1人でいる時に病気や怪我をしてしまった時の対処方法とは?
先日、1人暮らしをしてから初めて、風邪で寝込んでしまいました。その時は1日寝たら良くなったのですが、もっと大きな病気や怪我をしてしまった時に1人だったら…と考えると不安です。もしもの時のために準備できることを教えて下さい。
救急箱・食べ物・飲み物・緊急連絡先を備えておきましょう。
普段健康な人でも、突然病気や怪我をしてしまうことは決して珍しいことではありません。元気なときから、いざというときのための備えをしておくことが必要です。
■もしもの時に備えて
まずは、病院に行くほどではない症状の場合や、病院に行くまでに応急処置をするために、救急箱があると安心です。持病がある人の常備薬はもちろん、風邪薬や解熱鎮痛剤、胃腸薬に体温計、怪我にも対応できるような傷薬や湿布薬、絆創膏、包帯などを入れておきます。
また、体調が悪いときでも食べやすいおかゆなどのレトルト食品やゼリー飲料、イオン飲料などの食べ物や飲み物も一緒に備えておきます。薬や食べ物、飲み物は定期的に期限を確認するようにしましょう。
いざ体調が悪くなってから、どこの病院にかかったらいいのか調べるのは大変です。事前にかかりつけの病院や近所の病院、また病院まで歩いて行けないときのためのタクシー会社の連絡先などをまとめておきましょう。携帯電話やスマートフォンに登録したり、メモを取っておき見やすい場所に貼っておくのがおすすめです。
■救急車を呼んだ方がいいか迷った時は?
・「身体が動かない」
・「意識が明らかにおかしい」
・「骨折をした」
・「大やけどをした」
・「大量出血がある」
といった自分1人で対処しきれない状況であれば、「119」に電話をして、救急車を呼びましょう。ちょっとした病気や怪我で救急車を呼んではいけないというのは常識ですが、実際に体調が悪いときには、1人では判断がつけられないことがあります。
「すぐに受診した方がいいか」「救急車を呼んでもいいか」迷うときには、地域の救急相談窓口に電話をしてみましょう。番号は地域によって異なりますので、自治体のサイト等でご確認ください。
なお、日ごろからの健康管理も大切です。疲れたときや体調がイマイチだと感じたときなどはできるだけ無理をせず、規則正しい睡眠や栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。また、学校や職場、地域で行われている健康診断は定期的に受け、元気なときから自分の身体の様子を知っておくようにしたいものです。
暮らしのコラムニスト 河野真希
暮らしの中の“困った”を解決するお手伝いをします。
WEBや雑誌等を通じて、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案しています。暮らしの中で突然起こるトラブルをすばやく的確に解決して、毎日を安全・安心に過ごしましょう。
【URL】 | 河野真希オフィシャルサイト http://kawano-maki.net/ |
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【メディア】 | 「MEN'S NON-NO 」(集英社)、「女性セブン」(小学館)、「月刊SPA」(扶桑社)、日本経済新聞、朝日新聞、「ズームイン!!SUPER」 (日本テレビ)出演など多数。 |
【著書】 | 「ひとり暮らしの季節ごよみ」(祥伝社) |
【監修】 | 「はじめよう!気持ちのいい暮らし」(PHP研究所)、「これで解決!ひとり暮らしのQ&A」(主婦の友社)他 |
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