蜂に刺された時の対処方法とは?
夏休みに家族で、キャンプに行く予定です。先日、アウトドア中に友人が蜂に刺されたと言っていたのですが、キャンプやアウトドアを楽しんでいる時に蜂に刺された場合、どういった対処方法があるのでしょうか?
野外では石や朽ち木の下、藪の中などに手をいれないようにしましょう。
人間に害を及ぼす可能性のある動植物については、生息地域特有の情報を集めて検討する必要があります。
■徴候・症状
蜂(スズメバチ、ミツバチ、アシナガバチ)、蛾や蛾の幼虫、ムカデ、クモ、アブ、ブヨ、毛虫などにも注意をしましょう。特に気をつけたいのは、スズメバチに刺されたときです。激しく傷み刺されたか所が大きく腫れ、重傷の場合は呼吸困難や頭痛、嘔吐、発熱、下痢などがみられ、アレルギー性ショック(アナフィラキシー)症状で死亡することもあります。
■応急手当
1. 毒針や毒毛(毛虫などの場合)が残っていたら、毛抜きなどでそっと抜くか、粘着テープなどで剥がし取る。
2. 刺された箇所の周囲を押して毒液を絞り出しながら、水道水などでよく洗い流します。
3. 洗った後に、虫さされの薬を塗る。
4. 刺されたか所を冷やす
5. ショック症状が出たり、具合が悪くなったときは、急いで救急車を頼むか医師に診せましょう。
※ 洗浄・冷却には水道水が適していますが、周囲にない場合はミネラルウォーター、麦茶など刺激の少ない飲み物。川の水などは二次感染の危険がありますので冷却などには使用しない方が良いでしょう。
■虫さされの予防
1. 防虫スプレーを塗る(肌と衣服にも忘れないようにスプレーします)
2. 肌の露出を極力少なくする
3. ハチの巣に近づかない
4. ハチが攻撃態勢のときには、背を低くしてゆっくり離れる
5. 野外では石や朽ち木の下、藪の中などに手をいれない
■応急手当の目的
今回は、誰でも簡単に身につけられる応急手当をご紹介いたしました。応急手当(ファーストエイド)とは、怪我や急病のときそれ以上「悪化させない」ように「苦痛を軽減」して、なるべく早く医師の手当てを受けさせることを目的としています。
ファーストエイド・インストラクター 鹿口恵子
突然のケガなどに、誰でもできる応急処置をご案内します。
突然のケガや急病の時に、「それ以上悪化させない」、また「苦痛を軽減」するために応急処置をご紹介していきます。日ごろから応急処置の方法を知っておくことで、突然の事故でも正しい対応が可能になります。
【資格】 | 財団法人日本交通安全普及協会チャイルドシート認定指導員。 東京都消防庁認定 応急手当普及員。 モータースポーツ・ライフセービング機構「ドライバー&子供の応急手当」インストラクター。 NPOキッズデザイン協議会会員。日本交通医学工学研究会会員。 |
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