定期預金・積立定期預金とは?
社会人になり数年経ちますが、なかなか貯金が貯まらずにいます。そこで、貯金管理のためにも普通預金以外に定期預金や積立定期預金の運用を検討しています。それぞれ定期預金や積立定期預金口座にはどのような違いがあるのでしょうか?また、選ぶポイントなどもありましたら、教えて頂けないでしょうか。
定期預金・積立定期預金のメリット・デメリットを把握しましょう。
■定期預金、積立定期預金の基本
一般的に、定期預金は、預入期間で金利が異なります。例えば、1年満期よりも、5年満期の方が、通常は、金利が高くなります。また、預入額が一定以上の大口になると、金利の上乗せがあります。
積立定期預金は、貯金を自動化する際に有効です。ほとんどの銀行で取り扱いがありますので、なるべく給与振込口座に指定している銀行で申込むとよいと思います。普通預金から毎月の自動振替による預入ができます。また、ボーナス日に合わせて増額月を指定できる銀行もあります。特に日々、普通預金の残高を見て、それを減らさないように生活している場合、いつの間にかお金が貯まる仕組みをつくれます。
定期預金、積立定期預金の申込みは、窓口に印鑑、本人確認書類等を持参して行います。最近は、インターネットで申込みができる銀行も増えています。
そして定期預金の最大のメリットは、「元本保証」があることです。預金保険制度により、万一銀行が倒産したとしても、1銀行につき元本1千万円までとその利息が保護されます。中途解約の場合は、預入期間に応じて、本来の利息が削減されるなどのペナルティがありますが、元本割れをすることはありません。
■定期預金の金利水準
次に、定期預金の金利水準についてです。今は、超低金利のため、大手都市銀行の水準で、年0.2%に届きません(2015年2月時点)。なお、ネット専業銀行であれば、店舗のコストを抑えられるため、都市銀行よりも若干高めの設定にできることが多いようです。
あとは、ここ数年は、1週間、2週間など、超短期の定期預金も登場しています。今はあまりにも金利が低いため、5年満期などを選択しても、金利の上乗せがほとんど期待できません。そこで、とりあえず、超短期の定期預金に預け、自動継続にして様子を見る選択も有効と考えられます。
定期預金は、今は金利が低く、申込みの手間もあるので、結局、すべて普通預金のままという人も少なくありません。普通預金にも、ATMでいつでも引き出せるなど、利便性のメリットがあります。定期預金、積立定期預金は、主に貯金管理の都合を意識して、選択してみてください。
ファイナンシャルプランナー 森本 直人
マネー管理の基礎から応用まで。家計相談のプロがお伝えします。
有料による家計相談実績は、100世帯以上。実務家ファイナンシャルプランナーがあなたの家計をアドバイスします。暮らしを守り、豊かにするための本格的マネー管理をぜひ実践してみてください。
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【資格】 | 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員 CFPR |
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