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瓶詰め・缶詰めの上手な保存方法とは?

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我が家では保存食として瓶詰めや缶詰めを購入することが多いのですが、いつもどこに保存すればいいのかわからず困っています。また、物によっては1度で使い切ることもできないのですが、開封後の瓶詰めや缶詰めはどのように保存すればいいのでしょうか?缶詰め、瓶詰めの保存方法について教えてください。

長期保存できますが、直射日光の当たるなどはNG

面倒な下ごしらえや調理の手間がかからずに、すぐ食べられるのが缶詰や瓶詰め食品。保存食として常備しておくと、必要な時に無駄なく使える優れたアイテム。特売でまとめ買い向きです。長く保存できることが利点ですが、保存管理が悪いとおいしさが損なわれてしまいます。下記の保存方法を守っておいしくいただきましょう。


●開封前に保存する時は?

缶詰や瓶詰め食品は、常温で長期保存できる優れもの。賞味期限の日付までおいしくいただけます。しかし温度が高いと、風味や色などの品質が低下する場合がありますので保存場所には注意が必要です。


直射日光の当たる場所や暖房器具の側などに置くのは避け、温度変化が少なく、なるべく風通しの良い場所に保存しましょう。冷凍すると破損する場合があるのでお勧めしません。


●開封後に保存する時は?


<缶詰>

缶詰は開封したら通常の食品となるため、日持ちがしません。内面を塗装していないものは、空気に触れることで金属(スズ)が溶けやすくなるので、食べ残した場合は必ず、ガラスやプラスチックの容器に入れ替えて冷蔵庫で保存し、2~3日中に食べきりましょう。


<瓶詰め食品>

瓶詰め食品は開封したら通常の食品となるため、日持ちは1週間程度。食べ残した場合は、そのままの容器で冷蔵庫に保存しましょう。缶詰と違って容器を入れ替えなくてよいのが利点ですが、瓶詰め食品を取り分ける際は、いつも清潔な箸やスプーンを使いましょう。食事中の箸で取り分けてしまうと、瓶の中に雑菌が入りカビなどの原因になってしまいます。


●その他


<日付を書く>

缶詰めの賞味期限は約3年。瓶詰の食品は半年~1年。賞味期限が切れて使えなくなっていた!と言うことがないように、マジックで目立つ位置に日付を書いておきましょう。


<見直しデーを作る>

長期保存できる缶詰や瓶詰め食品ですが、使い忘れてしまいっぱなしになることがないように、見直しデーを設けましょう。月に1回見直しをするなど、自分のライフスタイルに合わせてルールを決め、定期的に使う工夫も心掛けてください。


料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本 美由紀

筆者の写真

食材保存の基本やアイデアと共に、おいしく食べるコツをお伝えします。

テレビや雑誌を中心に、手軽に誰でも簡単に作れる料理レシピを考案。料理だけにとどまらず、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動しています。暮らしのなかで抱える保存の悩みについて、アイデアと一緒にみなさんにご紹介していきたいと思います。

【URL】 島本美由紀オフィシャルサイト http://shimamotomiyuki.com/
【メディア】 「オレンジページ」(オレンジページ)、「ESSE」(扶桑社)、「女性セブン」(小学館)、日本経済新聞、「めざましテレビ」(フジテレビ)、「あさいち」(NHK)、「モーニングバード」(テレビ朝日)、「七色日和」(テレビ東京)などの出演など多数。
【著書】 「時間とお金が10倍になる!冷蔵庫お片づけ」(講談社)、「冷蔵庫スーパー片づけ術」(双葉社)、「ためず、忘れず、使い切る!『ストック食品』管理術」(亜紀書房)など、著書や監修本は25冊を超える。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。