会社や上司への結婚報告の方法とは?
結婚が決まり、両親への挨拶も済ませました。次は職場への報告をしなければ、と思っています。会社や、職場の上司・友人への結婚報告はどのようにすればよいのでしょうか?順番や方法など、気をつけなければならないことがありましたら教えてください。
周囲への気遣いを忘れずに。「漏れがない」ことがポイントです。
結婚が決まり、親への挨拶も無事終了。ところで、職場や友人への結婚報告はどうしたらいいの?と言う疑問にお答えします。幸せいっぱいの結婚報告も順序を間違えると、相手が不快な思いをすること・・・。
■職場への結婚報告
職場での結婚報告のポイントは「報告の順序」、友人への報告ポイントは「漏れがない」です。周囲への気遣いを大切に、段取りを考え、準備をきちんとすることで、みんなから祝福される花嫁になりましょう。
●職場への結婚報告 ポイント1 結婚報告の順序
まず報告をするのは、直属の上司。その後の報告先や報告順は会社によって異なるので、上司に相談をしましょう。一番避けたいのは、上司へ直接報告をする前に、噂で上司に伝わってしまうこと。人づてで伝わることで「ないがしろにされた」と誤解を受けることになりかねません。
まずは、上司に直接口頭で伝えて、相手を尊重している事を表現することが大切です。尚、派遣社員の場合は、勤務先の上司ではなく、まず雇用主である派遣会社へ報告を。働いている職場への報告は、派遣会社と相談しましょう。
●職場への結婚報告 ポイント2 結婚報告のタイミング
結婚報告は結婚準備の始まる3カ月前がめどとなります。
上司に報告する際は、結婚はプライベートなことなので、業務時間を避けましょう。始業時間前や昼休み、業務終了後の時間がよいでしょう。週明けや、月末などで忙しい時期も避けるようにするとよいでしょう。
●職場への結婚報告 ポイント3 話すことを準備する
上司に報告する前に、パートナーと下記を相談し、報告の際に伝える又は聞かれた時に答えられるようにしておくと、いいでしょう。
[ 1 ]披露宴に招待するかしないか
ご招待する予定であれば、挙式の日時を伝え、追って招待状をお届けする旨を伝えます。少なくとも3カ月前には口頭で報告し、予定を伺うと丁寧です。ご招待しないなら、「結婚式は身内のみで簡単に済ませる事にしました」などと報告をしましょう。
[ 2 ]結婚後仕事をどうするか?
上司が一番気になるところです。仕事を続けるのであれば、結婚をしてもますます仕事を頑張りたい旨を伝えましょう。退職を希望するのであれば、少なくとも3カ月前までには報告します。仕事は続けたいが、結婚前と同じペースで仕事をするのが難しい場合は、部署の異動など何か方法があるか相談をしてみましょう。
[ 3 ]結婚後の名字をどうするか
新姓で仕事をするか、旧姓で仕事をするかの希望を伝え、上司と相談をしましょう。会社によってはルールがある場合もあるので確認を。
[ 4 ]休暇をとるかどうか
結婚式にあわせて、長期休暇を希望する場合は、早めに希望を伝えましょう。
■友人への結婚報告
友人への結婚報告は下記の3つがポイントとなります。親しい友人グループで自分だけ知らせれてなかった…など、報告漏れがあると、そのつもりはなくても相手に悲しい思いをさせてしまいます。たくさんのお友達がいる人ほど、漏れがないように気を付けましょう。
●友人への結婚報告 ポイント1 タイミング
嬉しい結婚報告はいつ聞いてもうれしいもの。親しい友人なら、結婚を決めたらすぐに報告をすると喜ばれます。年賀状だけのやりとりなどちょっと距離の遠い友人には、ある程度話が進んでからでもよいでしょう。
●友人への結婚報告 ポイント2 報告の方法
人生の大きな節目となる結婚報告は、直接の報告や手紙が丁寧です。ただし最近は、親しい人であればすぐにお知らせができる電話やメールでも失礼にはあたりません。
●友人への結婚報告 ポイント3 報告漏れがないように
結婚報告漏れを防ぐには、リストを作ってチェックをするのがおすすめです。招待ゲストのリストを作る際に、必ず招待する人、できれば招待する人、結婚報告だけする人、と分類して、漏れなく書き出しチェックすると忘れずに報告ができます。せっかくの嬉しい報告ですから、「報告が漏れで大切な友情にひびが入った」ということにならないようにすすめて下さいね。
結婚ジャーナリスト ひぐちまり
結婚が決まったら必要となる様々なマナ―についてご紹介します。
婚約者のお家へのご挨拶から婚姻届等種々の手続きまで、様々なシチュエーションで「愛される花嫁」になる為のマナ―やコツをご案内します。心配りのポイントを押さえることで、周りから祝福される幸せな花嫁になりましょう。
【URL】 | http://higuchimari.jp/ |
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【経歴】 | 20年間ブライダル事業に携わり、ウエディングプロデュースの先駆者として1万組以上の婚礼を手がける。ブライダルやパーティのマナーにも精通し、2010年には、モナコ王室主催の舞踏会に参加。ブライダルフェアでのトークショーなどを行う。現在はヒロインプロデューサーとしても活躍中で、女性が輝く為の各種講座などを開催。 |
【著書】 | 「ウエディングのマナーとコツ」(学習研究社) 「花嫁の手紙お手本BOOK」(大泉書店)など多数 |
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