一目でわかる冠婚葬祭の祝儀・香典の金額一覧
最近、結婚式やお葬式といった冠婚葬祭に参列する機会が増えてきたのですが、冠婚葬祭の祝儀や香典の金額の相場が良くわからないので教えてください。またお金を包む際のマナーがあれば教えてください。
祝儀・香典の金額はその家ごとに取り決めがある場合も。事前に家族と相談して決めましょう。
■祝儀の金額とマナーについて
[1]結婚式祝儀の目安
祝儀の相場は、親族・家族を除くと
20代…2~3万円
30代…3万円
40代…3~5万円
となります。
ポイントとなるのは贈る側の年代と、相手との関係の深さになります。
親族・家族関係は、その家ごとに取り決めがあったり、これまでの事例による場合が多いので、親と相談して決めるとよいでしょう。
[2]お金を包む際のマナー、タブーを押さえよう
・祝儀で包む金額は奇数が基本となります。これは、「偶数」は割り切れる数字であることから、別れをイメージさせ結婚式にはふさわしくないという考え方によるものです。
・例外1 奇数でもふさわしくない数字とは?
「9」は苦しみを連想させる数字として、奇数ですが避けるべき数字です。
・例外2 偶数でも問題ない数字とは?
「2」と「8」と「10」
「2」については、もともとは偶数でふさわしくない数字とされていましたが、近年は「ペア」を表す数字であるということで問題ないとされています。もし偶数であることが気になる場合は、1万円札と5千円札2枚でお札の枚数を「3」と言う奇数にすることもできます。
「8」は漢数字の「八」が末広がりのおめでたい数字とされていることから問題ありません。
また、「10」も偶数ですが問題ありません
[3]用意するお金のマナー
新札を用意しましょう。お祝いの日を楽しみしていた気持ちが伝わります。
■香典の金額とマナーについて
[1]香典の金額の相場
親族・家族か、それ以外かで大きくわかれます。
仕事上のお付き合い、友人・知人の場合の目安は
20代…3千円~5千円
30代…5千円~1万円
40代…5千円~1万円
50代…5千円~2万円
となりますが、故人との関係によって金額をご判断ください。
[2]親族・家族が香典を出す場合の注意点
親族・家族の場合は身内であっても、喪主以外の人は喪主に対して香典を出すのが基本となります。これまでのご家族やご親族の前例などを参考に決められるとよいでしょう。
目安としては
両親が亡くなった場合…10万円前後
兄弟姉妹が亡くなった場合…3万円~5万円
となっています。
親戚が亡くなったときは、親と相談し、親よりも金額が高くならないように配慮します。
[3]用意するお金のマナー
祝儀や香典を持参する際には、袱紗(ふくさ)という風呂敷につつむのがマナーです。袱紗(ふくさ)にはいろいろな色や柄がありますが、紫色であれば慶弔問わず、冠婚葬祭全般で使用することができます。
結婚ジャーナリスト ひぐちまり
結婚が決まったら必要となる様々なマナ―についてご紹介します。
婚約者のお家へのご挨拶から婚姻届等種々の手続きまで、様々なシチュエーションで「愛される花嫁」になる為のマナ―やコツをご案内します。心配りのポイントを押さえることで、周りから祝福される幸せな花嫁になりましょう。
【URL】 | http://higuchimari.jp/ |
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【経歴】 | 20年間ブライダル事業に携わり、ウエディングプロデュースの先駆者として1万組以上の婚礼を手がける。ブライダルやパーティのマナーにも精通し、2010年には、モナコ王室主催の舞踏会に参加。ブライダルフェアでのトークショーなどを行う。現在はヒロインプロデューサーとしても活躍中で、女性が輝く為の各種講座などを開催。 |
【著書】 | 「ウエディングのマナーとコツ」(学習研究社) 「花嫁の手紙お手本BOOK」(大泉書店)など多数 |
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