現地の情報
・言語
イギリスの公用語は英語、スコットランド語、ウェールズ語、アイルランド語の4言語ですが、主に話されているのは英語です。
イギリスの英語は、イングランド英語と呼ばれており、発音やアクセント、言い回しがアメリカ英語とは少し異なります。旅行の際に気をつけておきたいポイントは、階数の数え方。イギリスでは1階を「Ground floor」と呼び、2階は「First floor」、3階は「Second floor」とアメリカの呼び方とは1つずつずれていくので覚えておきましょう。
・気候
日本と同じように四季があり、冬が長く夏は短め。気温は1年を通して日本よりも少し低くなっています。
どんよりとした曇りの日が多く、1日に数回にわか雨が降り、朝晩には霧がでることも。雨のイメージが強いイギリスですが、1日の中で目まぐるしく天気が変わるため、大雨が降り続くことは稀です。ベストシーズンは日照時間が長い夏(6~9月頃)。気温が暖かく雨も比較的少ないです。また、クリスマスのイルミネーションで街中が彩られる冬はとてもロマンティックなシーズン。11月下旬頃から「ブラックフライデー」、年末年始には「ボクシングセール」「ニューイヤーセール」と大きなセールが目白押しのため、ショッピング好きの方にもおすすめです。
ただしクリスマス当日はすべての公共交通機関が運休となるため、旅行の計画を立てる際はご注意ください。
・交通機関
鉄道発祥の国イギリスでは鉄道網が発達しており、ロンドンから地方都市までナショナルレール(National Rail:旧国鉄)で行くことができます。
ロンドンは公共交通機関が整備されており、初めて行く旅行者でも気軽に移動できる街です。
日本のSuicaのような交通系ICカード「Oyster Card(オイスターカード)」で、地下鉄、鉄道、バス、ボートやケーブルカーといったロンドンのほぼ全ての公共交通機関に乗車可能。ロンドンを象徴する交通機関である赤い二階建てのバスは、路線数も多く様々な観光地へ簡単にアクセスできます。
タクシーを使う際は、ロンドン交通局認定のタクシーであり、ロンドンの道を隅々まで完璧に熟知している「ブラックキャブ」がおすすめです。
・変換プラグ
イギリスの電源プラグはBFタイプと呼ばれる角型3本のプラグです。日本のAタイプの電源プラグは使用できないため、日本から電化製品を持って行く場合は変換プラグが必要です。
電圧は240Vと日本より高くなっていますが、最近の電化製品は世界各国の電圧に対応した製品が多く、スマートフォンやカメラといった一般的な旅行で使う電化製品には基本的に変圧器は必要ありません。
渡航のための情報
・VISA
日本国籍保持者は、観光目的での6か月以内のイギリス滞在の場合、VISAは不要です。
※詳しくは英国ビザ移民局のサイトをご確認ください。
※時期によって追加で申請が必要になることがありますので、渡航前に必ず最新の必要手続きをご確認ください。
・持ち物
フード付きの上着 - イギリスの天気は変わりやすく、1日の中で何度も雨が降ったりやんだりを繰り返します。傘をさすほどではない霧雨のような雨が多く、風も強いため、折り畳み傘よりもフード付きの上着があると便利です。
セキュリティポーチ - 観光客の集まる場所や駅構内、電車の中などでは、スリや置き引きが日常茶飯事。パスポートやクレジットカードなどの貴重品は、洋服の下につけられる薄いセキュリティポーチに入れて持ち歩くと安心です。
歯ブラシ等のアメニティ - アジア方面を除き海外のホテルには、歯ブラシ、パジャマ、スリッパといったアメニティは滅多に置いてありませんので、日本から持っていくようにしましょう。
・その他注意事項 鼻をすすることについて
イギリスを初め、欧米の国では鼻をすするのは下品な行為とみなされます。ズルズルと鼻をすする音に不快感を感じる方も多いため、鼻水が出てしまったらすぐにハンカチやティッシュでかみましょう。人前で鼻をかむことは問題ありません。
まとめ
いかがでしたか?
基本情報を前もっておさえ、持ち物や服装、旅行計画に少しでもお役立ていただけると幸いです。
皆さんのイギリス旅行の参考になりますように。