フローリングにキズを付けてしまった時の対処方法とは?
先日、掃除機を落としてしまい、フローリングにキズが付いてしまいました。
目立たなくするような応急処置はありますか?
床の色に合ったフローリング補修剤を使ってみましょう
●ワックスを塗り直す
ワックスや表面の塗装が剥げただけなら、その部分だけもう一度塗り直しておきましょう。フローリングそのものが傷ついているわけではなくても、そのままにしておくと、剥げた部分が広がったり、傷が深くなってしまうことがありますので、すぐの対処がおすすめです。
●アイロンをあててみる
フローリングのへこみの場合、濡れた雑巾をあてて、その上からアイロンをあてると、温度でフローリング材が膨張し、目立たなくなることがあります。ただし、この方法はすべてのフローリングに対応できるわけではなく、特に天然材のものだと効果が高いようです。あまり熱を加え過ぎると、フローリングの傷みを招くことがありますので、短時間あてて戻らないようなら、次の方法に移ってください。
●フローリング補修剤を使う
フローリングまでキズついてしまっても、それがごく浅い場合は、クレヨンタイプの補修剤を使います。
キズになった部分に沿って塗るだけでも目立ちにくくなります。一方、キズが深かったり、面積が広いときは、パテタイプの補修剤の方が使いやすいです。
フローリングの補修をするときには、まずキズの周辺のでっぱりを平らにするため、スプーンなどを使ってならし、できるだけ平らにします。そのあと、床の色に近い補修剤でキズを埋め、はみ出したり、出っ張ってしまった部分をヘラなどで削り取ります。深いキズの場合は、フローリングと補修剤をドライヤーやアイロンで温め、柔らかくしてから埋め込みます。
補修剤は、ホームセンターや100円ショップでも購入できます。色の選び方は、床よりもやや濃いめがおすすめです。白浮きせず、床の色に馴染みます。ちょうど良い色が見つからなければ、2色以上用意して混ぜると、近い色を作れることがあります。また、フローリングに木目があるときは、手書きで模様を書き込める筆ペンタイプも用意すると、より目立ちにくくすることができます。購入時には床の色や模様に合わせられるように、写真を撮っておくと、失敗しにくいですよ。
暮らしのコラムニスト 河野真希
暮らしの中の“困った”を解決するお手伝いをします。
WEBや雑誌等を通じて、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案しています。暮らしの中で突然起こるトラブルをすばやく的確に解決して、毎日を安全・安心に過ごしましょう。
【URL】 | 河野真希オフィシャルサイト http://kawano-maki.net/ |
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【メディア】 | 「MEN'S NON-NO 」(集英社)、「女性セブン」(小学館)、「月刊SPA」(扶桑社)、日本経済新聞、朝日新聞、「ズームイン!!SUPER」 (日本テレビ)出演など多数。 |
【著書】 | 「ひとり暮らしの季節ごよみ」(祥伝社) |
【監修】 | 「はじめよう!気持ちのいい暮らし」(PHP研究所)、「これで解決!ひとり暮らしのQ&A」(主婦の友社)他 |
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