トラブル解決術

  • ジャパンダのデータ研究所

新幹線や特急列車の車内で忘れ物を発見した時の対処方法とは?

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先日、特急列車を降りる際に、携帯電話の忘れ物を発見しました。ちょうど私も降りる時だったので、そのままにしてしまったのですが、新幹線や特急列車など長距離列車の車内で忘れ物を見つけた時には、どのように対処すればいいのでしょうか?また、不審物を発見した時の対処方法も教えてください。

拾得物は乗務員へ。中身がわからない不審物は触らずに乗務員か駅係員へ。

■電車内で忘れ物を見つけた場合は早めに乗務員へ

新幹線や特急列車の車内で忘れ物を見つけた時、運行中であればアナウンスで持ち主に呼びかけることができるので、早めに乗務員へ届け出てあげるようにしましょう。座席における忘れ物は、座席番号や車両番号から持ち主との照合がしやすいので、乗務員に伝えて座席で確認、拾得してもらうようにするとよいでしょう。


拾得物の持ち主への受け渡しは、鉄道会社の社内規定に則り行われます。持ち主と名乗り出た人へ受け渡す際の本人確認や照合の方法が規定されているので、乗務員の指示に従いましょう。


終着駅で、降車時に忘れ物を見つけた場合、乗務員が近くにいなければ駅係員か清掃係員にひと言、伝えてあげるとよいでしょう。忘れ物に気づいて急いで戻ってくる人がいるからです。網棚や座席など位置が確認できるものは、動かさないようにして早めに駅係員に伝えてあげるようにします。また、車内ではなく、駅構内で拾得した物は、拾った場所を具体的に伝えて駅係員に渡すようにします。


■不審物には手を触れずに

紙袋や鞄類など、中身がわからない不審物は、触らずに、その場から動かさずに、直ちに乗務員か駅係員に知らせるようにします。テロなどを防止するために、近年ではゴミ箱も内容物が可視化されたものが設置されるようになりました。持ち主がわからない荷物があったら、触らず、その場から動かさずに、乗務員や駅係員に置いてある場所を伝えるようします。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

筆者の写真

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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