結婚の挨拶の段取り、時期など基本的な流れとは?
結婚することを決めました。まずは彼女と一緒に、お互いの両親に挨拶をしたいと考えています。何から始めればよいのでしょうか?結婚の挨拶について、基本的な流れを教えてください。
親への挨拶、成功の決め手は事前準備!
■結婚が決まってから、結婚式までの段取り
結婚することが決まったら、なるべく早く行いたいのが、両家の親への挨拶。その後、両家の顔合わせまたは結納を交わし結婚式の準備へ。結婚式の準備で大切な会場決定は平均6カ月前と言われていますが、人気の会場なら1年前から、またおめでた婚や少人数の会食なら3カ月未満で準備をする人もいます。会場との打ち合わせが始まるのは、結婚式当日の3~4か月前。そして、結婚式1カ月前は最終の確認や手配で忙しくなります。最初に結婚式までのおおまかなプランを立てて、無理のないスケジュールですすめましょう。
■親への挨拶で一番大切なこと
親への挨拶は第一印象を決める場となります。ここで信頼を得ると、あとの準備もスムースになります。また、すでに面識がある場合でも、「結婚の承諾を得る」という正式な場ですから、それにふさわしい振る舞いをしましょう。ふたりの、結婚をしたいという真剣な気持を伝え、親に認めてもらうには、身だしなみや言葉遣い、マナーも大切なポイント。しっかり準備をしてふたりの「誠意」と「感謝」の気持を伝えましょう。
■ 挨拶を成功させる当日までの7つのポイント
1.挨拶の訪問順序を決める(訪問1カ月前をめどに)
「お嫁さんをもらう」という考えから、男性が女性の家に先に挨拶にいくのが慣例となっていますが、実家が遠方にある場合など、親の了解を得つつ事情に合わせて調整を。
2.親へ結婚相手のことを話しておく
親が一番知りたいことは、この結婚で自分の子どもが幸せになれるかどうか。相手の家族や家族構成、人柄、仕事、趣味、などを事前に伝え、親しみを感じてもらえるようにしましょう。
3.結婚相手に親のことを話しておく
結婚相手にも、親の仕事や趣味、人柄を事前に伝えましょう。親同士の共通点や、住んだことがある場所、趣味などは話のきかっけにもなります。
4.挨拶の日取りを決める(訪問2週間前をめどに)
親の都合に合わせ、日時を決めます。午後2時からなど、食事時間を避けての設定がおすすめ。
通常、滞在時間は1時間半~2時間が目安。
5.当日話す内容の準備
当日の雰囲気が和やかになるように、事前にいくつかの話題は準備しておきましょう。結婚相手から聞いた情報をもとに話すことを考えたり、子どもの頃の話は場が和むのでおすすめです。
6.手土産を準備する(訪問前日か当日に)
予算3千円~5千円くらいを目安に。親の好物、郷里の銘菓や人気のお菓子は話題にもなりやすのでよいでしょう。生ものや日持ちのしないもの、また訪問先の家の近所で用意するのは避けましょう。
7.結婚後のことをふたりで話し合っておく
ふたりの真剣な思いが伝わるように、親が気にしそうな事柄(結婚式の時期、結婚後の住まいのことなど)は事前にふたりで話し、聞かれたら答えられるように準備しておきましょう。ただし、勝手に決めたと思われないよう、親を立てるスタンスで。
当日は緊張するでしょうが、事前準備をしっかりとすることで、ふたりの真剣さ、誠意が親にも伝わります。
結婚ジャーナリスト ひぐちまり
結婚が決まったら必要となる様々なマナ―についてご紹介します。
婚約者のお家へのご挨拶から婚姻届等種々の手続きまで、様々なシチュエーションで「愛される花嫁」になる為のマナ―やコツをご案内します。心配りのポイントを押さえることで、周りから祝福される幸せな花嫁になりましょう。
【URL】 | http://higuchimari.jp/ |
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【経歴】 | 20年間ブライダル事業に携わり、ウエディングプロデュースの先駆者として1万組以上の婚礼を手がける。ブライダルやパーティのマナーにも精通し、2010年には、モナコ王室主催の舞踏会に参加。ブライダルフェアでのトークショーなどを行う。現在はヒロインプロデューサーとしても活躍中で、女性が輝く為の各種講座などを開催。 |
【著書】 | 「ウエディングのマナーとコツ」(学習研究社) 「花嫁の手紙お手本BOOK」(大泉書店)など多数 |
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