台湾の風景 1

現地の情報

・言語
公用語は台湾華語(國語)。ベースは中国語(北京語)ですが、文字や発音が少し異なります。また、台湾南部を中心に台湾語も使用されています。
観光客が多く訪れるお店には日本語のメニューが用意されていることが多く、スタッフが簡単な日本語で話してくれる場合もあります。若い世代には英語が通じることも。
文字に使われるのは、日本の漢字に近い繁体字。日本語や英語が通じなくても、看板やメニューの文字から意味を推測できるかもしれません。

・気候
はっきりとした四季はなく、基本的に1年を通じて温暖な気候で湿度は高めです。
北部が亜熱帯、南部が熱帯に属し、南北で気温差が大きいのが特徴。
首都台北のある北部は、1年を通して雨が多く、5月下旬〜6月下旬は梅雨。12〜2月の冬の時期には、ダウンジャケットが必要なほど冷え込むこともあります。
一方、高雄や台南のある南部は、北部に比べて1年中気温が高めです。
7〜9月頃までは台風シーズン。ひとたび台風が近づくと、お店やレストランが閉店し、鉄道も運休になるので注意が必要です。
ベストシーズンは、晴れの日が多く過ごしやすい2〜5月上旬と10〜12月。
特に5月は、台湾に行ったらぜひ食べたいトロピカルフルーツ、マンゴーの旬の時期と重なりおすすめです。

・交通機関
台北は、MRT(都市鉄道)やバスなどの公共交通機関が発達しています。タクシーやUber、シェアサイクル「YouBike」も利用でき、旅行客にとっても移動しやすい都市です。
「悠遊卡」(ヨウヨウカー)という交通系ICカードは、さまざまな交通機関で共通で使えてとても便利なので、ぜひ旅の最初に手に入れましょう。
空港のカウンターやMRT各駅の券売機、コンビニなどで手軽に購入可能です。

また台湾には、台北と高雄を最短1時間40分で結ぶ高鐵(台湾高速鉄道)や、沿岸部を一周する台鐵(台湾鉄道)も通っているため、都市間の移動も楽々です!
ただし、台湾はバイク社会。特に街中では、多くのバイクが速いスピードで走っているので、横断歩道を渡る際はご注意を。

・変換プラグ
電源プラグは日本と同じAタイプが主流なので、変換プラグは不要です。
電圧は、日本よりわずかに高い110V。海外使用対応(100V-240V)の電化製品であれば変圧器は必要ありませんが、そうでない場合は変圧器を利用しましょう。


台湾の風景 2

渡航のための情報

・VISA
日本のパスポート保持者は、観光等の目的で90日以内(到着日の翌日午前0時から起算)の滞在についてはVISAは不要です。
※詳しくは「台北駐日経済文化代表処」のホームページをご確認ください。
※時期によって追加で申請が必要になることがありますので、渡航前に必ず最新の必要手続きをご確認ください。

・おすすめの持ち物
現金 - 台湾旅行の醍醐味の一つといえば、美味しい台湾式朝食や夜市での食べ歩きなどのグルメ。ローカルな食堂や夜市ではクレジットカードは使えないので、現地通貨の現金を用意しておきましょう。

エコバッグ - 日本と同様、コンビニやスーパーなどのレジ袋は有料です。現地でお金を払ってレジ袋を買うこともできますが、お土産が増えたときにも便利なエコバッグの持参をおすすめします。

折りたたみ傘 - 天気の移り変わりが激しい台湾では、突然の雨に見舞われることも。どんな天気の日も、カバンに折りたたみ傘を入れておくと安心です。

・その他注意事項
MRTのホームや車内は飲食禁止。ガムを噛んだり、水を一口飲むのも禁じられています。
改札の前に引かれた黄色い枠線から内側が飲食禁止エリア。日本にいるときの癖で、ペットボトルにうっかり口をつけてしまわないよう気をつけましょう。
なお、高鐵では飲食が許可されており、車内では飲み物やお弁当の販売も行われます。


台湾旅行イメージ

まとめ

いかがでしたか?
日本から近く、過ごしやすい台湾なら、海外旅行初心者でものびのびと旅を楽しめるはずです。
皆さんの台湾旅行の参考になりますように。