1. 50代の自動車保険料の相場はどれくらい?
50代の自動車保険料は、一般的にどのくらいでしょうか。損保ジャパンの個人用自動車保険『THE クルマの保険』で算出した「車両保険なし」と「車両保険あり」の2つのパターンを参考に、おおよその目安を確認してみましょう。
55歳ゴールド免許所持のAさんの場合
| 保険の種類 | THE クルマの保険(個人用自動車保険) |
|---|---|
| ご契約期間 | 2026年7月1日から1年間 |
| 等級 | 20等級 |
| 事故有係数適用期間 | 0年 |
| 記名被保険者の運転免許証の色 | ゴールド |
| 使用目的 | 日常・レジャー使用 |
| 用途車種 |
・自家用小型乗用車 ・料率クラス 車両:6 対人:5 対物:5 傷害:11 |
| 運転者限定 | 本人のみ |
| 年齢条件 | 35歳以上補償 |
| 記名被保険者年齢 | 55歳 |
| 自動車の初度登録年月 | 2026年7月 |
| 車齢別割引 | あり |
| エコカー割引 | あり |
| ゴールド免許割引 | あり |
| Web証券割引 | あり |
| 払込方法 |
・クレジットカード払 ・分割払い |
| 対人賠償・対物賠償 |
・無制限 ・自己負担額なし |
| 人身傷害 |
自動車・交通乗用具事故補償特約セット ● 人身傷害保険金:7,000万円 |
| 入通院定額給付金 | 10万円 |
| 車両保険(あり) |
・一般条件 ・車両保険金額:265万円 ・自己負担額:5-10万円 |
| 保険料(車両保険なし) | 保険料(車両保険あり) | |
|---|---|---|
| 年払保険料(年間) | 27,876円 | 57,300円 |
| 月払保険料(月額) | 2,323円 | 4,775円 |
上記はあくまで一例であり、同じ50代でも年齢や等級、特約の有無など諸条件が異なれば保険料も変動します。適切な保険に入るためにも、自分の条件に合わせてシミュレーションすることが大切です。
2. 50代の自動車保険料は他の年代よりも安い?
50代は、他の年代に比べて自動車保険料が安くなる傾向にあります。主な理由は、平均的なノンフリート等級の高さと、統計データにもとづく事故リスクの低さの2点です。
2.1.ノンフリート等級が最大まで上がっている人が多いから
50代の保険料が安くなりやすい理由の一つは、ノンフリート等級が、割引率が大きい20等級に達している方が多いことです。
自動車保険には「ノンフリート等級別料率制度」という仕組みがあり、等級は1〜20の20段階に分かれています。初めて加入するときは6(S)等級(2台目以降の場合は7(S)等級※)からスタートし、無事故で契約を継続するたびに等級が上がります。等級が大きいほど割引率も大きくなり、20等級で最大の割引が適用されます。
50代は運転歴が長い方が多く、若いころから長期間にわたり安全運転を続けてきた方であれば、必然的に20等級に達しているケースが多くなります。同じ補償内容でも、まだ等級が上がりきっていない若い年代と比べて保険料が安くなりやすいのはこのためです。
※1台目が11等級以上で、一定の条件を満たす場合に適用されます。
2.2.統計的に事故リスクが低い年代だから
50代が統計的に事故リスクの低い年代であることも理由の一つです。
自動車保険には、記名被保険者(=ご契約の自動車を主に使用される方)の年齢層に応じて保険料を細かく区分する「記名被保険者年齢別料率区分」という仕組みがあり、年齢によって事故リスクに差があることが保険料に反映されています。
警察庁が公表している「令和7年中の交通事故の発生状況」によると、免許保有者あたりの交通事故件数は年齢層によって差があり、50代は全年代のなかでも事故の発生率が低い水準に位置しています。こうした統計データを保険料の算出に反映しているため、50代は他の年代と比べて保険料が安くなりやすいのです。
※運転者年齢条件は、契約自動車を運転される最も若い方の年齢に合わせて設定する必要があります。同居の子どもなど若い方が運転され
る場合は、その方に合わせた年齢条件を設定するため、契約者が50代であっても保険料が下がるとは限りません。
3. 50代で自動車保険を見直すべきタイミングは?
50代は子どもの免許取得や独立、車の買い替えなど、ライフスタイルに変化が生じやすい年代です。ここでは、自動車保険の見直しを検討すべき主なタイミングを紹介します。
3.1.子どもが運転免許を取得したとき
子どもが免許を取得して親の車を運転するようになった場合は、自動車保険の「年齢条件」と「運転者の範囲」の見直しが必要です。
例えば、年齢条件を「35歳以上補償」に設定している場合、子どもが34歳以下であれば、年齢に応じて「全年齢補償」や「21歳以上補償」などに変更しなければ、子どもが運転中に起こした事故は原則として補償されません。
また、運転者の範囲を「本人のみ」や「本人・配偶者限定」にしている場合も、運転者の範囲を広げる必要があります。
年齢条件の引き下げや運転者の範囲の拡大にともない保険料は上がりますが、万が一の際に補償されないという事態を避けるためにも、子どもが運転を始める前に見直しておきましょう。
※損保ジャパンでは配偶者には内縁の相手方および同性のパートナーを含みます。以下、同様とします。
3.2.子どもが独立・別居したとき
進学や就職で子どもが親元を離れた場合は、年齢条件と運転者の範囲を見直すタイミングです。
子どもが同居しているあいだは、子どもの年齢に合わせて年齢条件を「全年齢補償」や「21歳以上補償」に設定しているケースがあります。しかし、契約内容によっては、別居の未婚の子どもは年齢条件の対象から外れるため、年齢条件を親の年齢に合わせた「35歳以上補償」などに引き上げることができます。
運転者の範囲については、別居後に子どもが帰省時に親の車を運転するかどうかで判断しましょう。
子どもが運転する場合は「限定なし」のままにしておく必要があります。「限定なし」であれば、別居の未婚の子どもが運転する時の事故でも、引き続き補償を受けられます。一方、子どもが運転しない場合は「本人のみ」や「本人・配偶者限定」に絞ることで、保険料を抑えられます。子どもが独立・別居したタイミングで、自動車保険の年齢条件と運転者の範囲をあわせて確認しましょう。
3.3.車の買い替えをしたとき
50代は子どもが成長して家族全員での外出の機会が減るケースもあり、ファミリーカーからコンパクトカーなどへの乗り換えを検討する方も多い年代です。こうした車の買い替えは、車両保険をはじめ、自動車保険全体の補償内容を見直すよい機会です。
車が変われば、車両保険の金額も変わります。また、車両保険の補償範囲(一般条件/車対車・限定危険※)も、新しい車の価格や使い方に合わせて見直すことで、さらに保険料を調整できる場合があります。
※正式名称は保険会社により異なります。
車を買い替える際にはその旨を加入先の代理店または保険会社に連絡し、自動車保険も買い替え前の補償内容をそのまま引き継ぐのではなく、新しい車に見合った内容になっているか、確認しましょう。
3.4.車の使用目的が変わったとき
50代は子どもが成長して送迎の必要がなくなったり、働き方が変わったりして、車の使い方に変化が生じるケースもあります。自動車保険の保険料は使用目的によっても変わるため、生活に変化があったときは見直しに最適なタイミングです。
自動車保険の使用目的は、「業務使用」「通勤・通学使用」「日常・レジャー使用」に分かれ、使用頻度が低い区分ほど保険料は安くなります。
例えば、子どもの送迎で毎日車を使っていた方が、子どもの独立によって車の利用が減った場合や、早期退職で通勤に車を使わなくなった場合は使用頻度が下がるため、使用目的が保険料の安い区分である「日常・レジャー使用」になるケースも少なくありません。
このように使用目的の変更は保険料が安くなる場合があるため、生活に変化があったタイミングで忘れずに見直しましょう。
4. 50代の自動車保険料を抑えるためのポイント
毎年同じ補償内容で更新している方も多いかと思いますが、自動車保険はライフスタイルに合わせてこまめに見直すのが理想です。とくに、50代以降は子どもが免許をとったり、結婚して別居になったりとライフスタイルにさまざまな変化が生じます。
補償内容の見直しをしないまま保険に入り続けていると、補償内容が不十分で万が一の際に十分な補償を受けられなかったり、必要のない補償をセットしていることで保険料が割高になる可能性もあります。満足できる補償内容と保険料にするためにも、50代に入ったタイミングで自動車保険を一度見直しましょう。
4.1.運転者の範囲や年齢条件を見直す
「運転者の範囲」と「年齢条件」は、実際に車を運転する方の状況に合わせて適切に設定することで、保険料を抑えられます。
例えば、子どもの独立などによって車を運転する方に変化があった場合は、運転者の範囲を狭めたり、年齢条件を引き上げたりすることで、保険料を安く抑えられます。
※損保ジャパンの個人用自動車保険『THE クルマの保険』は、別居の未婚の子どもについては、年齢条件の設定に関係なく補償の対象となります。
親族や知人がたまに車を運転する程度であれば、1日自動車保険と併用するのも一案です。補償内容やトータルでの費用感などを比べながら、賢く使い分けていきましょう。
4.2.車両保険の内容を見直す
車両保険は、補償の範囲によって「一般条件」と「車対車・限定危険」の大きく2種類があります。現在「一般条件」で契約している場合、「車対車・限定危険」に変えるだけでも保険料を抑えられます。
また、車両保険の自己負担額を増やすと毎月の保険料は抑えられますが、万が一の際の負担は大きくなるためバランスを考慮しましょう。
4.3.使用目的を見直す
自動車保険の使用目的は一般的に「業務使用」「通勤・通学使用」「日常・レジャー使用」の3区分で、使用頻度が低い区分ほど保険料は安くなります。
例えば、転職や勤務形態の変化により、通勤で車を使わなくなった場合は、使用目的を「通勤・通学使用」から「日常・レジャー使用」に変更すると、保険料が安くなります。
使用目的は、年間を通じて平均月15日以上を業務で利用するなら「業務使用」に、通勤・通学で利用するなら「通勤・通学使用」になり、両方に該当しなければ「日常・レジャー使用」となります。
ただし、申告した使用目的と実態が合っていない状態で事故が発生すると、保険金が支払われないおそれがあるため注意が必要です。現在の車の使い方と契約内容が一致しているか、一度確認してみてください。
4.4.特約を整理して見直す
自動車保険では、主契約にさまざまな特約をセットできます。一度加入するとそのまま更新し続けるケースも多いですが、特約によっては他の保険と補償が重複していたり、現在の生活スタイルに合わなくなっていたりする場合があります。保険料の節約につながることもあるため、50代のタイミングで内容を確認してみましょう。特に下記の例については注意が必要です。
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個人賠償責任特約
個人賠償責任特約は、自転車で歩行者にケガをさせてしまった場合など、自動車事故以外の日常生活での賠償リスクをカバーする特約です。記名被保険者本人だけでなく、そのご家族※も補償の対象となるため、1つの契約でご家族をまとめてカバーできます。
※「ご家族」とは、①記名被保険者、② ①の配偶者、③ ①または②の同居のご親族、④ ①または②の別居の未婚のお子さまをいいます。
ただし、火災保険やクレジットカードに付帯されている保険などにも同様の補償がセットされていることがあります。ご家族のどなたかが他の保険に個人賠償責任特約をセットしている場合、自動車保険と補償が重複している可能性があります。加入中の保険を確認してみましょう。 -
人身傷害保険と搭乗者傷害保険
どちらも車に乗っている方がケガをした場合に支払われる点では共通していますが、保険金の支払われ方が異なります。人身傷害保険は保険金額を上限に実際の損害額が支払われるのに対して、搭乗者傷害保険は定められた条件に基づいて「一時金」が支払われます。
両保険を併用できるケースもありますが、それぞれ支払われる保険金の性質が異なるため、両方が必要かどうかはご自身の状況によって異なります。そのため、状況に応じて、どちらかを外すことも検討してみましょう。
※損保ジャパンの個人用自動車保険『THE クルマの保険』には搭乗者傷害保険はなく、人身傷害保険の基本補償に入通院定額給付金が含まれています。
4.5.保険料を一括で支払う
自動車保険料は分割払(月払)と一括払から選べますが、一括払のほうが少し安くなります。
例えば、損保ジャパンの『THE クルマの保険』では、口座振替・クレジットカード・請求書のいずれの支払い方法でも一括払のほうが3~5%安くなります。ただし、一度に払う金額が大きくなるため、家計と相談しながら無理のない支払い方法を選びましょう。
4.6.ネット型自動車保険を選ぶ
自動車保険の加入方法は、新車ディーラーや保険代理店などで加入する「代理店型」と、電話やオンラインで加入する「ネット型(ダイレクト型)」の大きく2つに分類されます。サポートの手厚さでは代理店型のほうが優れていますが、保険料を安く抑えたいのであればネット型(ダイレクト型)が適しています。
まずは自身がどちらの加入方法に適しているか、ぜひ一度こちらから診断してみてください。
5.まとめ
50代は子どもの免許取得や独立、車の買い替えなど、ライフスタイルが変わりやすい時期です。こうした節目を機に、自動車保険の補償内容や特約が現状に合っているか見直しましょう。
自動車保険を見直す際、代理店型とネット型の両方を検討したい方はぜひこちらをチェック!たった10秒で診断できる「おすすめ自動車保険診断」で、どちらが自分に合っているか確認してみましょう。
※本コラムの記載内容は、特段の記載がない限り、損保ジャパンの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明としています。
※損保ジャパンの保険商品に関する内容は、2026年7月1日以降始期契約における補償内容等の概要をご説明したものです。詳しい内容については取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。
SJI26-57024(2026.07.14)
引受保険会社:損害保険ジャパン株式会社
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
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