トラブル解決術

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ドライマーク付き衣類を洗濯する時の注意点とは?

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先日、ドライマーク表示が付いた衣類を家庭用洗濯機で洗ってしまいました。ドライマーク表示の衣類を洗濯してしまった時の対処方法、また、家庭でのドライマーク表示付き衣類の正しい洗濯方法もあわせて教えて下さい。

洗濯絵表示の意味を知って、ドライマーク衣類も正しく洗いましょう。

●洗濯表示の意味を知ろう

衣類の裏側についているタグには、素材や加工、洗濯方法など、その衣類を取り扱う上での注意点が記載されています。洗濯をする前には必ずそのタグを確認し、特に洗濯絵表示の意味をしっかり読み取りましょう。


洗濯絵表示は「○○しかできない」と誤解されることがありますが、そうではなく、「○○することができる」という意味です。例えば、「ドライ」マークがついていたら、ドライクリーニングしかできないという意味ではなく、ドライクリーニングをすることができるという意味です。そこに「洗濯機洗い」のマークもついていれば、洗濯機で洗っても問題ありません。


洗濯絵表示を見ると、その衣類を洗濯するのに適した液温や水流の強さ、使用すべき洗剤、洗濯ネットを使用すべきかなど、衣類を適切に扱うための注意点が書かれています。これらをしっかりと読み取り、守ることで、大切な衣類を長くていねいに着ることができます。


●ドライマーク表示衣類のための手洗いのコツ

自宅で洗濯できるかどうかを判断する時に注目したいのが「水洗い」マークです。これに×がついていると、濡らすことができません。自宅では洗濯せずに、クリーニング店にお願いした方がいいでしょう。


「ドライ」マークとともに「手洗い」マークがついている衣類は、取扱いに繊細さが求められるものが多いです。最近は洗濯機でも「ドライコース」「手洗いコース」といった設定があり、優しい水流と弱い脱水で洗うことが可能ですが、手洗いよりは無理な力が加わりやすいので、大切な衣類ほど手で洗った方が安心です。


衣類を手洗いする時は、汚れやシミなどのある部分を外側にして畳み、洗濯ネットに入れます。洗面器などに水を入れ、指定量の中性洗剤を溶かし、ネットごと洗濯物を入れ、押し洗いをします。ここでこすったり、揉んだりすると、衣類が傷むことがあるので、優しく両手で沈めて浮かすという動作を20回程度繰り返しましょう。


その後、洗面器の水を替えて、押し洗いしながら2~3回すすぎ、最後のすすぎでは柔軟剤を加えましょう。洗剤がしっかり落ちたら、脱水をし、形をととのえて干して下さい。


暮らしのコラムニスト 河野真希

筆者の写真

暮らしの中の“困った”を解決するお手伝いをします。

WEBや雑誌等を通じて、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案しています。暮らしの中で突然起こるトラブルをすばやく的確に解決して、毎日を安全・安心に過ごしましょう。

【URL】 河野真希オフィシャルサイト http://kawano-maki.net/
【メディア】 「MEN'S NON-NO 」(集英社)、「女性セブン」(小学館)、「月刊SPA」(扶桑社)、日本経済新聞、朝日新聞、「ズームイン!!SUPER」 (日本テレビ)出演など多数。
【著書】 「ひとり暮らしの季節ごよみ」(祥伝社)
【監修】 「はじめよう!気持ちのいい暮らし」(PHP研究所)、「これで解決!ひとり暮らしのQ&A」(主婦の友社)他

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