髪の毛のベタつきを防ぐヘアケアとは？

髪がベタつく原因は、頭皮の皮脂腺から分泌される皮脂です。皮脂には、頭皮の乾燥を防ぎ、雑菌の繁殖を抑えるなどの重要な役割があり、健やかな頭皮を保つ上で必要不可欠な存在です。シャンプーの回数が少なすぎたり、ヘアオイルなどの整髪料を使いすぎると当然髪がベタつきやすくなりますが、そうでないのに不快なほどにベタつくという場合には、下記のような原因が考えられます。

■シャンプーの仕方や選び方に問題がある

シャンプーしているのにベタつくという場合、落としきれなかった皮脂が頭皮に残っていることが考えられます。シャンプーで大切なのは、髪だけでなく頭皮をしっかり洗うこと。シャンプーの際には、手で軽く泡立てたシャンプー剤をまず頭皮につけ、頭皮からしっかり洗いましょう。すすぐときも、シャワーを頭皮に当て、すすぎ残しのないようきちんと洗い流すことが大切です。

また、洗浄力が強すぎるシャンプー剤が、かえってベタつきを招いている場合もあります。必要な皮脂まで落としてしまうと、頭皮は不足した皮脂を補おうと過剰に皮脂を分泌させます。ベタつきがなかなか改善されないという方は、美容院などで使用されているアミノ酸系やベタイン系のシャンプーを試してみるのもお勧め。頭皮に必要な皮脂は残しながら、不要な汚れはきちんと落としてくれます。

■食生活の乱れなどによる皮脂の分泌過剰

顔の肌同様、食生活の乱れやストレスが、皮脂分泌のコントロールを妨げている場合もあります。日々の食事では脂っこいものを摂りすぎないようにし、ビタミンや繊維質豊富な野菜、たんぱく質豊富な豆類などをバランスよく食べましょう。ストレスを解消し、生活習慣を見直してホルモンバランスを整えることも、皮脂分泌量の改善につながります。