キャンプ道具｜2024.03.21 0

２人キャンプにおすすめのキャンプ道具と選び方（テント＆タープ編）

ここ数年、親密さが生む落ち着いたムードに魅力を感じて、夫婦や親子、恋人や友達同士などで行く２人キャンプ（デュオキャンプとも呼ばれます）の人気が高まっています。
大人数で行くファミリーキャンプやグループキャンプがにぎやかになりがちなのに対して、２人キャンプはソロの静かさとも異なる穏やかな時間で、自然のなかにいる喜びをしみじみと感じられます。
しかし、いざ２人キャンプをやってみようと思っても、「ファミリーキャンプやソロキャンプ用の道具となにが違うのか？」「いま持っている道具は転用できないのか？」といった疑問が湧いてくるはず。
そこで本記事では、“２人キャンプ”とほかのキャンプの違いを解説しつつ、“２人キャンプ”におすすめのキャンプ道具をテントとタープに絞って紹介していきます。

INDEX

２人キャンプはほかのキャンプとなにが違う？

夕暮れのキャンプを二人で楽しんでいるようす

２人キャンプは、ファミリーキャンプやグループキャンプ、ソロキャンプといったほかのキャンプとなにが違うのでしょうか？その特徴を５つのポイントに分けてみました。

①一部の道具を共有することで荷物量が減る

２人キャンプではテントやタープ、焚き火台といった多くの道具を共有します。各自が全道具を持参するソログループキャンプと比べて荷物の量が減るので、より気軽に出かけられるようになります。

②コンパクトな荷物で設営・撤収＆運搬が楽

「道具を共有するのはファミリーキャンプも同じでは？」と思うかもしれませんが、２人しかいないので各道具がコンパクトなもので十分になり、設営や運搬が楽になるのも２人キャンプの特徴です。

③親密な時間をすごせる

いっしょに行く人とずっと１対１ですごすので、より親密な時間を送ることができます。とくに焚き火を囲みながら２人だけで会話をしていると、いつもは話さないような深い話題に没入してしまうこともあるでしょう。

④気を遣わずに行動できる

ファミリーキャンプやグループキャンプでは役割を意識して動かなければならない場面も多いですが、気心の知れた相手とだけすごす２人キャンプではあまり気にせずに済みます。

⑤ソロキャンプよりも楽で安心

２人で行なう設営と撤収は１人だけのときに比べて段違いに捗ります。また、ソロキャンプに付きもののトイレや洗い物でサイトを離れるときの荷物の心配も軽減します。

２人キャンプ用のテント＆タープの選び方

テントの前に２脚のイスが並んでいるようす

２人キャンプで共有する道具としては、テント、タープ、焚き火台、クッカー、バーナー、クーラーボックス、ランタンなどが挙げられます。そのなかから本記事ではテントとタープに絞って、その選び方を紹介していきます。

２人の関係次第でテントのサイズを変えよう

２人キャンプに限らず、テントは公式対応人数に+１以上したアイテムを選ぶのが基本です。そのため２人キャンプでは対応人数が３以上のテントを選びます。ただし２人キャンプで使うテントは、２人の関係によってサイズを変えるのがおすすめです。

夫婦や恋人同士なら親密な空気をつくりやすい３人用テントがぴったりですが、親子や友人同士であればもう少し余裕のあるサイズのほうが、プライベートスペースを確保して快適に眠れるでしょう。その場合、ファミリーキャンプ用のテントを転用するのも有効な選択肢になります。

くつろぐ空間を広めに取るのが２人キャンプ流

２人でいっしょにすごす時間をメインで楽しむために、寝室よりもくつろぐための空間を優先して、広めにとるのが２人キャンプ流です。そのため、以下の３タイプのようなテントや、テントとタープの組み合わせ、シェルターの使い方がおすすめです。

①広めの前室や大きめのキャノピーがついたテント
②余裕のあるタープとテントの組み合わせ
③フロアレステント+コットでリビング＆寝室兼用

２人キャンプにおすすめのキャンプ道具（テント＆タープ編）

２人キャンプには、どんなテントやタープがいいのでしょうか？ここまでに紹介した選び方を踏まえて、おすすめのキャンプ道具を紹介します。

広めの前室や大きめのキャノピーがついたテント

広めの前室や大きめのキャノピーがテントについていれば、テントを設営するだけで２人でくつろぐ空間も設営できて便利です。具体的には小ぶりの２ルームテントや、庇の広いロッジテント、フラップが大きいパップテントなどが候補に挙げられます。

コールマン／トンネル２ルーム/240

コールマンのトンネル２ルーム/240

ポールが少ない作りで簡単に設営できる、コンパクトなトンネル型２ルームテント。インナーテントの床面は240×240cmで、十分な広さ。リビングも大人２人が座って余裕のあるサイズで、180cmの高さは窮屈さを感じません。２人キャンプにピッタリのサイズ感です。

¥77,000
サイズ：約D260×W520×H180cm
収納サイズ：約φ30×W70cm
重量：約13kg
コールマン／トンネル２ルーム/240

 

オガワ／オーナーロッジタイプ78R T/C

オガワのオーナーロッジタイプ78R T/C

幕体にT/C素材を採用した、少人数キャンプ向けのロッジ型テント。サイドと背面のパネルは張り出し可能で、ほどよいサイズの前室と組み合わせれば広々としたリビング空間を生み出せます。設営の簡単さと絶妙なサイズ感も、２人キャンプにうってつけです。

¥184,800
サイズ：約D310×W360×H205cm
収納サイズ：約D34×W92×H50cm
重量：約30.8kg
オガワ／オーナーロッジタイプ78R T/C

 

余裕のあるタープとテントの組み合わせ

２人の寝室にちょうどいい対応人数３人程度のテントに、ほどよいサイズのタープを連結してくつろぎの空間を生み出すのも、王道のやり方。ドームテントやワンポールテントは組み立てやすく、２人だけの設営にうってつけです。

MSR／エリクサー３

MSRのエリクサー３

山岳用テントで評価が高いMSRによる、初心者でも扱いやすいドーム型テント。工夫されたフレームワークによって、ドーム型テントでも箱形に近い内部空間を生み出しているので、スペック以上の広さが感じられます。重量の軽さと収納サイズの小ささも魅力です。

¥50,600
サイズ：約D213×W324×H104cm
収納サイズ：約φ51×W20cm
重量：約3.2kg
MSR／エリクサー３

 

ノルディスク／アスガルド テックミニ

ノルディスクのアスガルド テックミニ

ノルディスクの人気ワンポールテント「アスガルド」を小型軽量化したモデル。床面は246×210cmあり、大人２人が寝るには十分な広さです。「カーリ12」のような同じノルディスクのタープと組み合わせて使うと、統一感のあるオシャレなサイトが作れます。

¥88,000
サイズ：約D210×W246×H160cm
収納サイズ：約D20×W28×H26cm
重量：約４kg
ノルディスク／アスガルド テックミニ

 

テントファクトリー／Hi-TC ウィングタープ L

テントファクトリーのHi-TC ウィングタープ L

T/C素材でできたコンパクトなサイズのウィングタープ。大きすぎず小さすぎない380×400cmのサイズは、まさしく２人キャンプ向け。厚手で遮光性と断熱性が高い生地を採用しているので、日中からタープ下でゆったりとすごすような使い方にピッタリです。

¥16,280
サイズ：約D380×W400cm
収納サイズ：約φ14×W45cm
重量：約6.8kg
テントファクトリー／Hi-TC ウィングタープ L

 

フロアレステント+コットでリビング＆寝室兼用

大きめのフロアレステントにコットを２つ入れて、寝室とリビングを兼ねた広いワンルームを設える使い方です。テントのサイズを変えることで、親子や友人同士での２人キャンプにもフレキシブルに対応できます。

ゼインアーツ／ギギ１

ゼインアーツのギギ１

パネルの開閉や跳ね上げでさまざまな張り方が可能なワンポール型のフロアレステント。エクステンションポールによって膨らんだ側面が、ワンポール型とは思えない広さを生み出しています。その空間面積は、２人分のコットとファニチャー類を入れても余裕があるほどです。

¥47,850
サイズ：約D400×W500×H220cm
収納サイズ：約D20×W68×H20cm
重量：約4.5kg
ゼインアーツ／ギギ１

 

ちょうどいいサイズが２人キャンプをさらに魅力的にします

２人きりですごす特別な時間は、自然のなかでのキャンプというシチュエーションを借りることでさらに輝きを増すものです。そして、そのための空間作りには、テントとタープが大きなウェイトを占めています。ぜひ、お互いの関係や距離感に最適なサイズとスタイルの幕体で、２人キャンプを始めてみてください。

 

※掲載内容は、2024年3月現在の情報をもとに作成しています。ご購入の前に最新の情報をご確認ください。




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