで、甘味も増しおいしくなります。
料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本 美由紀
食材保存の基本やアイデアと共に、おいしく食べるコツをお伝えします。
テレビや雑誌を中心に、手軽に誰でも簡単に作れる料理レシピを考案。料理だけにとどまらず、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動しています。暮らしのなかで抱える保存の悩みについて、アイデアと一緒にみなさんにご紹介していきたいと思います。
【URL】 | 島本美由紀オフィシャルサイト http://shimamotomiyuki.com/ |
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【メディア】 | 「オレンジページ」(オレンジページ)、「ESSE」(扶桑社)、「女性セブン」(小学館)、日本経済新聞、「めざましテレビ」(フジテレビ)、「あさいち」(NHK)、「モーニングバード」(テレビ朝日)、「七色日和」(テレビ東京)などの出演など多数。 |
【著書】 | 「時間とお金が10倍になる!冷蔵庫お片づけ」(講談社)、「冷蔵庫スーパー片づけ術」(双葉社)、「ためず、忘れず、使い切る!『ストック食品』管理術」(亜紀書房)など、著書や監修本は25冊を超える。 |
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