トラブル解決術

  • ジャパンダのデータ研究所

海水浴場でのトラブルを避けるマナーとは?

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夏休みに子どもを連れて海水浴場へ行く予定を立てていますが、トップシーズンということもあり多くの人で混雑しているようです。トラブルに巻き込まれないための、また安全に過ごすための海水浴場のマナーを教えてください。

周囲の人への気配りを忘れずに、決まりを守って楽しみましょう

夏の海水浴場にはたくさんの人が遊びに来ています。ピークシーズンには海岸ではタイルを敷き詰めるようにびっしりとテントやパラソルが並ぶことも。子ども連れでも安全に、また混雑した海水浴場でも周囲とトラブルを起こさずに快適に楽しめるよう、以下の事に注意しましょう。


●遊泳禁止区域では絶対に泳がない

当たり前の事ですが、遊泳禁止区域には絶対に近づいてはいけません。波が高い、大きな岩があるなど、見た目ですぐに危険のある場所では誰もが警戒しますが、一見しては分かりづらい穏やかな海も、水深が急に深くなっていたり、海では事故の原因になりやすい“離岸流(※)”があったりと危険が潜んでいます。

(※離岸流とは… 波によって生じる、岸(波打ち際)から沖に向かって流れる強い海流)

泳いで遊んでいると知らぬ間に禁止区域に流れてしまうこともありますが、監視員に注意されたらすぐに離れるようにしてください。


●人のいる場所では走らない

混んでいるビーチでは周囲の人との間隔もあまりなく、その部分で走ったりすると砂が飛んで不快感を与えることも。また、飲み物やお弁当などが置かれていることもあり、触れてこぼしてしまったりすると大変です。最近ではビーチの禁煙、分煙化も進んでいますが、残念ながら全員がこれを守っているとも限りません。肌の露出の多い海水浴場では、たばこの火に触れることも危険ですので、人のいる場所では走らないようにしましょう。


●音響機器のボリュームは周りに配慮して使用しましょう

海水浴場では開放的な気分を楽しむために音楽を流したり、荷物番をしているお父さんなどがラジオを聴いていることもあります。最近ではワンセグでTVも見られるため、自然の中でも音響機器を利用する方がますます増えていますが、混み合った場所での大音量は周囲に迷惑となることもあります。自分たちだけでなく、周囲への配慮を忘れずに。


●禁煙・分煙を守り、喫煙は決められた場所で

手に持つ火のついた煙草の位置はちょうど子どもの目線の高さ辺りであり、すれ違いざまにヒラヒラした洋服や露出した肌に触れる危険もあります。また、火の完全に消えていない吸殻を素足で踏んでも大変なことに。昨今、海水浴場でも禁煙・分煙化が進んでいます。喫煙は決められた場所で行ってください。また、喫煙OKの海水浴場であっても、混み合った中では吸わない、吸殻を入れるケースは持参する、などしてトラブルとならないよう気をつけましょう。


●バーベキュー・花火は許可された場所でやりましょう

グループで遊びに行くときなど、海水浴場でのバーベキューも盛り上がりますが、事前に許可されているかどうかを調べてから行きましょう。実際、海沿いは風も強いため、火器の使用が禁止されているケースが多く、許可されていても場所が限定されている場合もあります。同様に(夕方~夜)海水浴場で花火をしたい場合にも禁止されていないかを確認してください。火の始末に関しての決まりも守りましょう。


●ビーチテントやパラソルはしっかりと

ビーチのテントやパラソルは強風が吹いても大丈夫なように、しっかりと固定してください。朝は風が弱くても、午後から風が強くなるようなケースもあります。念のために、穏やかな気候の日であっても気をつけましょう。また、テントやパラソルは同じメーカーや同じ色のものも多く、見失わないようにタオルなどを上につけている方がいらっしゃいます。このような目印も、強風でも飛ばないよう、しっかりと固定しましょう。


●万が一の迷子に備えて

海では子どもから目を離すと大変危険です。ですが、多くの人でにぎわう海水浴場では、ちょっと目を離したすきに迷子になってしまうことも。万が一迷子になった時、子どもがしっかりと名前を話せるといいのですが、不安で泣いてしまうと係りの人は水着に名前がないかを見るようにしているそうです。迷子にしないことが一番ですが、もしもの時を考えて、子どもの水着にはしっかりと記名しておきましょう。その際、読みにくい漢字をつかった名前の場合は平仮名で書かれた方が間違いがありません。


●ゴミはきちんと持ち帰りましょう

基本、自分たちが出したゴミは自分たちで持ち帰りましょう。海水浴場によってはゴミ箱が設置されていたり、近くにコンビニがあると、店の前にもゴミ箱はありますが、ピークシーズンはこれらもいっぱいになってしまっていることが多いです。ゴミは持ち帰ることを前提にして、複数枚のごみ袋を用意して出かけましょう。


旅行ジャーナリスト 小暮祥子

筆者の写真

安全で楽しい家族旅行・レジャーのお手伝いをします。

旅行ジャーナリストとして安心で楽しい家族旅行・子連れ旅行をご紹介しています。旅先では様々なトラブルに遭遇することがあります。事前の準備をしっかりして安全な旅行をお楽しみください。

【URL】 Travel with kids http://www.travelwithkids.jp/
【資格】 国内旅行業務取扱管理者、 厚生労働省認定 温泉入浴指導員・温泉ソムリエ
【メディア】 All About「家族旅行・子連れ旅行」「伊豆・熱海」、 こどもと一緒に旅しよう!(子連れ旅NEWS、コラム)など連載多数。

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