コースの途中で怪我をしてしまった時の対処方法とは?
冬休みに家族でスキーにでかける計画をしています。子供たちにもスキー体験をさせる予定ですが、もし途中でケガをしてしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか?特にコースの途中など、すぐに戻れない場合はどうすればよいのでしょうか?
周りの人たちと助け合って対処しましょう。
家族でスキー旅行、楽しみですね!最高の思い出とともにケガなく笑顔で帰ってきたいところですが、もしもコースの途中でケガをしてしまったら…。最初にすべきことはケガの状態の確認です。次に、動かせる状態であれば、安全な場所(コース端)に移動して下さい。そして動ける場合は、注意をしながらゆっくり下山をし、パトロールで応急処置をしてもらい、必要な場合は近くの病院になどに行きます。
もしも動けない場合は、ケガ人と付き添い以外の人が近くのリフト係にケガの状態・場所を伝えてパトロールを呼んで下さい。付き添いの方以外、誰もいない場合は、他の滑っている方に助けを求めて下さい。携帯電話を持っている場合はスキー場に電話するという方法もありますが、電波が悪いことも多々あります。
スキー場で起こりやすいケガは、接触によるものや、転倒によるものがほとんどだと思います。私が知っている限りでは、脳しんとうや、手首のねん挫や骨折などが多いと思います。初心者のころは特に脳しんとうが多いので、子どもにはヘルメット着用をおすすめします。
私は元スノーボード・ハーフパイプ種目の選手で、10年間の選手時代に、手首の骨折、手指の骨折と、大きいケガでは頸椎を損傷しました。難易度の高い技や大きいジャンプをした時にケガをしたと思われがちなのですが、そうでもありません。ケガをする時は疲れている時、滑るのがイヤになっている時、最後の1本などが多いです。これは選手に限ったことではなく、ご旅行で滑りに行かれている場合なども、疲れるなどして集中力が切れてきた時は、滑るのをやめた方がいいと思います。他には車と同様、スピードを出しすぎないことです。ケガに注意して、安全にスキー・スノーボードを楽しんで下さいね!
JSBAプロスノーボーダー 橋本通代
スキー場での安全で楽しい過ごし方をご紹介します。
自身のソルトレイクオリンピックでの経験を活かし、 子どもスノーボード教室"KIRARA KAMP"を全国で開催しています。 ケガなく安全で楽しいウィンタースポーツを楽しんでいただけるための アドバイスを分かりやすくご紹介していければと考えています。
【URL】 | KIRARA KAMP http://sbn.japaho.com/sbn/kirara/ |
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【実績】 | ソルトレイク五輪ハーフパイプ代表 JSBA公認プロ |
【メディア】 | NHK「夢の五輪へ」、BS日テレ「スーパースポーツマガジン」など多数。 |
【著書】 | 「はじめよう!スノーボード―よくわかる初中級レッスン」(スキージャーナル) 「スノーボード完全ステップアップ―フリーライディングでうまくなる 」(実業之日本社) |
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