かかとのガサガサを防ぐ角質ケアとは？

かかとには皮脂を分泌する皮脂腺がないため、肌を守る皮脂膜ができにくく、乾燥したり硬くなりやすい部分です。また、体重による圧力や靴との摩擦にさらされているため、刺激から肌を守ろうと表面の角質が分厚くなりがちです。古い角質が溜まると、肌の生まれ変わりが滞り、ますます角質が分厚くなり乾燥が進むという悪循環に。さらに進行するとヒビ割れを起こすこともありますので、早めのケアがお勧めです。

角質が分厚くなり、ガサガサになってしまったかかとにクリームを塗っても、内側まで浸透せずなかなか乾燥が改善されません。かかとのケアは、まず余分な古い角質を取り除くことから始めましょう。

入浴時なら、浴槽に浸かり、かかとの角質を柔らかくします。お湯を入れた洗面器などに足を浸してもいいでしょう。肌が柔らかくなったら、水分をしっかりふき取り、軽石やかかと専用のやすりでやさしくこすって角質を落とします。このとき、強くこすりすぎると肌を傷めてしまい、かえって角質を分厚くさせる原因に。

一度に落とそうとせず、定期的なケアで徐々に落としていくのがポイントです。角質を落とした後は、クリームやオイルを塗り、しっかりと保湿します。かかと専用の角質取りクリームや保湿パックを利用するのもいいでしょう。

また、サイズの合わない靴も、ガサガサかかとが治らない一因かも。靴の中で足が動いたり、圧迫されている状態は、かかとに負担をかけ、角質を厚くさせます。クッション性のあるインソールなどで調節するか、サイズ選びを見直してみましょう。