トラブル解決術

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海外旅行中にストライキに遭遇した場合の対処方法とは?

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新婚旅行でヨーロッパに行った時に、帰りの飛行機がストライキで遅れてしまいました。翌日から仕事があったので、冷や冷やしましたが、なんとか間に合うことができました。海外ではこういったストライキが度々起こると聞いたことがあるのですが、どのように対処したらいいのでしょうか?事前にわかったりとかするのでしょうか?

ストライキは直前にならないとわかりません。交通代替を手配した場合は自費です。

海外旅行先で、交通機関がストライキによりストップしてしまうケースでは、その情報のほとんどが直前にならないと入ってこないのが通例で、他社便など代替輸送の予約手配や支払いをした場合は自費扱いになります。ただし、払い戻しには応じてくれるはずです。そのためにも、まずは空港や駅カウンターへ向かうことになります。


特に航空会社や鉄道など国境をまたぐ運輸機関の場合、再開しても、しばらくはダイヤが乱れて多くの人が空港や駅に足止めをくい、溢れ返ることになるでしょう。営業が再開されるまで、空港などで搭乗の順番を待つことは覚悟しなくてはなりません。身の回りの品に気をつけて、アナウンスには耳を傾けるようにしましょう。


ストライキが決行されるかどうかは、確かに直前にならないとわかりませんが、発表後であっても事前にストが回避されることもあります。第一報が流れても慌てずに、いつもよりも早めに空港や駅へ向かうようにします。また、航空会社の現地事務所へ、搭乗予定の前日ないしは48時間前にリコンファームの電話をかけるのもよいでしょう。場合によっては状況を説明してもらうことができます。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

筆者の写真

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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