マヨネーズやケチャップの上手な保存方法とは?
先日、開封したマヨネーズをしばらく置いておいたら分離してしまいました。また、ケチャップは久しぶりに使おうとしたら、水が出てきました。マヨネーズとケチャップの正しい保存方法を教えてください。
マヨネーズは逆さ、ケチャップはそのままの向きでドアポケットに保存
マヨネーズやケチャップなどのボトルタイプの調味料。どちらも、時間や温度変化によって色や風味が変わってしまうので、下記の保存方法を守っておいしくいただきましょう。
●開封前に保存する時は
<マヨネーズ・ケチャップ>
どちらの調味料も開封前は常温で保存できます。直射日光をさけ、なるべく涼しい場所で保管しましょう。
●開封後に保存する時は?
<マヨネーズ>
マヨネーズは開封したら冷蔵庫に入れて、なるべく1~2か月以内で使い切りましょう。マヨネーズは、0度以下の場所や冷えすぎた場所に置いてしまうと油が分離してしまうので、冷気が直接当たる場所やチルド室での保存は厳禁です。
保存にお勧めの場所はドアポケット。低温すぎず、見える場所に保存しておくことで早めに使い切ることができます。その際、マヨネーズは逆さにして保存しておくと、注ぎ口にたまり使いやすくなります。
<ケチャップ>
ケチャップは開封したら冷蔵庫に入れて、なるべく1~2か月以内で使い切りましょう。時間が経つにつれて風味が落ちたり、色が変化したりします。ケチャップのキャップを開けると水のようなものが出てきますが、これはトマトから分離した水分。長時間同じ状態で置いておくとトマトの中の水分が分離して注ぎ口にたまってしまうので、ケチャップはそのままの向きで保存し、使う前に振るのがポイントです。
●ペットボトルの空き容器で保存して
マヨネーズとケチャップの保存には冷蔵室のドアポケットが最適。ペットボトルの空き容器を切って、切り口にマスキングテープを貼ったものに立てかければ、倒れにくくなります。マヨネーズは逆さに、ケチャップはそのままの向きで保存しましょう。
料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本 美由紀
食材保存の基本やアイデアと共に、おいしく食べるコツをお伝えします。
テレビや雑誌を中心に、手軽に誰でも簡単に作れる料理レシピを考案。料理だけにとどまらず、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動しています。暮らしのなかで抱える保存の悩みについて、アイデアと一緒にみなさんにご紹介していきたいと思います。
【URL】 | 島本美由紀オフィシャルサイト http://shimamotomiyuki.com/ |
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【メディア】 | 「オレンジページ」(オレンジページ)、「ESSE」(扶桑社)、「女性セブン」(小学館)、日本経済新聞、「めざましテレビ」(フジテレビ)、「あさいち」(NHK)、「モーニングバード」(テレビ朝日)、「七色日和」(テレビ東京)などの出演など多数。 |
【著書】 | 「時間とお金が10倍になる!冷蔵庫お片づけ」(講談社)、「冷蔵庫スーパー片づけ術」(双葉社)、「ためず、忘れず、使い切る!『ストック食品』管理術」(亜紀書房)など、著書や監修本は25冊を超える。 |
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