水道代の節約術4 夏に水道代を節約する方法とは
光熱費や家計の見直しをしているなかで、水道代の節約をしたいと思っています。特に夏場はシャワーを使う回数も多くなり、どうしても水道料金がかかってしまっています。夏に水道代を節約する方法について教えてください。
家族で協力すると節約効果が高い、夏の節水。
■夏の水道代節約のポイントはお風呂とトイレ
東京都水道局が平成24年度に行った「一般家庭水使用目的別実態調査」によると、家庭における水の使われ方は1位がお風呂で40%、2位がトイレで22%となっています。お風呂とトイレが家庭で使う水の半分以上をしめるため、節水をするならばこの2か所で工夫をすると良さそうです。
出典:東京都水道局
(https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/
shiyou/jouzu.html)(最終確認日:2016年5月11日)
■お風呂の節水はシャワー時間の短縮がポイント
節水は家族の人数が多いと効果も高いです。例えば、一般的な浴槽1杯分は、シャワーを16分で流れる水量と同じというデータがあります。浴槽のお湯が温かいうちに家族が続けて入浴すれば、温めなおすためのガス代も抑えられますし、体が温まっていればシャワーの時間を短縮しやすくなります。シャワー時間を1分短縮できた場合、年間で節約できる金額は約1,000円。家族5人みんなが1分間シャワー時間を短くすると約5,000円の効果があります。
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト
(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_
new/saving/general/howto/bathtoilet/index.html)
(最終確認日:2016年5月11日)
お風呂のシャワーヘッドを換える方法も有効です。節水効果を期待できるシャワーヘッドもあります。使う水の量が減ると温めるためのガス代も減るため、結果的に年間2万円や3万円の節約になるという試算もあります。
現時点で使っているシャワーヘッドや、これから購入するシャワーヘッドの本体価格、水圧などの使用感などを比較してみるのもよいでしょう。
■トイレは節水機能の高い製品を選びましょう
トイレについては、古いタイプのものだと「大」と「小」の差が1回あたり2リットル程度ある場合もあります。用途に応じた使い分けをすると節水につながる場合もありますね。また、最近のトイレは節水機能が進化しています。昔は13リットルが主流でしたが、現在のトイレは大でも小でも5リットルをきる商品もあります。新しい便座に入れ替えることで大きく水道代を節約できる可能性もあります。
日常的に使う水道は、家族一緒にがんばれる方法で節約できると続けやすいですね。みんなができそうな方法を話し合ってみるのも良いかもしれません。
ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢
身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。
「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。
【URL】 | 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/ |
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【メディア】 | 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など |
【著書】 | 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社) |
【資格】 | 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者 |
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