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残ったご飯の上手な保存方法とは?

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最近、家族の予定によってはご飯が残ってしまうことが多い日が続いています。1日冷蔵庫に入れると、硬くなってしまうことが多く悩んでいます。炊いたご飯を上手に保存する方法を教えてください。

ご飯は温かいうちに、茶碗一杯分ずつラップに包んで冷凍しましょう

残ったご飯は冷蔵室で保存すると水分が蒸発してパサパサになってしまうので、その日に食べきれない場合は冷凍するのが便利です。冷凍保存しておけば、電子レンジで加熱するだけでいつでも熱々のふっくらごはんがいただけます。週末多めに炊くなどして、常にいくつか冷凍庫にストックしておくと便利です。下記の保存方法を守っておいしくいただきましょう。


●冷凍保存する時は

ご飯をおいしく冷凍するには、炊き上がり後すぐか、温かいままの状態で茶碗一杯分ずつ小分けにして、それを薄く均一に広げてラップで包みます。その際、蒸気ごと密封するようにしてください。しばらく置いて粗熱が取れたら冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。ラップ+冷凍用保存袋で包むことにより、庫内のにおい移りや劣化を防ぐことができます。


すべてのフリージングの基本になりますが、熱伝導率のよい金属トレーに乗せて一気に凍らせることでおいしさを閉じ込めることができます。冷凍保存期間は約1か月です。


●解凍する時は

食べる時は、冷凍用保存袋から取り出して、ラップのまま電子レンジで2~3分加熱するだけ。冷凍時に閉じ込めた蒸気のおかげで、パサパサしないふっくらご飯になります。雑炊やお粥、チャーハンなども冷凍ご飯があれば時間をかけずに手軽に作れるので、毎日の食事作りにも重宝しますよ。


<雑炊・お粥>

雑炊やお粥を作る時は、凍ったまま煮汁に入れて加熱してOKです。


<チャーハン>

チャーハンを作る時は、電子レンジで半解凍した後フライパンでさっと炒めると、お店のようにパラッと仕上がります。


料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本 美由紀

筆者の写真

食材保存の基本やアイデアと共に、おいしく食べるコツをお伝えします。

テレビや雑誌を中心に、手軽に誰でも簡単に作れる料理レシピを考案。料理だけにとどまらず、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動しています。暮らしのなかで抱える保存の悩みについて、アイデアと一緒にみなさんにご紹介していきたいと思います。

【URL】 島本美由紀オフィシャルサイト http://shimamotomiyuki.com/
【メディア】 「オレンジページ」(オレンジページ)、「ESSE」(扶桑社)、「女性セブン」(小学館)、日本経済新聞、「めざましテレビ」(フジテレビ)、「あさいち」(NHK)、「モーニングバード」(テレビ朝日)、「七色日和」(テレビ東京)などの出演など多数。
【著書】 「時間とお金が10倍になる!冷蔵庫お片づけ」(講談社)、「冷蔵庫スーパー片づけ術」(双葉社)、「ためず、忘れず、使い切る!『ストック食品』管理術」(亜紀書房)など、著書や監修本は25冊を超える。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。