カラフルで美しいプラナカン建築が建ち並ぶ「クーン・セン・ロード」
朝一番、まだ観光客が少ない時間帯に訪れたのは、シンガポール東部のカトン地区にあるクーン・セン・ロード。カラフルな家々が建ち並ぶこの通りは、シンガポールへ来たら外せないスポットの一つです。これらはプラナカン建築と呼ばれるものです。
プラナカンとは、15世紀後半からマレーシアやシンガポールに移り住んできた、中国系移民の子孫のこと。中国とマレー、さらにはヨーロッパの文化も融合させながら、独自の生活スタイルと美意識を育んできました。
「プラナカン文化にもっと触れてみたい!」という方は、周辺のカフェやレストランを訪れたり、地区内にあるホテルに滞在したりするのもおすすめ。
観光スポットとして人気のクーン・セン・ロードですが、実際に住居として人々が暮らしているので、観光する際には配慮しながら周りましょう。
・Peranakan House
プラナカン料理で唯一のミシュラン星を獲得する「Candlenut」
シンガポールのなかでも美食家たちが集まる人気のエリア、デンプシーヒル。こちらにあるCandlenut(キャンドルナッツ)は、ミシュラン一つ星を獲得したプラナカン料理レストランです。
アジアとヨーロッパの食文化を融合させながら、長い歴史を刻んできたプラナカン料理。
香辛料を使ったお料理が多く、中には少しスパイシーなものもあります。辛い物が苦手な方は事前に辛さを控えめにして頂くように伝えるなどご注意くださいね。
・Candlenut
HP: https://www.comodempsey.sg/restaurant/candlenut
昼夜どちらも楽しみたい、シンガポールのランドマーク植物園「Gardens By The Bay」
シンガポールを象徴するスポットの一つ、Gardens By The Bay(ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ)。総面積101ヘクタールもの広大な敷地に作られた、世界最大級の植物園です。たくさんの見どころのなかでも、最も有名なのがスーパーツリーグローブ。高さ25~50メートルの人工の木にかかる吊り橋の上から、シンガポールの景色を一望できます。
毎晩行われる光と音のショーも必見。昼夜どちらの景色も楽しみたいなら、夕方頃に訪れ、スーパーツリーグローブの上からの景色を堪能した後、ショーを間近で見るのがおすすめです。
ライトアップショーは1日に2回実施されるので、1回目は間近で、2回目はホテルなどの遠くの建物から…と場所を変えて2度楽しむのもおすすめです。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを訪れる際は、事前にバウチャーでチケットを購入しておくと、割引価格で入園でき、スムーズに観光を楽しめます。
・Gardens By The Bay
HP: https://www.gardensbythebay.com.sg/
シンガポール名物・ラクサを新しいスタイルで味わう「Violet Oon」
通シンガポールの伝統料理をおしゃれな現代風のスタイルで楽しみたいならViolet Oon(バイオレット・オン)へ。シンガポールの国民的料理研究家、バイオレット・オンが手掛けたレストランで、シンガポールに3店舗を展開。そのうちの1つはチャンギ国際空港にあるので、出国前最後の食事としてもおすすめです。
シンガポールのグルメといえば、屋台などで味わえるココナッツベースの麺料理、ラクサが有名ですが、バイオレット・オンの名物は汁なしのドライラクサ。パスタのような感覚で楽しめる、新スタイルの一品です。
店内では、クッキーやタルトといった焼き菓子の販売も。かわいいパッケージでお土産としてもおすすめです。
・Violet Oon
HP: https://violetoon.com/
まとめ
シンガポールの歴史と伝統を新たな形で継承する、おすすめスポットをご紹介しました。この記事を参考に、ぜひシンガポール旅を楽しんでくださいね。