トラブル解決術

  • ジャパンダのデータ研究所

危険な磯の生物、磯遊びの注意点とは?

  • Facebook
  • Twitter

夏休みに家族で初めて磯遊びに行く予定です。危険な磯の生物や危険な場所、また磯遊びに必要な持ち物等を教えてください。 またと子どもを連れて行く際の注意点があれば、合わせて教えてください。

滑りやすい磯場に注意しましょう。

気軽に海の生物に触れあうことができる「磯遊び」は、子どもと一緒に楽しめるレジャーとして人気があります。砂浜と違って、ゴツゴツした磯場には、色々な生物が生息しています。


磯遊びで気をつけなければならないのは、まず滑って転ばないこと。特に小さな子どもは、磯遊びに集中しすぎて、足元を忘れがちです。海の生物を観察する時は、足下に気をつけて重心を低くした姿勢をおすすめします。磯場は岩や石などがゴツゴツしているので、転倒すると擦り傷や切り傷、打撲などのケガをすることがあります。


■足の保護

素手や素足でいると同じようにケガをする確立が高くなります。磯場でのケガを防ぐためには、ビーチサンダルではなく、マリンブーツやアクアシューズを履きましょう。それでもウニやガンガゼというトゲが多くある生物は、サンダルやシューズの底を貫通するほど鋭いので要注意です。


■手の保護

両手はダイビング用のグローブなどを着用しましょう。毒やケガの危険があるため、イソギンチャクやサンゴなども素手で触ってはいけません。また、磯場の岩や岸壁、波消しブロックなどに付着しているフジツボやカキ、イガイ、カメノテなどは鋭く、素手で触ったり皮膚が触れることでケガをすることが多いので、長袖のシャツを着て予防するのもよいでしょう。


■日照からの保護

しゃがんだ姿勢で長時間遊んでいると、気づかない間に首の後ろ側や耳を日焼けします。磯遊びに夢中で、気が付いたらひどい日焼けにならないように、麦わら帽子のように日差しの広い帽子を着用しましょう。


■深い場所にはライフジャケットを

入江がすぐ近くにあるような場所や、深みのあるところでは、必ずライフジャケットを着用するようにしましょう。


ライフセービング インストラクター 上野真宏

筆者の写真

海や河川など水辺の危険を知って、海水浴やレジャーを安全に楽しみましょう。

海水浴にマリンスポーツ、釣りなど海や川には楽しいアクティビティがたくさんありますが 毎年、夏になると水難事故が多く起きてしまうのも悲しい事実です。 水辺の危険を事前にお伝えすることで、1つでも多くの事故がなくなることを願っています。

【URL】 日本ライフセービング協会 http://www.jla.gr.jp/
【所属】 特定非営利活動法人 日本ライフセービング協会 理事・事務局長、 国際武道大学 体育学部スポーツトレーナー学科 非常勤講師

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。