不正出血の時の対処方法とは?
稀に生理ではない時に、出血をする時があります。不正出血の疑いがある時は、どのように対処すればいいのでしょうか?
不正出血があったら必ず受診を
不正出血の原因は、子宮頸がん・子宮体がんやクラミジア感染症など放置してはいけない病気から、子宮頚管ポリープやびらんや中間期出血など様子を見ても問題ないものまで様々です。
不正出血という症状だけでは、様子を見てもいいものなのか大きな病気が隠れているのか判断はできませんので、数ヶ月以内に検査を受けていて何も異常がなかったという場合を除いて、不正出血があったら必ず受診が必要です。少量の不正出血がきっかけで子宮頸がんや子宮体がんが見つかったというケースも少なくありません。
不正出血を自分で止める方法はありませんが、不正出血があったら基礎体温をつけて体温とともにいつどのくらいの出血があったのかを記録しておくと受診した際に参考になります。また、性交渉の後に出血したといった、出血のきっかけとなるエピソードがあればそれも一緒にメモしておきましょう。検査では何も異常がないのに、月経と月経のちょうど中間の時期に少量の出血があるという場合があります。中間期出血または排卵期出血と呼ばれるものです。
基本的に様子を見て問題ない場合でも、たびたび出血するのがわずらわしいのであれば、ピルで改善させる方法もあります。中間期出血かどうかは、一通りの検査をして何も異常がなく、基礎体温での排卵時期と一致して出血が見られるという場合に診断します。検査をせずに時期的に中間期出血だろうと判断するのは危険ですので、不正出血があったら必ず検査は受けるようにしましょう。
産婦人科医 清水なほみ
心と体の健康を自分の力で取り戻す方法を、一緒に考えていきたいと思います。
女性特有の病気を中心に日頃の不調を改善するためのアドバイスをいたします。 病院に行きづらいという患者さんの悩みを、現役医師の知識を活かしてサポートします。
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【資格】 | 日本産科婦人科学会専門医、 日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー |
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