結婚の挨拶の服装、手土産など、好印象を与えるマナ―とは?
結婚が決まり、来月、お互いの実家へ挨拶に行くことになりました。安心してもらえるよう、しっかり準備して臨みたいと思っています。好印象を持っていただけるマナ―、服装、また手土産などを教えてください。
親を味方に!「親への挨拶」成功の秘訣
「自分の家」にパートナーを迎える場合でも、「ふたりで親に報告をする」と言う気持ちを大切にしましょう。
■家を訪ねる
自宅を訪問する場合は、相手の準備が一段落したころと考えて、約束の時間より少し(2~5分)遅れて到着するタイミングで。事前に携帯電話をオフにしておきましょう。またコートを着ている場合は、コートを脱いでからインターホンを押します。
■第一印象を決める身だしなみ
「見た目」は第一印象の決め手となります。何よりも大切なのは清潔感があること。具体的には男性はスーツまたはジャケットにネクタイ着用で。女性はスーツかワンピースがよいでしょう。
靴を脱いであがりますので、靴もきちんと磨き、靴下に穴があいていた!なんていうことのないように、新しいものを着用するのがおすすめです。
■玄関で
好感を得るのに大切な挨拶。「〇〇と申します」とはきはきと挨拶し、時間をとってもらったお礼も伝えましょう。靴を脱ぐときは、正面を向いたまま脱いで上がり、その後揃えるようにしましょう。
■部屋へ通されたら
お願いに伺っていますので、お部屋の下座に座るのが本来ですが、上座を進められたら「ありがとうございます」と言って座りましょう。ちなみに基本的には入口に近い席が下座となります。
■手土産の渡し方
手土産を渡すタイミングは基本的には、部屋に通されてきちんとご挨拶をしてから。袋や風呂敷から出して、品物をお渡しします。玄関先で渡すのはNGですが、すぐに冷蔵庫に入れたほうがよいもの、またすでに何回もうかがっている場合は、臨機応変に。
■結婚の承諾を得る
自己紹介をして、少し和やかにお話をしたら、いよいよ本題へ。どちらの家でも、男性から切り出すのがよいでしょう。結婚の承諾を得る為の男性の言葉の例は、「○○さんと結婚をさせてください。」「○○さんと結婚を前提にお付き合いさせていただいております。結婚の承諾を頂きたく、ご挨拶にまいりました」など。「お嬢さんをください」は定番のようですが「娘は物ではない」と反感を買いがちなので注意を。
■帰宅
1時間半から2時間を目安に、時間になったら、男性の実家なら男性が、女性の実家なら女性が、「そろそろ」と切り出してあげるとよいでしょう。最後の印象も大切。時間を取ってもらったことなど、お礼をきちんと伝えることを忘れずに。
■帰宅後
家に着いたら相手へ電話をして、無事着いた事、今日のお礼を伝えましょう。女性の場合は、お相手の親にはがきでもよいのでお礼状を出すと喜ばれるでしょう。
素敵な結婚式、幸せな家庭生活の準備に親の理解と協力は欠かすことができません。挨拶はもちろん緊張するでしょうが、実は自分だけでなく、相手も緊張しているのです。笑顔を心がけて相手の質問にははきはきと誠実に答えることで、信頼関係を築き、その後の結婚準備や結婚生活でもサポートしてもらえる関係作りの第一歩としてくださいね。
結婚ジャーナリスト ひぐちまり
結婚が決まったら必要となる様々なマナ―についてご紹介します。
婚約者のお家へのご挨拶から婚姻届等種々の手続きまで、様々なシチュエーションで「愛される花嫁」になる為のマナ―やコツをご案内します。心配りのポイントを押さえることで、周りから祝福される幸せな花嫁になりましょう。
【URL】 | http://higuchimari.jp/ |
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【経歴】 | 20年間ブライダル事業に携わり、ウエディングプロデュースの先駆者として1万組以上の婚礼を手がける。ブライダルやパーティのマナーにも精通し、2010年には、モナコ王室主催の舞踏会に参加。ブライダルフェアでのトークショーなどを行う。現在はヒロインプロデューサーとしても活躍中で、女性が輝く為の各種講座などを開催。 |
【著書】 | 「ウエディングのマナーとコツ」(学習研究社) 「花嫁の手紙お手本BOOK」(大泉書店)など多数 |
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