火を消し忘れた時の対処方法とは?
仕事中ですが、火を消し忘れたような気がして不安で仕方がありません。ただの思いすごしならいいのですが、このような場合どうやって確認をとればいいのでしょうか?仕事があるので、直ぐに帰宅は難しい状況です。
出発前には火とガスの確認を。万が一のときには大家さんや管理会社に
●まずは自分が帰宅することを考える
火やガスの消し忘れに気づいたら、仕事などの事情はいろいろとあるかもしれませんが、まずは自分が帰宅することを考えましょう。火の消し忘れによって事故になれば、近隣に迷惑をかけることもあり、その場にいなければ、より大きな問題になります。
もちろん家族や近所の知人に頼めるのであれば、火の消し忘れはないか連絡をとって対応をお願いしてもいいですが、誰もいないのであれば、真っ先に自分が駆けつけたいものです。
●大家さん・管理会社に連絡をする
自分が帰るにしても、職場から家まで距離があり、時間がかかってしまうときは、賃貸住宅の場合に限りますが、大家さんや管理会社に火の消し忘れはないか連絡をしてみましょう。合い鍵を持っていますので、事情を説明して、部屋の中を確認してもらうことができます。
また、持ち家であったり、部屋の鍵を持っていない場合でも、屋外にあるメーターガス栓を閉めて、ガスを消してしまうことが可能です。近所に家族、友人や知人がいるようであれば、頼むのもいいでしょう。
ただし、火やガスの消し忘れが気になって、そのたびに大家さんや管理会社に連絡をするようでは迷惑です。安全のために確認をとって何事もなければいいことですが、同じことを何度も繰り返せば、オオカミ少年のようになり、住人としての信頼を失ってしまいかねません。あくまで外出前の火とガスの確認を第一に。
●コンロの安全機能を確認する
安全機能がついたコンロも増えています。
例えば、長時間火がつけっぱなしになっていたり、乗せている鍋やフライパンの温度が高くなりすぎたり、グリルの庫内の温度が高くなりすぎたりすると、自然に消火されます。もし自動消火機能がついていれば、ガスコンロを使った時間から逆算し、一定時間が過ぎていれば、あわてて帰宅する必要はなくなります。今、お使いのコンロの説明書をよく読み、確認しておくと、安心です。
●火の消し忘れ確認サービスに加入する
東京ガスや大阪ガスでは、外出先から火の消し忘れを確認できるサービスを行っています。火の消し忘れが気になったら、ガス会社に連絡すると、ガス会社が自宅のガスメーターへ通信機能を利用して、ガスの使用状況を確認します。ガスが流れているようであれば、ガスを遮断してもらうこともできます。
また、火やガスの消し忘れが疑われる場合にも連絡がもらえます。それぞれ工事や別途利用料金が必要ですが、うっかり忘れをしやすいという人にとっては、加入しておくと安心と安全が得られます。
暮らしのコラムニスト 河野真希
暮らしの中の“困った”を解決するお手伝いをします。
WEBや雑誌等を通じて、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案しています。暮らしの中で突然起こるトラブルをすばやく的確に解決して、毎日を安全・安心に過ごしましょう。
【URL】 | 河野真希オフィシャルサイト http://kawano-maki.net/ |
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【メディア】 | 「MEN'S NON-NO 」(集英社)、「女性セブン」(小学館)、「月刊SPA」(扶桑社)、日本経済新聞、朝日新聞、「ズームイン!!SUPER」 (日本テレビ)出演など多数。 |
【著書】 | 「ひとり暮らしの季節ごよみ」(祥伝社) |
【監修】 | 「はじめよう!気持ちのいい暮らし」(PHP研究所)、「これで解決!ひとり暮らしのQ&A」(主婦の友社)他 |
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