愛用するキャンプ道具を拝見!|CAMMOC 三沢真実さん
道具を見れば、その人がどんなキャンプの楽しみ方をしているのか、よくわかります。外ごはんが好きなのか、ひとつのものを長く愛用するのか、最新アイテムを取り入れながら楽しみの幅を広げているのか……など。ここでは、‟キャンプのある暮らし”をコンセプトに活動するCAMMOCの三沢真実さんの愛用道具を、たっぷりと紹介します!
防災にも役立つ道具を揃えて親子キャンプ
女性が気軽にキャンプを楽しめるイベントを企画、開催している三沢真実さん。現在、防災という視点をもちながら道具を選び、キャンプを楽しむ「防災キャンプ」を提案しています。
「もしも災害が起こり、ライフラインが止まってしまったとしても、キャンプに必要な道具があれば、それらを使ってすごすことができます。キャンプでの経験や知識をもつことで、不安を少しでも軽減できると思うんです。その結果、周りの人を助けたり、物を分けたりする心の余裕も生まれる。
私の道具選びは、まず子どもが安心してすごせるかどうか、を考えています。それが、私の安心にもつながることなので。どんな状況でも気分を上げられるようなゲームやぬいぐるみなども持っていきます。着火剤も子どもが喜びそうな、キリンやウシのウンチから作ったものを(笑)。子どもが好きなものを選んでいますが、それが自分の好きなものになっていますね。
キャンプ道具は、なかなか買い替えられないので、あまり主張しないカラーが好きです。信頼できる道具をしっかりと選ぶことが、長く使い続けられるポイントだと思います」
三沢真実さんの厳選キャンプ道具
Tent [テント]
プライベート空間を確保して快適にすごせる自立型テント
クマやチョウ、鳥などをさりげなく描いたフライシートのデザインに、ひと目惚れしたというテント。居住性や耐久性、防風性に優れた機能をもち、軽量で設営も簡単です。
「自立するので、子どもがひとりで設営することもできます。避難所などで場所に余裕のあるときは、テントを活用することで、プライベート空間を確保でき、着替えや授乳をするときなどに重宝します」
Sleeping Bag [寝袋]
世代を越えて使い続けられる耐久性で重宝
三沢さん用の寝袋(上)は、4年ほど愛用。息子用の寝袋(下)は、10年前にネパールでのトレッキング旅のときに現地購入したもの。
「夏でも快適に使えるようにダウン量450gのモデルを選び、一年中使用。厳冬期はウールのブランケットを重ねたり、カイロに頼りながら、温度調整しています。息子用はおねしょをしてしまっても洗える扱いやすさが便利です」
Mat [マット]
寝ているあいだにマットから落ちる心配なし
使用サイズは長さ198×幅120×厚み1.8㎝で、親子が並んで寝られるダブルマットを愛用。収納袋付きで、持ち運びはラク(重量1.1㎏)。
「クローズドセルタイプで設営は簡単です。アルミ加工で断熱性があり、寝心地は申し分なし。シングルをふたつ並べて寝ると、あいだに落ちてしまうので、これ一枚だと安心です。丈夫で穴あきの心配がなく、車中泊でも活躍しています」
Bonfire stand [焚き火台]
自由に楽しめるデザイン性が魅力
アートや建築などのさまざまな分野のクリエイターたちがこだわりを詰め込んだ、軽量焚き火台。拡張性に優れた設計で、ソロからファミリーキャンプまで幅広いシーンでの使用が可能です。
「シンプルなのに、一つひとつのデザインが考えて作られているところが魅力です。薄く畳めて、風防や焼き網、鉄板もすべて収納袋に入れて持ち運んでいます」
Chair [イス]
軽量コンパクトで自分仕様アレンジも
アウトドアから日常まで活躍する、機能性と快適性に優れたコンパクトチェアを愛用。
「自分用には、オールブラックのイスがほしくて、これを選びました。使いやすいように小物を付けたりしてアレンジができる仕様も好み。子ども用のイスは3歳くらいから使い始めて、これで2代目です。バックパックキャンプのときには、ミニをふたつ持っていくのが定番です」
Favorite items [お気に入りアイテム]
だれもが楽しめるアイテムを忍ばせて
くり返し使用できる100%ピュアプラチナシリコーンでできた密閉容器を、カードゲームやオセロなどを入れるケースとして活用。
「密閉式ビニール袋だと、破けてしまうこともありますが、これなら心配ありません。防水仕様で、中身がすぐにわかるので使いやすいです。キャンプの夜に楽しむ遊び道具は、常に持っておくと、災害時は避難所で気分を上げるグッズとして周りの人とも使えるのでおすすめです」
安心できるものをいつでも持ち出せるよう準備
大型テントも収納できるほど大容量のバッグには、キャンプのほか、防災としてあると便利なアイテムを詰めて、いざというときに持ち出せるよう準備しているといいます。
「ショルダーストラップ付きで、この大きな荷物をしっかりと背負えるのがうれしいです。中には、慣れない環境でも安心できるもの、たとえば子どものぬいぐるみや手触りのよいタオル、アロマなどを入れておくのもおすすめです」
あると便利で安心して使えるプラスα道具
レギュレーターストーブ専用のミニキッチンテーブルは、調理中にさっと熱い鍋を置いたり、食材をカットしたりするスペースとしても活躍。
「テーブルがないときにも、これがあるだけで便利なことが多くて。子どもが火を点けたり、お湯を沸かしたりする作業をやりたがるので、安全面からもあるといいなと思います」
イス、ゴミ箱、トイレとしても使える!
「簡単に組み立てられるのに、耐荷重は100㎏。イスとしての座り心地と安定感はバツグンです。子どもも大人も、災害時にいきなり簡易トイレを使うのは精神的にも不安。キャンプ道具のひとつとして、使い慣れておくことも大切だと思います」
手軽にお湯を沸かしてレトルトフードを回転
直火OKのシリコン製クッカー(容量1ℓ)は、蛇腹式に畳めて、コンパクトに持ち運べます。
「お湯はお鍋で沸かせますが、かさばらないのでこのケトルも持っていきます。貯蔵しているレトルト系フードを回転させるためにも、ごはんをメインの目的としないときは、カップラーメンやスープなどを食べることが多いです」
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