日本国内で財布を紛失した時の対処方法とは?
先日、父が財布を紛失してしまいました。拾った方が警察へ届けてくれたので、無事に手元に戻ってきたそうですが、実際は悪用されてしまうケースもあるかと思います。財布を紛失した時の対処方法について教えてください。
すぐに警察に行き、遺失届を出しましょう
● 警察に届ける
財布を落としたらすぐに、最寄りの警察署や交番へ行き、遺失届を出しましょう。いつ、どこで、どのようなものを、また中には何が入っていたのかなどを詳しく聞かれますので、わかる範囲で丁寧に答えましょう。
遺失届を出しておくと、万が一その後、財布の中に入ったカード類が悪用された時にも、「あなたが使ったものではない、借りたものではない」ということを示す証拠になります。落とした場所がはっきりしないときは、立ち寄ったお店や利用した交通機関にも連絡することをおすすめします。
● キャッシュカード・クレジットカードを停止する
キャッシュカードやクレジットカードを財布に入れていた場合、悪用される危険が高いので、すぐに停止をします。明細書や通帳、ホームページなどに紛失した際の問い合わせ先が掲載されています。緊急時の番号は365日24時間対応となっていることがほとんどですので、休日や夜中でも気づいたらすぐに連絡しましょう。口座番号やクレジットカードの利用状況などを聞かれることもあります。手元に通帳や最近の明細書などを用意しておくといいでしょう。
● 自動車免許証・保険証の再交付を受ける
自動車免許証には効力を停止するという方法はなく、再交付するしかありません。
保険証も同様に効力を停止することはできません。国民健康保険であれば市区町村の役所や出張所へ、政府管掌保険や組合保険であれば勤務先へ連絡し、新しい保険証を再交付してください。
※詳細はトラブル解決術「運転免許証を紛失した時の対処方法とは?」をご覧ください。
「運転免許証を紛失した時の対処方法とは?」はこちら
https://park.sompo-japan.co.jp/japanda_ch/japanda-ch/trouble/life/500120.html
● 共通電車カードの再発行を受ける
定期券等を紛失した時、記名式の共通電車カードであれば、再発行が可能です。
なお、無記名のものや磁気タイプの定期券は再発行できません。
※詳細はトラブル解決術「SuicaやPASMOなど共通乗車カードを紛失した時の対処方法とは?」をご覧ください。
「Suicaなど共通乗車カードを紛失した時の対処方法とは?」はこちら
https://park.sompo-japan.co.jp/japanda_ch/japanda-ch/trouble/life/500103.html
● レンタルカード・ポイントカードを停止する
その他にもお財布にカード類を入れていた場合、必要に応じて、店舗や会社へ連絡を取ります。特にレンタルショップのカードは早めに停止手続きをしてください。他人が不正に利用した時に、レンタル延滞金等がカード記名者の負担になることがあります。
また、ポイントカード類が悪用されることは少ないですが、一部サービス会社では申請後にすでに取得していたポイントを新しいカードへ移行してくれる場合もありますので、ご確認ください。
● 落し物を探すなら、「インターネットの落し物検索」で
落し物が拾われて警察に届けられた場合、3ヶ月保管され、その情報がインターネットで公表されます。「落とし物検索(警視庁拾得物公表システム)」から、落とした場所や日にち等詳細を入力すると、該当する品が表示されます。思い当たるものがあれば、表示されている問い合わせ番号を記録し、連絡をしてください。なお、傘や衣類といった安価なものは2週間の保管後に売却されますので、ご注意ください。
暮らしのコラムニスト 河野真希
暮らしの中の“困った”を解決するお手伝いをします。
WEBや雑誌等を通じて、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案しています。暮らしの中で突然起こるトラブルをすばやく的確に解決して、毎日を安全・安心に過ごしましょう。
【URL】 | 河野真希オフィシャルサイト http://kawano-maki.net/ |
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【メディア】 | 「MEN'S NON-NO 」(集英社)、「女性セブン」(小学館)、「月刊SPA」(扶桑社)、日本経済新聞、朝日新聞、「ズームイン!!SUPER」 (日本テレビ)出演など多数。 |
【著書】 | 「ひとり暮らしの季節ごよみ」(祥伝社) |
【監修】 | 「はじめよう!気持ちのいい暮らし」(PHP研究所)、「これで解決!ひとり暮らしのQ&A」(主婦の友社)他 |
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