質問
現在、幼稚園の子どもがいるのですが、子どものおもちゃがどんどん増えてきて、リビングがいつもおもちゃで散らかっています。さらにこの先、小学生になると、次第に子どもの遊ぶものも変わっていくと思いますが、どのように収納すればいいのでしょうか?おもちゃの収納方法について教えてください。
回答
お子さんの成長にあわせて、おもちゃの収納方法を変えていきましょう。
おもちゃは、お子さんの年齢とともに変わっていきますよね。
そのため、収納もそれにあわせて変えていく必要があります。
赤ちゃん、幼児、小学生と年代別のおもちゃの収納方法を考えてみましょう。
赤ちゃんのおもちゃは、ざっくり大箱で一括収納
赤ちゃんのおもちゃは、大きくてカラフルなものが多いですよね。
リビングにたくさんのおもちゃを出したままにしておくと、ごちゃごちゃして見えますし、誤って踏んでしまったりして危険です。
赤ちゃんはおもちゃの遊び方に、まだ具体性がないので、分類は意識せずにざっくりまとめて収納しましょう。
赤ちゃんのおもちゃは、軽い収納ボックスへ!
衣類用の大きな籐(ラタン)のバスケットやガーデニング用のシリコンバケツは、インテリア性もあり、おもちゃをざっくり収納することができます。シリコンバケツはカラフルな色からシックな色までそろっているため、お部屋の雰囲気で選べるため人気があります。また、収納ボックス自体が軽いので、赤ちゃんがぶつかっても安心です。
赤ちゃんの場合は、重たい収納ボックス自体やボックスの角などが、思わぬ事故につながる可能性があるので、注意しましょう。
大きなボックスなどにまとめる収納でしたら、簡単におもちゃを片づけることができます。一日に一度はおもちゃをすべて片づけて、リビングをすっきりさせましょう。
興味がなくなったおもちゃは、ほかの場所へ保管
おもちゃの収納ボックスがいっぱいになったら、赤ちゃんの興味がなくなったおもちゃを選別して、ほかの場所へ保管しましょう。たくさんのおもちゃをまとめて収納するよりも、赤ちゃんの興味を見きわめて、保管場所を変えることも、すっきりした収納をするコツです。
赤ちゃんの絵本はまとめて収納
また、赤ちゃんの絵本は、硬くて丈夫なものが多く、サイズもさまざまですね。絵本は、無理に本棚に戻さず、四角いボックスなどにまとめておくようにしましょう。
幼児期は、ジャンルごとに分類して収納
幼児期になると、電車おもちゃ、お人形セット、ゲームなど…遊ぶおもちゃの数もジャンルも増えてきます。この時期は、お子さんと一緒に、おもちゃの分類をしていくようにしましょう。
シールを活用して、分類収納!
おもちゃをジャンルごとに分類したら、分類した収納ボックスに、イラストシールなどを貼っていきます。このように分類するためのシールを貼ることで、お子さん自身が、どこにどのおもちゃが収納されているかを、一目でわかるようになります。
おもちゃを戻す場所がわかれば、お子さんも片付けがしやすくなり、徐々に片づけの習慣をつけていくことが可能になります。片づけを覚えることで、リビングもすっきりした状態を保つことができます。
かわいいシールで、お子さんの片づけようとする心を育みましょう。
分類シールを作成するのは、ちょっとひと手間かかりますが、おもちゃの収納にとても役立ちます。シールにイラストや文字を書くのが苦手という場合は、パソコンを活用してみてください。最近では、かわいいシールを作るアプリやお名前シール作成ソフトなども販売されています。インテリア性や、遊び心を感じるシールを、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。
シールの色で分けるというのも効果的です。
文字が読めない年齢のお子さんは、色やイラストで分類をイメージしています。お人形は赤色シール、電車は青色シールのある箱に、というだけでも十分に分類意識を持つことができます。
幼児期のおもちゃの収納ボックス選びとは?
幼児期のおもちゃの収納には、スチール製の棚ラックやカラーボックスがおすすめです。
ポイントはお子さんの目線の高さに気を配ること。おもちゃがどこにあるのか、一目みてわかるように収納すれば、使うときもすぐに取り出せます。
リビングなど見える場所に置いて、すっきりと見せたいのであれば、収納箱の色を統一するのがおすすめです。バスケット素材や、モノトーンなどで統一すると、色のごちゃつきを抑えられます。
収納場所はお子さんの目線をベースに
収納場所は、ベッドの下や押し入れの下段など、お子さんにとって出し入れのしやすい低い位置が良いでしょう。キャスター付きのプラスティックケースなどに収納すると、自分でおもちゃを取り出すことができます。
また、幼児期に増えてくる折り紙や、お絵かきセットは、お道具箱に収納しましょう。 紙類は、書類用の箱でまとめるのが便利です。しっかりしたお菓子の空き箱を活用してもいいですね。サイズはA4以上がラクに入るものを準備してあげてください。
幼児期の絵本の収納
絵本の形状は大人の本と違って、じつにさまざま。本棚の規格に合わないサイズの絵本もたくさんあります。絵本は、カラーボックスで一か所に集めるとよいでしょう。ただ、A4縦型サイズの絵本が入らないカラーボックスがあるため、購入するときはサイズの確認をしてください。
小学生は、学用品とおもちゃの区別をして収納
小学生になったら、自分でおもちゃを管理して収納できるようになります。
とは言え、そのおもちゃが必要か不要かを見きわめる年齢は、もう少し先になる場合も。もう遊ばなくなった赤ちゃん・幼児時代のおもちゃを捨てないで欲しいという小学生は、意外に少なくありません。
興味がなくなりあまり遊んでいないおもちゃは、一度、段ボールなどにまとめて他の場所へ保管しておきます。半年ごと、一年ごとなどに、何度か開封してお子さんと一緒に、必要か不要かを決めていきましょう。
小学生時代に身近に置くおもちゃは、愛用しているものに限定しましょう。
小学校に入ると、学用品や習いごとなど、持ち物が増えていきます。学用品とおもちゃは、しっかり区別して収納しましょう。
お子さんにとって、おもちゃはとても大事なものですが、成長によって遊ぶものも遊び方も変化していきます。お子さんの年齢にあわせて、おもちゃの収納方法も変えていき、整理整頓されたお部屋を目指してくださいね。