ドイツの収納スタイル
私が子供時代の7年半と大学時代の一年間を過ごしたドイツは、環境への配慮が徹底した国として有名です。日本でもロハスな暮らしが注目されてきた中、洗剤をはじめとする様々なドイツ製のエコ商品を見かける事が多くなってきましたね。
そんなドイツ人の生活スタイルといえば、とにかく「買わない」事。 ドイツでよく耳にする「teuer(トイヤー)」という言葉は「(値段が)高い」という意味なのですが、主婦はもちろん、大学生でも世界的企業の役員でも買い物時には口癖のように使います。
昔は「この程度の金額なのにケチだなあ。」と思っていた事もありましたが、これは自分の価値基準が非常にはっきりしている事の表れ。その代わり納得した物には大胆にお金を出し、買った後も丁寧に手入れしながら長く使います。
モノが増えにくい環境
ちなみにドイツには「閉店法」があるため、観光客対象のお店以外は日曜と祝日は百貨店でもお休み。平日も18時か遅くても20時まで、24時間営業のコンビニエンスストアもありません。週末の彼らの過ごし方は、山や森へのハイキングに近所のカフェや自宅での友人との交流、美術館や公園の散策など、自然や人との交流を楽しむものが多く、買い物が「レジャー」になりにくい環境といえるでしょう。
ドイツの「物の増えにくい」ライフスタイル、私達にも参考にできる点がありそうですね。