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手荒れの予防方法とは?

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最近、手荒れがひどく困っています。手荒れは乾燥や家事など様々な原因があると思いますが、手荒れの予防やケアの方法について教えてください。

強い洗剤やお湯を避け、保湿を。ひどいときは集中ケアがお勧め。

肌は、皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗などが混じり合った皮脂膜によって、乾燥や外的刺激から守られています。手は、この皮脂腺の分布が少ないため、もともと乾燥しやすい部分です。さらに、乾燥した空気や紫外線を浴び、水仕事やシャンプーなどで酷使し続けていると、皮脂膜ができにくくなり肌のバリア機能が低下してしまいます。うるおいを守れなくなった肌はカサつきやかゆみを引き起こし、さらに進行するとぱっくりヒビが入ってしまうこともあります。


手荒れを予防するには、日常生活におけるダメージをできる限り抑えることと、乾燥しがちな肌をしっかり保湿することが大切です。


紫外線は肌にダメージを与え、乾燥を進行させます。手にも日焼け止めを塗ることを習慣にしましょう。


食器洗いや洗濯などの水仕事、シャンプー、手洗いなども、手荒れの大きな原因です。食器用洗剤は洗浄力が強く、肌の皮脂膜まで洗い流してしまいます。水仕事をする際には、ゴム手袋を使用しましょう。また、熱いお湯も皮脂を落としすぎてしまうので、手洗いには水を使用するのがお勧めです。手を濡れたままにしていると乾燥が進むので、洗ったあとはタオルできちんと水分を拭き取ることも重要です。


手を洗ったあとはもちろん、こまめにハンドクリームを塗りましょう。両手のひらをこすり合わせるようにして温めてから使うと、のびがよくなります。特に乾燥しがちな指先や爪の周りは、クルクルとマッサージするように丁寧になじませて。洗面所をはじめ、台所、デスク、バッグの中など、あちこちにハンドクリームを備えておくと、気づいたときにすぐ使えて便利です。


手荒れが特にひどいときには、お顔と同じようにステップケアを。夜、お風呂上がりなどに、まず化粧水で保水してから、保湿美容液をのばし、クリームで美容成分を閉じ込めます。さらに、手袋をして眠れば、翌朝には指先までなめらかな美しい手がよみがえります。


美容ライター 柏木亜衣

筆者の写真

美しさと健やかさを保つために役立つ情報をご紹介します。

加齢や環境の変化などによって、身体は変化しています。若々しい美しさと健やかさを保つためには、適切なお手入れが大切です。日々のお手入れに役立ち、また楽しみになるような美容情報をお伝えしたいと思っています。

【URL】 柏木亜衣オフィシャルサイト http://www.aikashiwagi.com/
【経歴】 美容雑誌や女性誌の美容特集のほか、化粧品メーカーの広告やカタログの企画・ライティングを手がけるなど、美容ライターとして幅広く活動中。

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