トラブル解決術

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スキー・スノーボード前の準備運動とは?

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1年ぶりにスノーボードに行く予定です。普段は全くと言っていいほど運動はしていないので、久しぶりのスノボに少し不安を感じています。事前の準備運動などを教えていただければと思います。

事前にストレッチをし、体を慣らして行きましょう。

久しぶりのスノーボード、とても不安ですよね。私もスノーボードを始めてすぐの頃は、シーズンインから2週間ほど筋肉痛で腰が曲がらなくなっていました。筋肉痛だけでなく、ケガ予防のためにも、スノーボードに行く1カ月や1週間前などからストレッチをすることをおすすめします。お風呂上がりの10分でいいので、全身のストレッチを行って下さい。そうすることで自分の体がかたくなっているかどうかが確認できます。


 スキー・スノーボード当日はウェアーやブーツを履く前に、準備体操を行いましょう。アキレス腱を伸ばし、屈伸、手首足首を回し、最後に首を回します。ウェアーやブーツを履いてからだとなかなか体が動かしにくいので、着替える前に準備運動をすることをおすすめします。


さぁ、いざゲレンデに!でもその前にも10分ほどのストレッチを行って下さい。ケガ予防には“リラックス”がとても大事なので、ストレッチや深呼吸を必ず行いましょう。更にゲレンデに出てすぐにリフトに乗ると、寒さで体が固くなってしまうと思うので、歩いたり、スケーティング(※1)をするなどして滑りだす前に体を温めることがおすすめです。スノーボードは意外にいろんな力を使うので、ストレッチや歩いたりするなどして、“これから運動するよ”ということを体に教えてあげて下さい。


私は子ども対象のスノーボード教室を行っているのですが、スノーボードを始める前には毎回、スノーボード体操を行います。慣れないブーツに慣れてもらうという目的が1つと、体の柔軟や、体を温めて動きやすくすることが目的です。更には、スノーボードでよく使う場所(足)に力を入れてみたり、よく使うポーズなども体操中に遊びながら教えます。


お子様と一緒にできるスノーボード体操の一部をご紹介します。まずは相撲の「しこ踏み」をマネして足に力を入れてみましょう。次はペンギンのようにつま先を引き上げて、かかとだけで歩いてみましょう。最後は怒ったゴリラのように手で胸を叩くポーズをして終わりです。全身を温かくして、スキー・スノーボードにチャレンジしましょう。これを機に、柔軟・ストレッチを習慣化するのもいいかもしれませんね。


※1 スケーティングとは前足だけバインディングを装着して、スノボ板に接続していない後ろ足で雪面を蹴ることを言います。


JSBAプロスノーボーダー 橋本通代

筆者の写真

スキー場での安全で楽しい過ごし方をご紹介します。

自身のソルトレイクオリンピックでの経験を活かし、 子どもスノーボード教室"KIRARA KAMP"を全国で開催しています。 ケガなく安全で楽しいウィンタースポーツを楽しんでいただけるための アドバイスを分かりやすくご紹介していければと考えています。

【URL】 KIRARA KAMP http://sbn.japaho.com/sbn/kirara/
【実績】 ソルトレイク五輪ハーフパイプ代表 JSBA公認プロ
【メディア】 NHK「夢の五輪へ」、BS日テレ「スーパースポーツマガジン」など多数。
【著書】 「はじめよう!スノーボード―よくわかる初中級レッスン」(スキージャーナル) 「スノーボード完全ステップアップ―フリーライディングでうまくなる 」(実業之日本社)

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。