昨今、日本でもナイトタイムエコノミー（夜の観光消費）が話題ですが、昼間の観光だけでなく、夜の街へ繰り出すのも旅行の醍醐味ですよね。こちらでは台北の三大ナイトスポット「士林夜市」「饒河街観光夜市」、そして「台北101」をご紹介します。台湾の夜市は、観光保全された夜市なので、衛生面などの不安はありません。安心して楽しむことができます。

いつでも大賑わいの士林夜市

台北駅からMRT淡水線 劍潭駅（出口1）が最寄りとなります。洋服やアクセサリーなどの店舗が軒を連ねる士林夜市は、アクセスのよさからも台湾夜市の人気ナンバーワン。「しりんよいち、シーリンイエシー」と読みます。「路（道）」によって売られているものが異なるので、十分な時間をとってお出かけください。

屋台グルメも楽しみの1つで、カステラや胡椒餅、豆花などなど人気の食が勢ぞろい。手を洗える場所が少ないため、ウェットティッシュは必需品です。「士林市場」では、地下1階の「美食区」へ。臭豆腐のような台湾料理や小吃メニューもあり、夕食におすすめです。

士林市場にはコインロッカーや公衆トイレなども併設されており、特に女性は安全に楽しむことができます。士林夜市の出店は、17時ごろから開店。そして、18時から20時くらいには食事どころが大変混雑します。

また人出が多い時間帯は、スリに気をつけましょう。ズボンの後ろポケットや背中のリュックに財布を入れるのはNGです。クレジットカードが利用できない店が多いので、小銭の用意を忘れずに。

華やかな門が目印の饒河街観光夜市

「じょうががいかんこうよいち、ラオフージエグアンクアンイエシー」と読みます。 士林夜市とともに、「台湾の二大夜市」といわれる饒河街。こちらも観光夜市として名が知られています。台湾鉄路 松山駅（出口1）/MRT松山駅（出口5）が最寄りです。約600メートルにわたる一本道がそのまま夜市になっています。

胡椒餅、薬膳スープと臭豆腐が有名で、人気店には行列が。こうした人気の台湾グルメのほか、洋服やアクセサリー、小ものも売られています。士林よりも若干ローカル色が強く、わかりやすいつくりなので迷うことがありません。夜市デビューには最適と思います。

ほかにはマッサージ店などもありますから、ホテルへ戻る前に身体をほぐしてもらうとよいでしょう。マッサージ店は夜遅くまで営業しています。歩きやすい靴で行きましょう。

また、こちらはトイレが少ないので気をつけてください。士林同様、人出が多い時間帯はスリに注意し、ズボンの後ろポケットや背中のリュックに財布を入れるのはNGです。ここでもクレジットカードが利用できない店が多いので、小銭を用意しましょう。

台北のランドマーク、台北101

2004年にオープンした地上101階建て、高さ509.2m、地下は5階まである台北のランドマークです。台北101がある信義路は、近年開発されたオシャレなエリア。MRT台北101/世貿駅（出口4）が最寄りで、MRT市政府駅（2番出口）からは南へ徒歩約10分です。

チケット売り場と展望台への入口は、隣のショッピングモール「台北101購物中心」5階です。89階の展望フロアへは高速エレベーターを使って上ります。チケット料金は大人600元、子どもや学生は540元（身長115cm以下は無料）。公式ウェブサイトからインターネット予約も可能です。

展望フロアからは、360度の夜景パノラマビューが楽しめます。営業時間は9時から22時まで。チケット購入・最終入場は21時15分です。混み合うため、早めに向かいましょう。また屋外展望台（91階）は、天候により開放されない場合がありますのでご注意ください。オリジナルグッズなどが売られているので、記念にいかがでしょうか。

大きな荷物がある場合は、ショッピングモールの1階と地下1階にコインロッカーがありますので、先にあずけてからチケット売り場へ行くようにしましょう。

台湾は比較的安全な都市ですが、人が多い場所や夜はスリなどの犯罪も多くなりがちです。安全を第一に、しっかり準備して楽しんでくださいね。