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ランタンの種類別の特徴と賢い選び方

ランタンは燃料の違いでいくつかの種類に分かれており、それぞれ明るさは異なります。もし選び方に迷うようであれば、自分が持っているストーブ類と燃料を共通にしておくと、どちらかが燃料切れの際にも融通がきくので、はじめの内はそのような選び方もおすすめです。ここでは、ランタンの種類の違いと、それぞれのおすすめを紹介します。

ランタンを使う際の注意点

ランタンで気をつけなければいけないのが火災と一酸化炭素中毒。ガスランタンもガソリンランタンも灯油ランタンも、使用時には一酸化炭素を発生させ、それによってテント内での死亡事故も起きています。キャンドルランタンであっても火災の危険性はあるので、テントの中で使用するのであればLEDランタンを選び、テント外で使用する際は特性に合わせて選ぶとよいでしょう。

ガスランタン(OD缶タイプ)

OD缶はアウトドア・ガスカートリッジの略。110、250、500の3サイズがあります。メーカーが異なっても缶の形状は同じように見えますが、ランタンと連結する口金の規格がメーカーによって微妙に異なっており、他社のものを使うとガス漏れを起こしたりする危険性があります。使用する外気温によって中のガスの成分もさまざまあるのが特徴です。

コールマン/2500ノーススターLPガスランタン(グリーン)

コールマンの2500ノーススターLPガスランタン(グリーン)
1,500lm以上の大光量を誇るガスランタンです。マントルは大きな筒状の専用設計になっていて、ワイヤークリップでワンタッチ取り付けが可能。圧電式点火装置も装備しておりマッチやライターを忘れても安心です。

¥14,960
明るさ:約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時)約1,543lm(ルーメン)
燃焼時間:約4~8時間(470g缶使用時)
本体サイズ:約φ14.5×高さ26cm
重量:約1.3kg
コールマン/2500ノーススターLPガスランタン(グリーン)

プリムス/2245ランタン

プリムスの2245ランタン
基本設計はそのままに、マイナーチェンジを重ねながら長年愛され続けているプリムスを代表するガスランタンです。現行のモデルは吊り下げが簡単に行なえるワイヤーサスペンダーを採用しているのが特徴。ホヤ部分にはスリガラスを使用しており、目に優しい光が特徴になっています。プラスチック製のハードケースが付属します。

¥14,300
明るさ:約370ルクス(Tガス使用時)
燃焼時間:約8時間(IP-250タイプガス使用時)
本体サイズ:約φ8.3×高さ12.7cm
重量:約200g
プリムス/2245ランタン

ガスランタン(CB缶タイプ)

CB缶はカセットボンベとも呼ばれ、家庭でも鍋などでよく使われる円筒形のガスカートリッジです。一見、各メーカーのガスカートリッジは同じように見えますが、各メーカーの安全テストやスペック計測は同一メーカーのガスカートリッジを使用して行なっているため、必ずランタンと同一メーカーのガスを使うようにしましょう。

SOTO/虫の寄りにくいランタン ST-233

SOTOの虫の寄りにくいランタン ST-233
テントサイトを明るくするとどうしても起こりがちなのが虫の問題です。ST-233はホヤの光色調整を行なうなど、独自開発の3つの効果で虫を寄せにくい製品になっているのが特徴。パワーブースターも標準装備となっており、長時間の使用でも燃焼力の低下を防ぎ、安定した光量が得られるようになっています。圧電点火装置も装備しています。

¥11,550
明るさ:660ルクス(230W相当)ST-760使用時/550ルクス(210W相当)ST-700使用時
燃焼時間:約3.0時間(ST-760使用時)/約3.5時間(ST-700使用時)
本体サイズ:約Φ136×高さ375mm(使用時)、Φ136×高さ225mm(収納時)
重量:約1.3 kg
SOTO/虫の寄りにくいランタン ST-233

ユニフレーム/フォールディングガスランタンUL-Xクリア

ユニフレームのフォールディングガスランタンUL-Xクリア
ボディはデザインと強度を兼ねたリブ構造になっており、ハードな使用に耐える高強度設計になっています。収納、運搬時はホヤがボディ内部に収納でき、安全&コンパクトに持ち運びできる設計がうれしいポイント。圧電点火装置付きですが、低温時にはライターでの着火も可能にしています。パワーブースター搭載で長時間の連続使用でも燃焼力低下を起こしにくくなっています。

¥13,750
明るさ:240W相当(プレミアムガス使用時)/210W相当(レギュラーガス使用時)
燃焼時間:約4時間(プレミアムガス使用時)/約5時間(レギュラーガス使用時)
本体サイズ:約13.5×12×高さ35.5cm(使用時)/約13.5×12×高さ21cm(収納時)
重量:約1.4kg
ユニフレーム/フォールディングガスランタンUL-Xクリア

ガスランタン(マントルを使わないタイプ)

ガスランタンですがマントル(ガラス繊維を材料とした燃焼発光体)を使用しないタイプもあります。マントルを使用するランタンのような圧倒的な光量はないものの、ロウソクの炎のように揺らめき、雰囲気のあるサブランタンの役目を果たしているのが特徴です。

SOTO/Hinoto SOD-260

SOTOのHinoto SOD-260
スタイリッシュなデザインが特徴で、専用のカートリッジにはCB缶からでも、オプションのアダプターを使用してOD缶からでもガスのチャージができるようになっています。オプションには4種類の和柄の透かし模様が施されたステンレス製オーナメントシートも用意されていて、テーブルの演出を優雅に行ないます。

¥7,700
燃焼時間:充てん式専用タンクで1~2時間
本体サイズ:約φ3.8×高さ15.6cm
重量:約237g
SOTO/Hinoto SOD-260

コールマン/ルミエールランタン

コールマンのルミエールランタン
マントル不要のキャンドル風ガスランタンの先駆け的製品です。緩やかなカーブを描くホヤのデザインで、まるでアンティークのオイルランタンのような優しい雰囲気が特徴です。プラスチックケースが付属します。

¥7,590
燃焼時間:約28~38時間(230g缶使用時)
本体サイズ:約φ7.3×高さ18.3cm
重量:約210g
コールマン/ルミエールランタン

ガソリンランタン

ホワイトガソリンを燃料に使用するランタン。ガスランタンと違って外気温に左右されないのが最大の特徴です。使用の前にはタンクを加圧するポンピングと呼ばれる作業を必要とし、ベテランキャンパーが好んで使用しています。

コールマン/ワンマントルランタン(レッド)

コールマンのワンマントルランタン(レッド)
コールマンを代表するホワイトガソリンを燃料とするランタンです。雪中キャンプのような低温時でも気温に関係なく安定した明るさを保ち、130W相当の明るい光が特徴です。収納ケースが付属します。

¥19,580
明るさ:約130W相当
燃焼時間:約7.5~15時間
本体サイズ:約φ16×高さ31cm
重量:約1.4kg
コールマン/ワンマントルランタン(レッド)

灯油ランタン

灯油を燃料としたランタン。ガソリンと比較して揮発性が低いため安全性が高く、アラジンなどの灯油ストーブと燃料が共用できることで古くから人気が高いのが特徴です。自衛隊でも灯油モデルが使用されています。

フュアハンド/ベイビースペシャル276ジンク

フュアハンドのベイビースペシャル276ジンク
伝統あるランタンメーカー、フュアハンドの灯油ランタン。またの名を「ハリケーンランタン」で知られています。マントルを使用しないタイプなので光量は少ないものの、シンプルな構造と実用性を誇り、世界のさまざまな地域で愛用されています。

¥4,730
明るさ:5W相当
燃焼時間:約20時間
本体サイズ:約15×13.5×高さ26.5cm
重量:約480g
フュアハンド/ベイビースペシャル276ジンク

キャンドルランタン

キャンドル(ロウソク)を燃料とするランタン。UCO社の製品のように専用のキャンドルを使用するものや汎用のロウソクを使用するもの、同一のサイズ規格であるタブキャンドルを使用するものなどさまざまあります。ガスランタンやガソリンランタンなどのような大光量はないものの、揺れる炎の柔らかな雰囲気は強い人気を誇っています。

UCO/キャンドルランタン(ブラス)

UCOのキャンドルランタン(ブラス)
キャンドルを収納する筒の下にスプリングが内蔵され、燃えて溶けたぶんだけキャンドルがせり上がってくるというシンプルながら画期的なシステムを採用しています。専用のキャンドルには虫除け作用のあるシトロネラを配合したものもあります。

¥5,940
燃焼時間:約9時間
本体サイズ:約φ5×高さ16.5cm
重量:約250g
UCO/キャンドルランタン(ブラス)

UCO/キャンドリアクラシック

UCOのキャンドリアクラシック
3本のキャンドルによりキャンドルランタンとは思えない光量を放つ大型タイプです。点火する本数で明るさを調節でき、ファミリーキャンプからソロキャンプまで広く活躍します。上に金属製カップなどを載せて飲み物を保温することも可能です。

¥6,820
燃焼時間:約9時間
本体サイズ:約φ10×高さ20cm
重量:約540g
UCO/キャンドリアクラシック

LEDランタン

火を使わないためテントの中でも使用が可能です。バッテリー容量の大きいものはスマホなどデジタル機器のサブバッテリーとして使うこともできます。

バイオライト/アルペングローランタン500

バイオライトのアルペングローランタン500
美術館や検査用ライトなどに使用されている高演色LEDを採用しているのが最大の特徴です。太陽光に近い波長を採用し、従来のアウトドア用LEDライトよりも食材等の本来の色を照らし出すことができるようになっています。白色、電球色のほか、単色カラーや裏表別々のカラー表現が可能で、キャンドルやパーティーモードなど、シーンに合わせ点灯モードも選べます。

¥13,200
明るさ:500lm
最長使用時間:約200時間
本体サイズ:約φ9.7×高さ13.6cm
重量:約1.2kg
バイオライト/アルペングローランタン500

コールマン/クアッドマルチパネルランタン

コールマンのクアッドマルチパネルランタン
800lmの大光量を誇るLEDランタン。単体での使用のほかに4面の発光パネルは取り外しが可能で、多用途に使うことができます。取り外した発光パネルはマグネット付きなのでクルマなどに貼り付けることも可能です。大容量のバッテリーとUSBポートを装備しており、携帯などの充電を行なうこともできます。

¥11,800
明るさ:800lm
最長使用時間:約400時間
本体サイズ:約φ14.5×高さ23.5cm
重量:約1.2kg
コールマン/クアッドマルチパネルランタン

※掲載内容は、2024年3月現在の情報をもとに作成しています。ご購入の前に最新の情報をご確認ください。




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