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キャンプで電気を使いたいときのポータブル電源の選び方

スマートフォンの充電や、夏に欠かせない送風機など、屋外で快適にすごすためのポータブル電源の需要が増えてています。災害時にも備え、ソーラーパネルを用意しているモデルのラインナップも拡充されてきました。ここではJackeryのモデルを参考に、容量の違いと使い方の解説を交えながら、選び方のポイントを紹介します。

ポータブル電源を選ぶ際のポイント。

キャンプ場でポータブル電源を準備する男性

家庭で使用している電化製品は通常の場合、交流100Vのモデルがほとんどで、ポータブル電源はその交流100Vの電気を供給してくれるバッテリーです。

選ぶ際のポイントは定格出力。定格出力とは「ポータブル電源が、安定して出力し続けられる電力の量」のことで、電化製品にはそれぞれに「消費電力」があって消費電力が大きいものもあれば小さいものもあります。ポータブル電源に接続した電化製品の消費電力が、ポータブル電源の定格出力を超えると、その電化製品を動かすのに必要な電気を送れず、運転が停止してしまうのです。

たとえば「ポータブル電源の定格出力:500Wで電化製品の消費電力:700W」のような場合は、ポータブル電源に接続しても、その電化製品は使用できません。キャンプで使いたい家電製品の消費電力を確認して、必要な定格出力をもつポータブル電源を選びましょう。

 

どの道具がどのくらいの電気を消費するのかを知っておきましょう。

電化製品の消費する電力はW数で表されます。
LED電球も60W相当の明るさと書かれていても、実際に消費する電力はそれより格段に低く、それはパッケージなどにきちんと表示されています。
基本的に覚えておきたいのは「熱に関するものは電気を食う」ということで、電気ストーブや調理用の電熱プレートなどは消費電力の大きいものの筆頭です。

サイズと容量は比例する。

バッテリーのケースとその電気容量は比例するといってもいいでしょう。
大きいものほど大容量で、小型のものは容量も少ないのが通例です。あまりにも大きいものは当然のように重く、手で持って運ぶには厳しいものもあるので、クルマがテントサイトに入れるかなど、テントサイトの使用条件を調べておくことも大切です。

チャージにはそれなりの時間がかかります。

大型のバッテリーであるほどフルチャージには時間がかかると思っていいでしょう。小型~中型のモデルでは急速充電のシステムがないモデルもあります。スマホの充電のようにはいかないと思ったほうがいいでしょう。

自動車用のインバーターを使えば移動中もチャージを行なえます。

自動車のバッテリーは通常直流12Vか24Vを使用しています。シガーソケットと呼ばれる装置が付いているクルマはここから電気を取り出すことができるようになっています(本来はタバコに火を付けるためのもので、最近では装備していないクルマも多い)。
インバーターと呼ばれる変換装置を介せば直流12Vもしくは24Vを交流100Vで出力できるので、これでキャンプ場までの移動時間を使ってポータブル電源にチャージが行なえます。できるだけフルチャージにしてから使いたいのであれば、こんな方法もあるということです。
ハイブリッド車や電気自動車では直流100Vのコンセントがついたクルマもあるので、そこから電気を取ってチャージするといいでしょう。

小、中型サイズでできることの違い。

ポータブル電源を使ってキャンプ場で扇風機を使っているようす

Jackeryの定番モデルを参考に、サイズの違いでどのくらい使い方が変わるのか見ていきましょう。
大型のものはファミリーキャンプでは持て余すので、ここでは小型と中型に絞って解説します。

 

Jackery/Solar Generator 300 Plus ポータブル電源ソーラーパネルセット

ジャクリ‐のソーラージェネレーター300プラスポータブル電源ソーラーパネルセット

長寿命対応の小型モデル「Jackery ポータブル電源 300 Plus」とタブレットサイズに折りたためる「Jackery SolarSaga 40 Mini」を組み合わせたセット商品。

288Whの容量に加えて、定格出力は300W(瞬間最大600W)に対応。バックパックに入るコンパクト設計のため、手軽に持ち運べるのが特徴です。キャンプに持ち出して家電を使うだけでなく、災害時のスマホ充電や、暑さ寒さ対策として扇風機や電気毛布を使用するなど、さまざまなシーンで活用できます。

家庭のACコンセントから2時間で急速フル充電が可能。公式サイトで購入日から3年の保証に加えて、2年の自動延長保証が追加され(製品の保証登録も不要)、5年間の長期保証を実現しているのもポイントです。
ソーラーパネルなしのモデルもあります。

¥56,900
【充電時間】
ACコンセント:2時間
シガーソケット:5.5時間
ソーラーパネル40W1枚:9.5時間(晴天時)

【フル充電使用可能状態】
スマートフォン(18W):14回
タブレット(20W):4回
パソコン(80W):2回
液晶テレビ(60W):4.2時間
扇風機(45W):4.5時間

Jackery/ポータブル電源 300 Plus
電池タイプ:リン酸鉄リチウムイオン電池
容量:22.5Ah/12.8V DC(288Wh)
サイズ:約23 x 15,5 x 16.7cm
重量:約3.75kg
定格出力:300W
充電温度:0~45 ℃
動作温度:−10~45 ℃

Jackery/SolarSaga 40 Mini
最大出力:40W±5%
重量:約1.2kg
収納サイズ:約25.2×30×2cm
展開サイズ:約97×30×0.25cm
動作温度:−20〜65℃

Jackery/Solar Generator 300 Plus ポータブル電源ソーラーパネルセット

 

Jackery/Solar Generator 1000 Plusポータブル電源セット

ジャクリーのソーラージェネレーター1000プラスポータブル電源セット

1,264Whの超大容量で定格出力2,000Wを誇り、スマホ、ノートパソコン、LEDランタンの充電から、電子レンジやホットプレート、電気ケトルなどの高出力家電も含む、ほぼすべての家電を動かすことができます。
さらに拡張バッテリー(別売)を最大3台接続でき、5kWhまで自由拡張可能。

多彩な出力ポートを搭載し、合計8つのデバイスに同時充電が可能です。
USB端子は急速充電ができるUSB-C(100W)やUSB-A(18W)が装備され、連泊キャンプや車中泊での長距離旅行、オフィスや家庭での緊急時のバックアップ電源としてぴったり。

ACコンセントなら1.7時間でフル充電が可能で、安全なリン酸鉄リチウムイオン電池により、毎日使っても10年間の長寿命を実現しています。
Jackery専用アプリを使えば、スマホからオン、オフのコントロールや電池残量などの状態の確認ができるのも便利です。
BluetoothとWi-Fiのデュアル通信により、屋外および屋内のさまざまなシーンで活用できるのも特筆すべきポイント。
ポータブル電源は5年間の長期保証、ソーラーパネル100Wは3年間の長期保証付きで、ソーラーパネルなしのモデルも展開されています。

¥202,800
【充電時間】
ACコンセント:約1.7時間
シガーソケット:約10時間
ソーラーパネル :約6.5時間(晴天時)

【フル充電使用可能状態】
スマートフォン(18W):65回
パソコン(80W):12回
液晶テレビ(60W):14時間
車載冷蔵庫(60W):45時間
プロジェクター(100W):9時間
電気毛布(55W):18.4時間

Jackery/ポータブル電源 1000 Plus
電池タイプ:リン酸鉄リチウムイオン電池
容量:30.4Ah/41.6V DC(1264.64Wh)
サイズ:約35.6 x 26 x 28.3cm
重量:約14.5kg
定格出力:2,000W
充電温度:0〜45℃
動作温度:−10〜45℃

Jackery/SolarSaga 100W
最大出力:100W
重量:約4kg
収納サイズ:61×53.5×3.5cm
展開サイズ:122×53.5×2cm
動作温度:−10〜65℃

Jackery/Solar Generator 1000 Plusポータブル電源セット

※掲載内容は、2024年3月現在の情報をもとに作成しています。ご購入の前に最新の情報をご確認ください。




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