車酔いをしてしまった時の対処方法とは?
冬休みに車でスキーに旅行に行く予定を立てています。私は乗り物に弱く、よく酔って気分が悪くなってしまいます。今回のような長時間の乗車はとても不安です。車酔いを防ぐ方法や、もし実際になった時の対処方法などがありましたら、教えてください。
事前に酔い止め薬を飲んでおくことが大切です
空腹、食べ過ぎ、睡眠不足、車の臭い、急激なスピードの変化など車酔いの原因は人それぞれですが『車酔いするのではないか』といった不安感も大きな要因となります。
ドライバーは、急激な加速・減速を避け一定のスピードで走行するよう気配りをしてあげてください。自動車の振動やスピードの変化、体の揺れは内耳の器官で調整され平衡感覚を保つために、それらの情報が脳から眼球に伝えられ、眼球も頭の位置と協調して動くように指示されます。ところが過度な揺れやスピードの変化に対応できず頭と眼からの位置情報がずれることにより車酔いが生じます。
また車内でタバコを吸うと、その臭いで気分が悪くなることがあります。小さなお子さんがいる方は禁煙を心がけてください。遠くの景色や前方を見るようにして、自動車の動きを予測しながらカーブに合わせて体を傾けるなど自動車の動きと一致させるようにし、また頭はあまり動かさないようにして視線を平行に保つようにします。特に加速、減速時には手元を見ていると酔いやすくなります、車内での読書やゲームは避け会話などで楽しみましょう。
それでも車酔いが心配な方におすすめの対処方法をご紹介します。
1)乗る前に「酔い止めの薬」を飲んでおきましょう。酔ってからではあまり効果がありません。説明書を読み効果的なタイミングで服用しましょう。薬を服用した安心感も効果的です。
2)ガソリンや車の臭い等が苦手な方は、好きなアロマを使用するのも良いでしょう。
3)気分が悪くなったら体を締めつけている衣服を緩め(シートベルトは外さないこと)外の環境が良ければ窓を開け風に当たるか、出来るだけ自動車を止めて新鮮な空気を吸いましょう。
4)吐き気が収まったら冷たい飲み物を少しずつ飲み、落ち着くまで出発を待つ余裕のあるお出かけを。
ファーストエイド・インストラクター 鹿口恵子
突然のケガなどに、誰でもできる応急処置をご案内します。
突然のケガや急病の時に、「それ以上悪化させない」、また「苦痛を軽減」するために応急処置をご紹介していきます。日ごろから応急処置の方法を知っておくことで、突然の事故でも正しい対応が可能になります。
【資格】 | 財団法人日本交通安全普及協会チャイルドシート認定指導員。 東京都消防庁認定 応急手当普及員。 モータースポーツ・ライフセービング機構「ドライバー&子供の応急手当」インストラクター。 NPOキッズデザイン協議会会員。日本交通医学工学研究会会員。 |
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