冷凍食品の上手な保存方法とは?
から揚げやシュウマイなどの冷凍食品をよく購入します。1回で使い切ることが少なく、開封後そのままパックで冷凍保存するとたまに霜がついていることがあり困っています。開封後の冷凍食品の上手な保存方法を教えてください。
しっかり密封保存。一か月以内に食べきりましょう
冷凍食品は長く保存できることが利点ですが、保存管理が悪いとおいしさが損なわれてしまいます。下記の保存方法を守っておいしくいただきましょう。
●冷凍食品を購入する時は
<購入時に品質状態や袋の様子をチェック>
袋に霜がたくさん付いているものは、食品が劣化している可能性があります。購入する時は、お店の管理状況を確認してから購入しましょう。
<溶かさず凍った状態をキープして持ち帰る>
冷凍食品は、溶けてからまた凍らせると味が落ちるため、買い物袋の中心に入れたり、保冷バッグを使用したり。溶けないように持ち帰ることを心がけましょう。
●開封した冷凍食品を保存する時は
<冷凍おかず>
唐揚げやシュウマイなどの冷凍おかずは、開封後のものは袋の口をしっかりと閉じてから冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。二重に包むことにより、庫内のにおい移りや劣化を防ぐことができます。
<お弁当用のカップ惣菜>
彩りに便利なお弁当用のカップ惣菜は外袋を取り、中の透明容器ごと冷凍用保存袋に入れましょう。残量が一目でわかるようになるので使い忘れもなくなりますが、空気に触れやすくもなるので、2週間を目安に使い切りましょう。
<ミックスベジタブル>
庫内にバラバラと落ちやすいミックスベジタブルは、500mlのペットボトルに入れて保存します。必要な分だけ振って出す仕組み。庫内でもコンパクトに収納できます。
●その他のポイント
<1か月以内を目安に食べきりましょう>
冷凍食品を開封したら、一か月以内を目安に食べきることを心がけましょう。
<1度解凍したものの再冷凍は厳禁>
解凍後の食材は、組織が壊れているので、冷凍前よりも傷みやすくなっています。1度解凍したものは早めに食べましょう。使い切れなかったからといって再冷凍することはお勧めできません。
料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本 美由紀
食材保存の基本やアイデアと共に、おいしく食べるコツをお伝えします。
テレビや雑誌を中心に、手軽に誰でも簡単に作れる料理レシピを考案。料理だけにとどまらず、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動しています。暮らしのなかで抱える保存の悩みについて、アイデアと一緒にみなさんにご紹介していきたいと思います。
【URL】 | 島本美由紀オフィシャルサイト http://shimamotomiyuki.com/ |
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【メディア】 | 「オレンジページ」(オレンジページ)、「ESSE」(扶桑社)、「女性セブン」(小学館)、日本経済新聞、「めざましテレビ」(フジテレビ)、「あさいち」(NHK)、「モーニングバード」(テレビ朝日)、「七色日和」(テレビ東京)などの出演など多数。 |
【著書】 | 「時間とお金が10倍になる!冷蔵庫お片づけ」(講談社)、「冷蔵庫スーパー片づけ術」(双葉社)、「ためず、忘れず、使い切る!『ストック食品』管理術」(亜紀書房)など、著書や監修本は25冊を超える。 |
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