自転車で歩行者にぶつかってしまった時の対処方法とは?
先日、近所を自転車で走行している時、曲がり角で歩行者とぶつかりそうになりました。急ブレーキをかけたため、衝突は免れましたが、危うく自転車事故になるところでした。私自身も運転に注意する必要はあると思いますが、もし万が一、歩行者と自転車がぶつかってしまった場合は、どのような対処をすればよいのでしょうか?
慌てずに事故処理を行いましょう
自転車の事故であっても、高額な損害賠償額を請求される判決が続いています。当て逃げをすると罪が重くなりますので自転車だからと決して軽く考えず、きちんと事故処理をしてください。
1)通行の邪魔にならないよう、まずは安全な場所に自転車を停めます。
2)次に負傷者の救助です。相手に意識があるかないか確認します。
意識がない場合はAEDなどの処置が必要かも知れません。
3)相手の意識が確認できたら、自転車の事故であっても警察(110番)に連絡し(相手が怪我をしてい
る時は救急車を優先)、事故の調書を作成してもらいます。保険会社にも連絡をしましょう。
<電話の掛け方>あいまいなことを言わずに事実を具体的に説明しましょう。
【いつ・どこで?】 事故の時間と場所
【どのように?】 事故の状況
【誰が・何を?】 死傷者・損傷物の有無
【どうなった?】 怪我の程度や損傷状況
4)もし相手が怪我をしている場合は、本人が平気だと言っても必ず医療機関の確認が必要です。
5)相手から何らかの請求を受けた場合でもその場で示談はせず、必ず「保険会社と相談した上で、
後ほどご連絡します」と伝え、連絡先を伺うようにしましょう.
6)事故を起こしてしまった後は悔やんでも始まらないので落ち着いて迅速に対処しましょう。
自転車ツーキニスト 内海潤
交通ルールをしっかり守って、安全で楽しい自転車ライフを。
自転車はエコで健康的な乗り物です。手軽な反面、そのルールがあまり知られていないという事実もあります。正しい交通ルールを知って、安全な健康的な自転車ライフを送りましょう。
【URL】 | TOKYOツーキニスト http://tokyo-tookinist.com/ |
---|---|
【経歴】 | NPO法人 自転車活用推進研究会 理事、 練馬区自転車駐車対策協議会 委員 |
【メディア】 | TBS「はなまるマーケット」、フジテレビ「スーパーニュース」、 テレビ朝日「ワイド!スクランブル」などテレビ出演多数。 |
※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。